我が家にもんちがやってきた

ローネ愛好家の皆様、こんにちわ。めたる ぐること山口敦です。埼玉県人です。ローネの虜になってもう36年になりますが、間で20年強のブランクがありました。1991年の野口さんのローネを愛用しています(愛称のぐちくん)。今年、私の公私最大のえもーしょなるな「事件」はローネ二号機を購入したことであります。そうです!ローネ2本持ちになりました

現楽器のイグチさんに4-5前からフラットローネが在庫になっているという都市伝説は聞いていました。コロナの直前に一度、弦を買いにいったついでに手にとって弾いてみました。その時に印象は少人数の編成で合奏を楽しむ用だな、と思っていました。その時はコロナでもあり、見送りました。

しかし、それから何度か、あの楽器に呼ばれている気がし始めました。イグチさんが関西で古楽器のフェアをするというので、ひょっとして、売れてしまうかもしれないと気をもんでんいました。

それから1年。あいかわらずコロナ禍。ギターの弦などが必要だったので、会社の変わりにイグチさんにいきました。まさに古楽器フェアがその週末からスタートする木曜日。弦買って帰ろうと思いましたが、もう一度、試奏させていただきました。「ご主人さま!私をひきとってください」との声が聞こえた気がしました(笑)。そこで、衝動買いとなったわけです。やはり、我々は相思相愛であったようです。ケースはアコギのソフトケースです。安定化させるために中に新聞や布を入れています。はたから見れば、「あいつはフォークソング屋か」と思われることでしょう。こうしてMONZINOのフラットローネは我が家に来ることになりました。中を見ても何年の制作かは書いてありません。舶来品の古楽器。初日から「もんち」と呼んでおります。下の写真はもんちが我が家に来た初日です。ソフトケースの写真も掲載します。あとでWMGのOBがこの子の購入を検討していたとか、同じオケのドラ弾きさんが購入寸前であったことを知りました。あぶないあぶない。

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不思議な事が起こったのです。もんちを弾き始めたら、横にいたのぐちくんのC線が切れたのです。。。。。 ソフトケースの中で。。。  嫉妬したのでしょうか? のぐちくんへの愛もマックスだよ。皆で仲良くしようと話しかけました(これは実話です)。のぐち君とならんで映るもんち。小さいでしょう。

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さて、このもんち、フラットのセロを一回り大きくした大きさです。当初は早弾きとかいいかもしれないと思っていましたが、野口君よりフレット幅はあり、そんなに甘くないという感じでした。ただし、テンションは弱いです。問題は浅いので通常のローネのように打ち込みすると、ボディにピックが当たってしまったり、ばちってしまうので、むしろ、雑音出してしまいます。fffとあってもff程度にして、ピックをしっかり握って弾くイメージ。艶っぽい音で、明るめ、軽い音がするので、少人数の合奏がいいかな?と考えていました。ただ、折角購入したので、6月に開催された演奏会ではアンコールで使いました。

ところがです。録音を聞いてみると、個性的な音色ですが、はっきりと大合奏の中でも聞こえてくる。小さいボディなのに遠達性はすごくある!ことを確認しました。それで巨匠加藤先生が鈴木靜一氏の海の冒頭で大爆発した演奏ということです。何度聞いてもすごい迫力。中規模のオケであれば、十分に響いている。川越マンドリンクラブの演奏を再掲します。冒頭をよくお聞きください。その下は、もんちをチューニングする小職(加藤さんの写真ばかりで、自分が抱えている写真これだけです)。

その後、いくつかの団体の練習で、自分の音がすごく響いていることを自覚しました。本来の力が覚醒してきたようです。

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明後日、金曜日に年甲斐もなく、大学の定期演奏会にローネで参戦します。そのために、仕事帰りや土曜日の早朝練にずっと参加していました。もんちでは、王宮の花火、イギリス民謡組曲、アンコールで活躍してもらおうと思います。大学の定演終わったら、今年の演奏活動と見えてきた課題に関して、執筆させてください。ブラームスは本年で最難関曲です。こんなのマンドリンでやるなぁ!




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