moneについて
はじめまして。看護師のmoneと申します。私は12年以上の看護師経験を通じて、新人から中堅、夜勤専従、療養型、そして現在は派遣看護師として働いています。その中でさまざまな困難や喜びを経験し、自分なりの看護師としてのスタイルを築き上げてきました。
このnoteでは、私の経験を振り返りながら、「派遣でも信頼される看護師」になるための考え方や具体的なコツをお伝えしていきます。同じ看護師として働く皆さんのヒントになれば嬉しいです。
新人から3年目:救急ICU
私は大学病院付属の看護学校を卒業後、そのまま大学病院に新卒で就職しました。当時は「急性期でしっかり経験を積みたい」という気持ちで、救急ICUを選びました。
ICUでの3年間は、毎日が緊張の連続でした。初めての急変対応、先輩の指導の厳しさ、業務に追われる日々…。
心も体も余裕がない時期も多くありましたが、この3年間で身につけたスキルや知識は、今でも私の看護師人生を支える重要な基盤です。
つらいことも多かったですが、患者さんやご家族から「ありがとう」と言ってもらえた瞬間が、私の原動力になりました。
ICUの経験が、私の看護師としての軸を作ってくれたと言えます。
3年目から6年目:一般病院での夜勤専従
大学病院での勤務を終えた私は、新たな学びのために学校へ通い始めました。学費を稼ぐために選んだのが、夜勤専従という働き方です。
昼夜逆転の生活に加え、限られたスタッフでの業務をこなす中で、焦りや悩みを感じることも多く、「自分は何をやっても中途半端なのでは」と落ち込む日もありました。
しかしこの時期に身につけた、効率的に動く力や、自分の体調管理を重視する姿勢は、今の私の働き方を支える大切なスキルとなっています。
ただ、この一般病院は人員も少なく、マニュアルもほとんどないような状態。人間関係のこともあり、私は看護師としての自信を失ってしまいました。
今振り返るとここでの日々も私を強くしてくれたとは思いますが、当時は大変な思いで働いていた記憶があります。
7年目から10年目:療養型病院
夜勤専従での過酷な日々を経て、私は一度ペースを落として働くことを選び、療養型病院に転職しました。
ここでは、急性期とは異なり、終の棲家としての看護に触れることができました。
患者さん一人ひとりとじっくり向き合う時間が増え、「看護とは何か」を改めて考えさせられる日々でした。
しかし、これまでの急性期看護に慣れていた私は、どこか物足りなさや自分の軸が揺らぐ感覚を抱えるようにもなりました。
それでも、夜勤専従で自信を失っていた私にとっては、ゆっくりとケアや人生の最期について考える機会となり、また自信を取り戻していく経験となりました。
10年目から:派遣看護師
10年目以降、私は派遣看護師として働き始めました。コロナ禍を経て、単発バイトのアプリが充実したこともあり、自分のペースで働ける派遣看護師の働き方はとても魅力的でした。
派遣では病棟、施設、デイサービスなど、さまざまな現場を経験しました。
派遣先では最初の挨拶や信頼関係の構築、自分から学ぶ姿勢を大事にし、どんな現場でもチームの一員として動くことを心がけてきました。
そしてこの2年、派遣先で必ず感謝され、信頼されるようになり、さらには派遣にも関わらず新人教育や同僚の相談役を任されることが増えてきました。
本当にどの現場でも働きやすくなり、仕事ができると認識され、さらに仕事を楽しめるようになったのです。
この状態になれたのは、自分の経験から培った「信頼される看護師になるための考え方」があったからだと感じています。
最後に
様々な病院や施設で働いてきた看護師として、どんな現場でも「あなたが来てくれてよかった」と言われるような看護師になるためのサポートをしていきたいと思います。
私の経験や具体的なアイデアが、皆さんの看護師人生に少しでも役立てば嬉しいです。これからも、このnoteを通して、現場での困りごとや成長のヒントをお伝えしていきます。