Mr. chanceは夜明け前にやってた

Mr. chanceは夜明け前にやってきた！

Mr. がいったあそこで待ち合わせをしよう

約束の場所だよ・・・・わすれてないよね！

ほら！君が幾度となく夢を熱く語ったあの店だよ！あそこで待ち合わせをしよう！

店の名前？忘れちまったけど・…君の心の奥底で・・・・今も小さな明かりをともして旅人を出迎えている！

あそこで待ち合わせをしよう！

だから明日がほしいかれはその店で朝からMr. chanceをまっていた！

店のドアが開くたびに胸躍らせながら！ずっとね！

時計は１２時を回った！昼下がり・・彼は幾度ともため息をついた！

汗と涙の味のするコーヒーを何倍のみほしたことだろう！

店のマスターが笑いながら言った！
Mr. はきまぐれだからねぇー

ほんとにくるんだろうか・・彼はテーブルにほおずえをついた

夕闇が店を包んだ

マスターはできる限りの明かりをともして訪れる人々を出迎え笑顔でみおくることやめない！

チッチッチッ時計の音がきこえてくる・・・客ははまばらになり…・店はシーンと静まり返っていく

月が昇り星が流れて夜の歌を歌いだす・・・・覚めたコーヒーはもう飲む気がしない！

彼はあきらめて・・・椅子から立ち上がろうとした・・その・時！ 店のドアがゆれた！

だれもいないよ！きのせいかな！

しっ・・・・静かに！マスターが叫んだ

きこえるかい！…風のようなエンジンの音がちかづいてくる！

ビュンビュん唸って止まることを知らないような・…おどろいた・・・光の速さをみにまといまわっているよ！

店はその振動で大きく揺れた！爆音だよ！

なにがなんだかわからないけど

さあ今だよ・・とびのって・・・・・Mrはとまっちゃくれないよ！

しがみつくんだふりおとされないように！

彼はできる限りの手荷物を放り投げて・・とびのった！
一瞬の出来事だった・・・・爆音はしだいに遠ざかり・・・・なにごともなかったように静かになった

彼は行ってしまった・・

ますたーはそらをみあげ

大きくあくびをした

ちりりりりーん・・・・・・・忘れかけていた目覚ましが鳴った！

ますたーはあわてて・・・みせのなかにもどっていく・・・もうすぐよがあける