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給食をなめるな #はなまる読書会
僕が生まれたまちでは、保育園の給食は出ていましたが「主食は家庭から持参する」というのが決まりでした。(僕が保育園に通っていた当時のことです)
毎日、アルマイト(アルミ)製のお弁当箱に(母が)ご飯を詰めて、保育園に持っていってました。給食の時間に、ぱかっと開いておかずと並べて食べていました。
当然と言えば当然ですが、給食とはそういうものだと思って育ったので、小学校に入って「ご飯弁当」が無くなったのは驚きでした。(思っていたよりも弁当箱の値段が高い!)
小学生になると、それまでのご飯が主食だった給食から打って変わって、パン中心のメニューになりました。
毎日毎日パンでした。当時は月に一度くらいしかご飯が出なかったのです。あとはソフト麺とか。そんな給食、されど子どもたちの1日の食事のうちの大切なひとつとして、脈々と続いています。
そんな給食を作る人たちのことを知っているでしょうか。春に小学生になった我が子も、給食は関心が高いのです。親としても、美味しく楽しく過ごしてほしい時間でもあります。
いま、まさに読んでいる本がこちら。
給食のおにいさん 受験
遠藤彩見
この作品は、以前別の投稿でも紹介したのですが、その時には5巻のうちの3巻までを読んでいました。このお話は5巻まで出ており、大まかに1〜3巻と4、5巻と言う2部に物語が分かれています。上に紹介したのは、4巻目に当たります。
料理人として、レストランで働いていたけれど、自分の性格が災いして仕事を辞め、やむなく小学校の給食調理員に就職した男の物語。クセが強い主人公にはつきものの、ハプニング続出の物語ですが、現場を知っている人が読んだら、とても励まされるし、逆に綺麗事に見えてくることもあるかも知れないと思いながら読みました。
給食調理員さんのお仕事の大変さもさることながら、子どもたちをめぐる社会の問題の根深さに迫る、ちょっと怖く感じることもあるような物語でした。給食を美味しく食べる・・ただそれだけのことのために、日々身を粉にして働いている人がいること、それも大切な気づきです。しかし、この物語を読み進めていくと、食が命を繋いでいることを痛感させられます。
今読んでいる4巻目は、主人公の働く場所が小学校ではなく、とある学校になっています。設定からして、課題がありそうな舞台と雰囲気。主人公は、どんなふうに状況を好転させてくれるのか・・この連休で、どのくらい読み進められるか楽しみです。
はなさんの企画に参加している投稿です。#はなまる読書会
みなさんの”連休本”も知りたいです。ぜひ、教えてくださいませー。
はなさん、あらためて素敵な企画をありがとうございました!
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