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嵐のような躁転と突然の電池切れ。
今日はスッキリとしたお天気で暑いながらも
爽やかな伊豆高原でした。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は目まぐるしい変化に翻弄された一週間でした。
先週の日曜から数日間、父は激しい躁状態に突入しました。
特に日曜~月曜の2日間は大興奮。
兎に角寝ないのです。
夜中でも構わず30分おきに家族を呼んでは倒れるのを繰り返しました。
火曜日の午後、父が疲れ果ててうたた寝している隙に
母とおむつを買いに出かけました。
大急ぎで買い物を済ませ帰宅した私たちを待っていたのは
玄関の外で倒れ込み
「助けて下さい!!もう限界です!!」と大声で叫んでいる父でした。
慌てて抱き起して寝室へ連れて行き全身をチェック。
見たところ肘を少しすりむいているだけで
大きなケガはしておらずひとまず安心しました。
「どうして玄関先に?いつから倒れていたの?」と質問しても
「今から日展を見に行くから。外にお地蔵さんが沢山いる!!」と
訳の分からない事を口走るだけ。
矢継ぎ早に姉を呼んだり、母の弟の名前を呼んだりと
父の心は完全に愛知で暮らしていた頃に戻っているようでした。
あぁ、いよいよ徘徊と妄想が始まったか。。。
一抹の不安が瞬く間に心に広がっていきます。
この状態が長く続くようだったら結構大変かも。
ケアマネさんに相談する事も視野に入れておこうと母と話し合いました。
その後の父はというと、
徘徊&妄想炸裂事件の直後から急激にクールダウン。
どうやら電池が切れたようです。
今では定時に就寝し、入浴・食事・会話も
普通に落ち着いて出来るようになりました。
ただ排泄は上手くタイミングが合わないので
おむつと防水シーツは手放せません。
それにしても全く足腰が立たなかった人が2日後には
杖も使わず階段を降り、一人で玄関先まで歩いて来るなんて!!
倒れても少し介助しただけで足腰にしっかり力が入り
歩きが軽やかで驚きました。
とても同一人物とは思えない身のこなしです。
躁状態のポテンシャルは本当にすごい。
父は足腰に障害があるから徘徊は有り得無いと思っていたのですが
そうでもなさそうです。
本当に人体とは不思議なことだらけです。