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ドイツ製万年筆カヴェコに合うインク探しと、ハガキに使うインク探し-1

万年筆は20年ほど前から使い始め、本格的に集めはじめたのは
30歳にはいってから。
沼ったきっかけはパイロットのキャップレスデシモの限定「すずらん」と「さくら」からです。

色彩雫などインク瓶も揃えて日記を書いていました。

いままでいろんなメーカーの万年筆を使ってみましたが
最近はカヴェコにハマっています。
プラチナ万年筆のスリップシールドは何年も手放せなかったのですが、
セーラーのサインペンのような書きごごちが楽しくなり、
その後たまたま一目惚れしたカヴェコが想像以上に可愛いし使いやすくて
それに合うインクを探すことにしました。


🔸自宅にあるインクの一例。他にもアッカーマンやカヴェコ等あります🔸

基本的に、万年筆は手紙や日記に使うことが多いので、
現在はほとんどカラーインクはつかわず、
ブルーブラックまたはブラックインクが主になってきています。
たまに気分転換んでつけペンでカラーを楽しんでいる感じです。

なので、今回ハガキの宛名書きの耐水性を検証した際は
BBもしくはブラックを使ってみています。

耐水性の調査はたくさん実験された方がおおく
ネットにも情報がたくさんあるので
ここで改めて私が言うまでもないのですが

実際にハガキに書いたらどうなのだろう?
文字をたくさん(住所)書いたらどうなるだろう?と思ったので

私もインク初心者の頃っていろんな情報がほしかったし、
そのひとつになればと思います。


条件1:ハガキの表面に書く(東京タワーをモデル※郵便番号は適当・御中にせず様で)

条件2:1日以上経ってから水でざっと濡らす(雨を想定)

注意:字が汚いのはご了承ください・・・



検証1:カヴェコ ミッドナイトブルー

Kawecoは、ハインリッヒ・コッホ(Koch)と、ルドルフ・ウェバー(Weber)により、1883年にドイツのハイデルベルグで創業され、二人の名前からKawecoと名付けられました。1909年に画期的な技術を取り入れた、安全繰り出し式のセーフティ万年筆を発売したことでも知られています。

また、1930年代に発売された「Kaweco Sport」は、1972年のミュンヘン・オリンピック開催の際に公式ペンとしても認定されました。「Kaweco Sport」はクラシックなイメージの中に、機能性、携帯性を兼ね備えた製品となっております。

1976年にKawecoは一旦その幕を閉じましたが、1994年にドイツ・ニュールンベルグのグットバレット社により復刻されました。
その後、当時の面影を残した数多くのペンが復刻されています。

(上記リンクより一部抜粋)

カヴェコミッドナイトブルー
紺色に近いブルーブラックです。


水をかけてすぐ
1日経ちました

結果は見ての通りです。
色の違いで書いた色彩雫の月夜のほうが字を保っていました。



検証2:ペリカン4001ブルーブラック

ペリカンは精巧なペン先に完璧なインクフローと、万年筆業界でも屈指の技術力で絶大的な信頼を寄せられる、ドイツの老舗筆記具メーカーです。

1838年に宮廷画家を父にもつ科学者カール・ホーネマンが創業。1929年より万年筆の販売を開始。 その当時開発された万年筆はメカニズム部分の誤差が100分の1ミリとヨーロッパの中でも抜きんでた精密性を誇ったといわれています。

(私が万年筆に沼ったきっかけとなった伊東屋さんのHPより一部抜粋させていただきました)



カヴェコミッドナイトブルーより少しだけ青みがあります


水をかけてすぐです


1日経過後

読めなくはないですが、流れます。数日雨さえ降らないと確実な日には
書けるかもしれないです。



検証3:セーラー 青墨(せいぼく)

2022年に新工場棟が増設された広島生まれの世界で愛されるセーラー!
広島って、あの百円ショップダイソーも生まれているし実はすごい県ではないかと思っています!


せいぼくです。✖️あおずみ
個人的には青寄りのBBだと思いますが、墨というだけあってくすんだ色です。


水をかけてすぐです。


1日経ちました

水をかけてすぐは流れるのですが、表面の青色が流れ出ているような
そんな感じでした。
1日経つと、墨のような色が残るという感じ。


検証4:セーラー 蒼墨(そうぼく)



青墨の青をとった感じの色です。



水をかけてすぐです


1日経ちました

これは意外でした!!
水をかけてすぐでも流れなくて、1日経ったらちょっとだけ色が薄くなったかな?程度です。

やはり青墨の表面の青が流れたら蒼角になるのかな・・・


検証5:パイロット ブラック(カートリッジ)


水をかけてすぐです


1日経ちました

わかってはいましたが・・・こうなります。
割と赤色が流れているように見えます。


検証6:セーラー 極黒(きわぐろ)


マジックでかいたような黒です


水を濡らした直後


1日経ちました

セーラー極黒か?プラチナカーボンか?とよく言われる耐水性インク。
個人的には極黒はちょっと光沢があり、乾きやすさからもプラチナカーボンが好きなのですが、これは好みかなと思います。
マジックで書いたようなのが極黒。
サインペンで書いたようなのがプラチナカーボンのイメージです。(個人的に)

極黒は水で流したすぐは少し流れ出ていますが
1日経つと綺麗に乾いてわかりません。


検証7:プラチナカーボン

これぞ黒!滲む心配・乾かす心配がない!!
はじめてスリップシールド万年筆を使った時の感動〜

水を流してすぐ
1日経過

予想通りとはいえ、この瞬間は感動します。
さすがプラチナカーボン。
これは細字でかいてみました。
水を流した直後も全く流れず、1日経ったら濡れたことすら
無かったことにしてくれます。

乾きも早いので、一時期プラチナカーボンばかり使っていました。


検証8:プラチナ ブルーブラック


水を濡らした直後
1日たちました

さすがプラチナ。BBでも流れにくいです。
直後は少し流れますが1日たったらわかりません。
ただし、ちょっと色は薄くなります。

検証9:カヴェコ ロイヤルブルー


色味は一番好きなブルーです
とても綺麗なロイヤルブルー


水を濡らした直後
1日経ちました

色味は一番好きなんです。
とっても綺麗なロイヤルブルー。
小学校の先生が使っていたような鮮やかな深みのある青って感じ。
でも、結果は敗退です。



検証10:アッカーマン デルフトブルー

P.W.アッカーマンは、オランダのデン・ハーグで1910年に創業した文具店です。 
その品揃えと深い知識によりオランダ国内のみならず海外でも有名になり、2010年には王室御用達店となりました。 
2010年に100周年記念として150mlボトルのオリジナルインクを発売した所、そのユニークな形状が評判となり完売。 
しかし好評に応えて、初回と同じ31色を60mlの小型ボトルで販売継続する運びとなりました。 
  
多くがオランダ、デン・ハーグに因んで命名されている首長のインクボトルには、ラムネ瓶の様にガラス玉が入っており、上部にインクを溜められる仕組みになっています。 
瓶の底までペン先を沈める必要が無く、また少ないインク残量でも使い易い、実用的なデザインです。  
(下記伊東屋さんのリンクから一部抜粋させていただきました。伊東屋さんなら多くのアッカーマンインクが揃います!!ボトル並べておくだけでも可愛い・・・)

ロイヤルブルーよりも爽やかな青
水を濡らした直後


1日経ちました

今回の10インクの中で一番流れ出たアッカーマン。
ビー玉のラムネ瓶のような素敵なボトルインクなのですが
水には一番弱そうです。


〜結果発表〜

最近テレビでみた「KEKKAHAPPAER」といいたいところ笑

水に濡らした直後の全体

わかってはいたものの
やはりセーラー極黒・プラチナカーボン。
そして青系で使いたい時はセーラーの蒼墨がいいのではないか?という結果になりました。ペリカンも水に思ったより負けちゃうのはちょっと意外でした。


この3つは結構似た色(色の濃さのみって感じ)

事項--カヴェコにあうインクは・・・・?


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