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UCI World Championship 2025 | エッセイ

今日も今日とて、自転車の話ですみません。てへへ。

これまでは、World CupやPrestigeシリーズでしたが、今回のサイクロクロスはWorld Championshipです!!
なぜテンションが高いかというと、World Championshipは、あの「レインボージャージ」を賭けた戦いだからです!!

レインボージャージを着た Mathieu van der Poel (中央)。 
2025年のCX World Championship ポディアムにて。
3位のThibau Nys(右)の嬉しそうな笑顔と、2位のWout van Aertの悔しそうな顔が対照的。

UCIによるWorld Championshipはサイクロクロス以外のカテゴリでも行われていて、たとえばロードレースならロードレース、マウンテンバイクならマウンテンバイクと、勝者は各々のカテゴリのUCIレースで、1年間レインボージャージを着ることができるのです。まさに最高の名誉!

Mathieu van der Poel (以後MVDP) は、サイクロクロスで過去6年間このレインボージャージを独占しています。今期の独走ぶり (出場全レースで1位) をみても彼で決まりだろうと思っていたところに、Wout van Aertが突然の参戦を宣言しました。

この戦いを、観ない手があるだろうか(いや、ない)。
日曜日にも関わらず、また朝5時45分に起きてテレビの前に正座しました。

スタート時。
MVDPは一列目、Wout van Aertは4列目に配置されています。これはシーズンの成績で優先順位が与えられるので、知名度は関係ありません。

案の定、Woutは1周目の混雑に巻き込まれてしまいます。ジャージの左腿が破れていますが、中継に映らなかったので何が起きたかは定かではありません。どうにか37位→21位→11位と順位を上げ、最後には2位まで上がってきました。

しかし先頭を行くMVDPとは、すでに1分近い差がついています。他の選手相手ならまだしも、隕石が落ちるくらいしないとMVDPはこの差を詰めることはさせてくれないのです。

案の定、最終的には45秒の差をつけられて、MVDPの優勝でした。
ラップを計算してみれば、1周目につけられた差がちょうど45秒。その後2~8周のトータルでは、Woutのほうが3秒ほど速く、けっきょくはスタート時の配列からついた差を詰めることができなかった、ということでしょう。

それは誰の目にも明らかだったようで、レース後のインタビュでも話題にのぼっていました。
「有力な選手は優先的に1列目に配置されるべきか?」と問われた、MVDPはこう答えています。
「自分はこのレースで1列目を取れるよう、多めにレースに参加してきたから、……まあ難しい問題ですね」
Woutも似たようなことを訊かれていましたが、
「今期はあんまりレースに参加しなかったから、しょうがない。文句はないです」
さわやかに答えていました。

でもメダル授与式では、にこりともしていなかったんですよね。これは負けず嫌いによるところが大きいのでしょう。3位のThibau Nys (若干22歳。まだ存命の父親の名を冠したレースがある) が、ポディアム上でひとりセルフィをしたことにMVDPが突っ込みをいれて、そこでようやくWoutからも笑顔がこぼれました。

ともあれ、これで今シーズンのサイクロクロスは終了です。
暇つぶしに観始めましたが、ロードレースとは違った面白さがありました。来期もぜひ観たいですし、次回からは冬季オリンピック?の競技にも追加されるらしいので、それも楽しみです。

さて。
これから、いよいよ本格的にロードレースのシーズンがやって来ます。
まず観たいのは2/17のUAE Tourですが、時差の関係でライブで観れるかは不明です。スタートリストはまだ出揃っていません。Pogacarは出場するようなので、他選手がどれだけ攻められるかというところでしょうか。

さてさて。
自転車とはまったく関係ありませんが、文芸同人誌「青音色」での執筆が進んでいます。

吉穂みらいさん、海人(蒔田涼)さん、渡邉有さんのお3人から始まった「青音色」に新たに、城戸和さん、deko(朝野よる)さん、福島太郎さん、そして私、ゆに(月瀬由乃) が加わり、総勢7名!
創刊号は「癖」がテーマでしたが、第2号も「ある漢字1文字」をテーマに、創作が進んでいます。このあたりはおいおい、吉穂みらいさんのスタエフなどで明かされていくと思いますので、ぜひお楽しみに😊

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
まだ寒い日がつづきますが、風邪などひかないよう気をつけて過ごしましょうね。ではまた!

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