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合気道脳トレ道場 八方剣の巻


道場長からのご挨拶


当道場にお越しいただきありがとうございます🤗

こちらでは、合気道の鍛錬法や技を基にして脳トレを行なっています。

どのように行うのかと言いますと次のような要領です。

① 鍛錬法や技に関する動画を観ていただきます。
② 道場長が動作説明を行います。
③ イメージトレーニングを行なっていただきます。
④ 実際にご自分でその動作を行なっていただきます。
⑤ イメージと動作のギャップをチェックします。

以上が、当道場における脳トレです。即ち、観て、読んで、イメージして、やってみて、チェックするという、いずれも頭をかなり使うので、「脳トレ」となります。

本日は、「八方剣」という合気道の鍛錬法についての脳トレを行います。
この「八方剣」は、通常の「八方斬り」とは違います。どこが、どのように違うかというと、転換する動作がそのまま「四方投げの裏技」となっており、この技を強化する目的で考案されているという点です。そういう意味では、貴重であり珍しいので、いわば「幻の八方剣」と言えます。

では、早速始めさせていただきます。

動画を観る


さて、動画を観るということですが、残念ながら「八方剣」に関する動画はありません。「八方斬り」の動画はありますが…。この道場の八方剣とは違います。なので、代わりの動画を観て参考にしていただくことにしました。その動画は、全部で2本あります。

1本目は、「四方斬り」の動画です。なぜ、この動画を観てもらうかというと、「八方剣」の第1動作から第4動作および第六動作、第8動作は、ほぼこの動画と同じだからです。

2本目は、「片手取り四方投げ 裏」の動画です。なぜ、この動画を観てもらうかというと、第五動作と第七動作が、この「片手取り四方投げ 裏」の動作とほぼ同じだからです。

故に、上記の2本の動画を観て、それらをミックスして統合すれば当道場の「八方剣」となります。いかがですか、ご理解いただけましたでしょうか?

では、その2本の動画をリンクしますので、ご覧ください。

「四方斬り」の動画



「片手取り四方投げ 裏」の動画



動作説明


なお、動作説明の前に一言お話しして置きます。

当道場の「八方剣」には、2種類あります。「右構え・右太刀」と「左構え・左太刀」です。

「右構え・右太刀」というのは、木剣を右に構えて、その柄を「右手前・左手後ろ」に持つことを意味します。

「左構え・左太刀」というのは、上記と反対に、木剣を左に構えてその柄を「左手前・右手後ろ」に持つことを意味します。

この動作説明では、「右構え・右太刀」の場合についてのみ述べます。「左構え・左太刀」はその反対の動作となります。これは今回は略しますので、各自で行ってみてください。体の左右のバランス上、2種類されることをお勧めします。片方ばかりやっていると体が歪む恐れがあります⚠️

第1動作

剣を構えた姿勢から剣を振り上げ、右足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(1本目の動画参照)

第2動作

剣を螺旋状に頭のところに持って来つつ、腰を左に180度回して、腰が真正面を向いたら左足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(1本目の動画参照)

第3動作

剣を振り上げつつ、腰を90度右に回して、右足を一歩右に出しながら腰が真正面を向いたら剣を振り下ろします。(1本目の動画参照)

第4動作

剣を螺旋状頭のところに持って来つつ、腰を左に180度回して、腰が真正面を向いたら左足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(1本目の動画参照)

第5動作

左構えから腰を右に315度回しつつ、剣を螺旋状に頭のところに持って来て、右足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(2本目の動画参照)

第6動作

剣を螺旋状に頭のところに持って来つつ、腰を左に180度回して、腰が真正面を向いたら左足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(一本目の動画参照)

第7動作

左構えから腰を右に315度回しつつ、剣を螺旋状に頭のところに持って来て、右足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(2本目の動画参照)

第8動作

剣を螺旋状に頭のところに持って来つつ、腰を左に180度回して、腰が真正面を向いたら左足を一歩前に出しながら剣を振り下ろします。(1本目の動画参照)

イメージトレーニング


ここまで、いかがでしょうか?脳はトレーニングされてますでしょうか?

動作説明をしている私でもかなり脳に効いていますので、皆さんはもっと効いているのではないかと思います。

さて、今度は、一人でイメージトレーニングをやっていただきます。

まず、動画も動作解説も見ずに、「八方剣」をやってみてください。

それが終わりましたら、次に動画や動作解説を見ながらイメージトレーニングを行ってください。

大体できるようになったら終了してください。

実践する


ここまで来ましたら、実際にご自分で体を動かして「八方剣」を行なってみてください。動画や動作解説を見ても結構です。

これは、80%くらいできるようになるまでやってみてください。

イメージと動作のギャップのチェック


最後は、イメージと実際の動作のギャップをチェックします。これは、非常に重要です。なぜなら、ギャップがそのまま癖(問題)になるからです。
これは、是正(解決)する必要があります。でないと、色々と支障が出るからです。例えば、四方投げを実際に使うような場面になったときに理に叶った技の使用が出来ないことにより双方または片方が死傷を受けることになるかも知れないからです。この場合、チェックは出来れば合気道の高段者の方にやってもらうといいでしょう。

それでは、以上で「合気道脳トレ道場 八方剣の巻」を終了させていただきます。

皆様の今後のご健闘とご精進を願っております。お身体ご自愛ください。☺️

おまけ

次の動画が、通常の「八方斬り」です。最初に四方斬りが、次に八方斬りが演武されます。あなたのイメージした「八方剣」が、下の動画の八方斬りと同じであれば、それは間違いです。特に、第五動作と第7動作に注意が必要です。


以上

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