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段取り8分とは??

段取りが大事とは良く言われるのだが、
さて片付け界隈での段取りとは何か?という話。

作業の目的としては、
どこの家庭にでもある生活用品や、家具、家電を全て家屋から撤去する事。

順番としては、家具や家電に入っているモノ(引き出しの中や、クローゼットの中)を出さないと家具は搬出出来ないため、細かいものをまとめる事からのスタート。

その後、家具や大きな家電を搬出する流れになる。

では細かいモノたちをまとめるには何がいるのか?


ゴミ袋や段ボール箱である。


段取りとしてはココ、ごみ袋や段ボール箱、箱や蓋を留めるためのガムテープ。

プラケースやプラ引き出しなんかがあれば、それに入れこむ事もあるのだが、家の中の物全て入る程プラケースだらけの家は見たことが無い。

また、最近流行りのシャカシャカしたゴミ袋が家の中にあるケースもあるが、すぐ破けて使い物にならない。

頑丈な多少伸びるタイプのゴミ袋がベストである。

続いて、大型のモノを搬出する為の段取りとしては、

床を養生する毛布(引っ越し屋さんが敷いてるクッション布)と、運び出しするための木台車(取っ手の無い台車)。


これがないと、手も入らないような部屋の狭い曲がり角や長ーいマンションの廊下を延々持って歩かないといけない。

その他作業終了の際の清掃用具や、ドアストッパー等、細かいものは多々あるのだが、この辺は流用するものも意外と残ってたりするので割愛。


現場に入る前の見積もり段階で、段取りとして上記用具がどの位必要かの判断も必要で、
そもそも作業に慣れた人間じゃないと見誤る。

引っ越しの見積もりをした事がある方ならわかると思うのだが、
引っ越し業者は見積もり時に

・物量(家具の数やサイズ、中にあるモノ達の量)
・搬出経路(すんなり出るのか、何かを外さないと出せないか)
・作業用具の準備(家具にかけるマットや毛布、部屋内の養生材など)
・当日作業人数(経路が長くなればなるほど人数は必要)

を見積もりし、値段を提案している。
いざ成約となれば、必要量プラスアルファの段ボールを事前に持ってきてくれる。
(段ボールは自前で用意してね、という所もあるが)

ココを解らない(知らない)片付け業者が多すぎるのだ。



この間「現場に直接来て手伝って」という依頼を受け、いざ行ってみると

ゴミ袋しかない、、、、、


長物(傘や物干しポールなど)を束ねる紐も、ガムテープすらない。


まるでサバイバルである。


大型の冷蔵庫、洗濯機もあったのだが、


台車もない。


紀元前のエジプトのピラミッドですらコロを使って運んでいるのに。


そこの社長には口頭で伝えたが、
たぶん理解できないであろう。

体が不自由で作業した事ないから。

たぶんイメージも湧かないんだろうな。

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