大河内の税理士試験突破法から見えた、本番に強い人間の作り方
・本番の強さは天性じゃない
・大切なのは、努力量と発揮力
・発揮力を磨くには、本番を模擬しろ
というお話です。
※大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 5月25日放送より
■ 本番の強さは、天性じゃない
さて、皆さんのまわりに、「本番にめっぽう強い人」っていませんか?
今回は、本番に強い人の作り方についてのお話です。
このnoteを読んで、実践してくれたらうれしいです。
■ 税理士試験は、勉強すれば受かる物ではない
かくいう僕も、本番に強い人間です。
僕が税理士試験を突破できた理由は、「本番に強いから」といっても過言ではありません。
税理士試験というのは、合格までに平均9年かかると言われています。しかし、僕はこれを4年で突破しました。
僕は働きながら勉強をしていましたが、ライバルの中には、働かずに勉強する人や学生もいるので、勉強量は当然負けるわけです。
ただ、税理士試験は年1回の試験なので、死ぬほど勉強しても、当日の調子が悪ければ当然落ちます。「100ある力が50しか出せない」なんてことは良くある話です。
つまり、全国模擬での成績優秀者が、そのまま税理士試験に受かるわけではありません。いつも成績上位だった人が、本番で結果を残せない。こんな事がよく起こるのが、一発の難関国家資格だと言われています。
では、なぜそんな事が起こるかというと、本番に弱いからです。
一発勝負の試験については、本番にちょっと強くなるだけで、合格率は跳ね上がるわけです。
■ 大切なのは、「発揮力」
ここまでの話で、勘のいい人はわかったでしょう。
本来、試験に臨む上で、やるべきことは2つあります。
一つは、勉強量です。
試験を受ける前には、みんなとにかく勉強しますよね。
でも、もう一つ必要な対策があります。
それは、本番に備える事です。
具体的に言うと、常に本番の環境を意識することです。つまり、試験の合格率を上げるために必要なのは、
勉強量 × 本番の発揮力
になります。
そして、発揮力側を鍛えている人は、ほどんどいません。
僕が税理士試験を受けたときには、発揮力側をとにかく磨きました。その結果、僕の3倍勉強しているライバル達に打ち勝ち、平均の約半分である4回で合格できたわけです。
■ 大河内薫流の発揮力の鍛え方
当時の僕は、3つの観点で発揮力を鍛えました。
・場所
・体調
・時間
まずは、場所。
税理士試験も試験である以上、受験する会場があります。僕は、それを事前にリサーチして、実際に行ってみました。
すると分かったのが、「机が小さい」こと。
僕は普段、大きな机で勉強をしたり、模試を受けたりしていたので、少し驚きましたね。ですので、その日以降は、普段より小さい机で過去問を解くわけです。
2つめは、体調。
当時の僕は、レッドブルをよく飲んでいて、よくお腹をくだしていました。なので、その相関関係をグラフに書き出すことにしました。何時に飲むと、何時にお腹を下すのか。
このデータをもとに、本番で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、調整したわけです。
最後は、時間。
税理士試験は、科目ごとに試験時間が決まっています。そして、それは試験の1年前から分かっています。
ですので、今年の試験が昼ならば、昼に最高のパフォーマンスができるよう、生活習慣を作りこみました。何時に寝て、何時に起きれば、いいパフォーマンスが出せるのか。
こんな感じで、とにかく自分の実力100ある内の、90以上が本番で出せるよう、発揮力を磨きました。
■ 一発勝負に臨むときは、発揮力を磨こう
試験と言うのは、こういう事をやるかやらないかで、合格率が全然違ってきます。なぜなら、ほとんどの人がこの発揮力を磨かないからですね。
これは本当に見落としがちで、「本番に強い人」というのは、天性ではなく、ここをひたすら磨いている人です。
スポーツ選手だってそうです。4年に一度のオリンピックで表彰台に上がるのは、努力量だけでなく、本番に強い自分を作り上げた人だと思います。
皆さんも、なにか一発勝負に臨む場合は、発揮力を磨いてみてください。
■ まとめ
さて今回は、
本番に強い人間の作り方
・本番の強さは天性じゃない
・大切なのは、努力量と発揮力
・発揮力を磨くには、本番を模擬しろ
という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
じゃあね!
大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n
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