近所の町中華
私が3年単身で住む野田阪神は下町である。
梅田から阪神電車でわずか2駅。
梅田の賑やかさとは違い、町工場と文化住宅(いわゆる長屋)
そしてマンションが入り交じる。
その野田阪神で長年営業している、私の行きつけ「北京飯店」は盛りが多いことで有名な中華料理屋だ。
リトルリーグを応援しているのであろう。店内には野球のペナントが
はられている。日曜昼間になると練習終わりの父兄が、野球の練習着のまま
真っ赤な顔をして、宴を繰り広げている。
日曜の午後。ロードバイクの遠征をしていなければ、
ここで唐揚げ定食を食べながら大瓶一本を開けるのがささやかな楽しみだ。
ここのお店は必ずと言っていいほどサービスの一品がついてくる。
ぎょうざ三個、ごま団子、ミニ冷やし中華。
その時の厨房の気分次第なんだろうか。
お酒類を頼むと必ず出てくる。
きょうのサービスは冷やし中華。
伸びることを気にして早めに食べると、口の中に夏が広がった。
いつもどうも。
店主のにこやかな顔。
下町の雰囲気も味付けの一つなのかもしれない
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