![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45933026/rectangle_large_type_2_9e054474a019c2d187ac006dcb241693.jpg?width=1200)
HOSSY(ホッシー) Start up Project ⑤
HOSSY Production Process
様々なトライアンドエラーを繰り返したHOSSYですが紆余曲折有象無象の一部を紹介いたします。実は最初、中国生産のプラスティックでスタートしました。
東京在住のじぶんですが生まれは静岡県沼津市。沼津といえば昔は ”鯵の干物” が重要な産業の一つでした。当然小さい頃から食べる機会が多かったわけですが段々と機会は減り。。。多分じぶんだけではないとおもわれますが、沼津ブランドであった ”鯵の干物” はいまやだいぶ弱ってる。そんな状況を目の当たりにして「もういちど皆に鯵の干物を思い出してもらいたい」との思いか高まり、毎日使う洗濯バサミを干物にしてやろう!と思い立ちました。そして無謀にも沼津市市民、全家庭に配ることを目標とし、行動を起こしたのです。「毎日使う洗濯バサミだから触れるたびに思い出してくれるはず!」「そもそも鯵の干物も洗濯物も干されてるし!」「干され同志、なんかシュールだね!」そしてなにより当時色々な理由でじぶんがいちばん干されていたというオチもありました。。
これってもしかしたら「干され三兄弟!?」
てなわけでとにかく数を作りたいとの思いから中国深圳で型を作り、プラスティック素材で大量生産を目論んでました。数が数だけに、じぶん一人では賄えない。量産の費用を捻出する為に沼津の企業や漁業関係者をはじめ、市役所様々なところに何度も何度も猛烈アタックしました。(敢えなく撃沈)
そんな段階でのプロトタイプがこちら
全てはここから始まりました。木型を中国に送り(そもそも中国でもこんな面倒な型を作ってくれるところがない)散々検討しました。プラの紫外線による耐久性の問題も当時から問題視しており素材選定からありとあらゆるプロトで虐待テストも重ね、着々と進んでいたのですが、、、、2019年末のコロナ、パンデミックが世界を覆い全てはゼロリセットとなりました。もうこの時点で半分折れかけていたじぶんでしたが同時にCOP25の紛糾をみて心のなかではもうプラスティックに拘ることに意味はないのでは?今更プラスティック?またお前はゴミを作るのか?でもお前、ここまで試作にいくら使ってるんだ?とりあえず形はなんであれゴールを目指せよ!、、、ふたりのじぶんが心のなかで戦ってました。
Special Thanks
生産調整:有限会社シムス
http://www.shims.co.jp
試作協力:ウッドクラフトきこりの家
そして決断をします。今までの試作全て捨てることにしました
see you next,,