ストラテジ系ってなに?ITパスポートの学習記録
社会人になってから改めて学び直す機会を持ったことはありますか?最近「リスキリング」や「アップスキリング」といった言葉が話題になる中で、資格取得や独学を始めた人も多いかもしれません。私はサラリーマンとして働きつつ、国家資格「ITパスポート試験」に挑戦中の体験記や気づきを記事にしています。
前回の記事ではITパスポートの全体像に触れましたが、今回は「ストラテジ系」と呼ばれる分野について学んだ内容を振り返ります。実はITの資格なのに、企業経営や法務に関する知識まで含まれているのです。普段の業務では意識しづらい部分も学ぶことで、日々の仕事に新たな視点が生まれるきっかけとなりました。
本記事は解説ではなく、学習を通じての気づきや感想を記した体験記です。これから学ぶ方や、興味を持っている方の参考になれば幸いです。
ITパスポート ストラテジ系ってなに?
「ストラテジ系」というと難しそうに感じますが、要するに企業活動や経営に関する基礎知識を学ぶ分野です。具体的には以下のようなトピックが含まれます:
経営戦略:企業理念やビジョン、競争優位性をどう築くか
マーケティング:市場分析や4P(製品、価格、流通、プロモーション)の考え方
財務・会計:損益計算書や貸借対照表など、企業の財務状況を知る指標
法務:著作権や労働法、個人情報保護法などの基本ルール
私はもともとIT分野に関わる仕事をしており、特にシステム開発や運用の知識には自信がありました。しかし、「ストラテジ系」の内容に触れると、普段なんとなく聞いていた経営や財務に関する用語が体系的に整理できるようになり、まさに「目からウロコ」の連続でした。
また、この分野を学ぶ中で、資格試験の形式で知識をインプットすると、普段の学習よりも強制的に「覚えよう」とする意識が高まることを実感しました。
学習記録記
1. IT資格なのに企業経営!?
ITパスポートという名前から、完全に技術寄りの試験だと思い込んでいた私。学習を進めるうちに、「企業活動」や「法務」も重要なテーマだと知り、驚きました。 たとえば、企業理念やビジョンを考えることは、日常業務と何の関係があるのだろう?と最初はピンときませんでした。しかし、これらは企業の方向性を決める重要な要素。自分が携わるプロジェクトが会社全体の目指すゴールと一致しているかを確認するうえで、とても重要だと気づきました。
2. 財務の基礎知識が仕事に生きる
損益計算書や貸借対照表の内容も試験範囲に含まれていました。数字が苦手だった私には一見ハードルが高く感じましたが、学習を進めると意外にも自分の会社の現状を知るツールとして役立つことがわかりました。
たとえば、会社の収益や資産状況を理解することで、今後の成長戦略や課題がより明確に見えてきます。この知識を通じて、会社の経営方針に対する興味も芽生えました。
3. システムの仕事に新しい視点を追加
これまではシステム開発に集中して仕事をしていましたが、ストラテジ系を学ぶことで企画や開発しているプロジェクトの目的を改めて意識するようになりました。企業のビジョンに沿った成果物を生み出すことが、結果として価値を生むという視点は、試験勉強を通じて得た最大の気づきです。
学び直しで得たもの
今回、ITパスポート試験の「ストラテジ系」を学んだことで、普段の業務に直接つながる新しい視点を得ることができました。社会人になると、学ぶ機会はどうしても減りがちですが、資格試験を通じて体系的に知識を整理するメリットを実感しました。
この記事を読んでいる方の中には、仕事や日常生活に忙しい方も多いかもしれません。ですが、新しい知識は必ずどこかで役に立ちます。 社会人の学び直しを通じて、自分の視野を広げる一歩を踏み出してみませんか?
次回は「法務」について学んだ内容をお届けする予定です!