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心のモヤモヤには意味がある

初めて会った人なのに胸騒ぎがする
なーんか嫌な感じがする

わけも無くモヤモヤする
意味もなくなぜか気になる。

私はこれらには必ず意味があると思います。

その意味を知った時、受け入れた時
嫌な自分を目の当たりにして苦しくなったり、涙が自然とあふれてきたりすることもあります。

そうして、また一つ自己理解が増えて自分に優しくできるような気がします。

それに気付いた話を今日は書きます😊

見かけるとモヤモヤする

最近の私は「ヤングケアラー」という言葉を聞くとすごく胸がザワザワしていました。

「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
(「こども家庭庁」より引用)

なんでだろ?っていつも思ってました。

私も子供がいるから子供が私の世話をする姿を想像してなのかな
いやー、それもあんまりしっくりこない

見かけては「なぜか気になる」
心がモヤモヤする、胸の奥が苦しくなる、何か私にできることないかな…なんて漠然と思うんです。

でもなんでかなのか
理由をいくら考えても分かりませんでした。

そっか、私がヤングケアラーだったんだ

20歳ころ

何気なく、旦那に聞いてみたんです。

私「なんでか分からないけどさ。ヤングケアラーって言葉が気になって、モヤモヤして、何かやれることがあるならやりたいって思うんだよね」

夫「もしかすると同じ経験でもあったのかもね」

…( ゚д゚)オナジケイケン…

あ…( ゚д゚)ハッ!

(´;ω;`)ブワッ‼️

ジワジワ涙が出てきて、気付いたら号泣。

「そうだわ、私がそうだった」

なんて気づいて、自分自身に「そうだったんだね」って言ってあげたらもう涙がとめどなく溢れてきたんですよね。

私は母を19歳の時に亡くしました。
乳がんから膠原病になり、最後は肺がやられて呼吸が困難となり、痛み止めのモルヒネを打ちながら最後を迎えました。

19歳だから、そこまでヤングではないです。数週間ではありますが毎日病院へ行ったり泊まったり、ただベットのそばにいただけです。

食事や、体を拭いたりなど身の回りの世話をしていました。

看護婦さんがヒソヒソと母と私に同情している声も耳にしてました。辛かったな

母が亡くなって、その後は父親との2人の生活が始まり、家事を私がやっていました。

その頃は私はもう働いていたので、学業に支障があるとかそういったものはありませんでした。

でも、父親にご飯を作ってからじゃないと出かけられないとか、家に帰ったら母親が作ったご飯が待ってるなど、母親に甘えている友達が本当にうらやましかった。

それを「ヤングケアラー」と言っていいのか疑問に思う自分もいるけど、あの頃の自分は友達でも恋人でもなく「頑張りすぎないでね」って心に寄り添ってくれる人が確かに欲しかったのは事実です。

20年以上の時の流れを経て、その頃の記憶も薄くなってきているというのに、私の中の気持ちはちょっとしたきっかけでこんなに溢れ出てくるもんなんだなってのに本当に驚きました。

多分、どこかで私がそっと無意識にフタをした記憶なんだと思います。

自力では絶対に気づけなかった

ライダー時代

心の中のモヤモヤには必ず理由があって、それは何故なのかいくら自力で考えようとしても分からないことを、誰かの言葉で簡単にポンっと気付けることがあると今回の件で確信しました。

私が単純?

んー、それもあるのかも笑

辛かった
苦しかった
甘えたかった
聞いて欲しかった
そばにいて欲しかった
泣きたかった

過去のそういった感情は、無理くりフタをしたとしてもいつでもいとも簡単に溢れ出てくるもんなんですねぇ

「もう忘れた」なんて口で言ったとしても
心のモヤモヤとして「忘れないで」ってアピールしてくる。

なんとも人の心とは不思議なものですな

私に何が出来るか全然分からないけれど
そちの活動も何か出来ないかなって少し考えている私がいます。





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