時代が変われば、給料の定義も変わる
・従来は「労働力の対価」
・今後は「価値の対価」
・会社と社員が、相互に価値を提供し続けることが大切
というお話です。
※大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 6月4日放送より
■ 過去と未来の「給料」の定義
さて、給料の定義って、何でしょう?
悩む人もいれば、パッと答えられる人もいるでしょう。
従来の「給料」は、「労働力の対価」です。
そして、今後の「給料」は、「価値の対価」です。
今回は、その中身を説明します。
■ 従来は、労働力の対価
会社員の場合、会社で労働したぶん、給料がもらえます。
アルバイトの場合、8時間働けば、時給×8時間分の給料がもらえます。
非常にわかりやすく、労働力の対価だと言えます。
■ 仕事をしていない人もいた
一方、大規模な会社になると、実は何もしていない人がいます。
出社して、パソコンをつけてボーっとしている人。
「仕事をしている風」な人。
いわゆる窓際族よりもひどくて、本当に何もしません。
では、彼らにとって、「給料の定義」とは何でしょう?
労働をしていないので、労働力ではありません。
それは、「存在すること」への対価です。
その会社に所属して、存在することに給料が支払われているわけです。
だた、今の時代、この仕組みは限界をむかえています。
■ テレワークで浮き彫りになった各人の仕事量
新型コロナウイルスの影響で、急速にテレワーク化が進みました。
その影響で、「仕事をしていない人」が可視化されてきています。
全員が出社するときと比べ、テレワークでは、成果を出さないと仕事のアピールができないんですね。
そうなると、出社しているけど何もしない、「仕事をしている風」なふるまいは通用しなくなるわけです。
みんな、気づいてきます。
あいつ、何もしてなかったんだな。
会社も、気づいてきます。
■ 「労働力の対価」は時代に見合わない
ここでみなさんもお気づきの通り、実は社員の2~3割を削っても問題がない会社は、実際に存在します。
では、なぜ、そんな人たちが給料をもらえていたのか?
それは、会社には、「人を雇用する」という社会的使命があったからです。
でも、この時代において、「雇用するためにお金を払う」仕組みは、限界なわけです。それができたのは、高度経済成長期まで。
■ 今後の給料は、「価値の対価」
そして、今後の給料の定義は、「価値の対価」に移ります。
つまり、社員は会社に価値を与え、その対価として給料をもらうということです。
同じ労働をしていても、会社に与える価値によって、給料が変わってくるわけです。
■ 会社と社員が相互に価値を提供しないといけない
一方、もちろん会社も、社員に価値を与えないといけません。
そうでないと、優秀な社員が採用できなくなるからです。
それは給料以外の面で、例えば、
・副業していいよ
・会社を踏み台にして発信していいよ
とか
社員が「この会社にいて良かった」と思えるものを、与え続けなければなりません。
つまり、社員と会社、相互に価値を提供し続ける必要がある、ということです。
■ まとめ
さて今回は、
時代が変われば、給料の定義も変わる
・従来は「労働力の対価」
・今後は「価値の対価」
・会社と社員が、相互に価値を提供し続けることが大切
という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
じゃあね!
大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?