見出し画像

モロッコ② 鉄道でMarrakeshへ(前編)

日本からの20時間超えのフライトを終え、やっとモロッコに入国です。
正直、このあたりの記憶はちょっと曖昧です。
理由としては、長時間のフライトで疲れていたこと、あと、この後の数日間が盛りだくさんだったこと。ひとりで機械的に動いたこのあたりはあまり印象には残っていないのですが、記録を頼りにアウトプットしていきます。

ムハンマド5世空港から宿をとったマラケシュに移動します。
空港の出口には大きな荷物検査用のコンベアとパスポートチェックがありましたが、横を素通りする外国人もいました。謎。

距離にして約223キロ 
ムハンマド5世空港 → カサ・ボワヤジュール駅 →  マラケシュ駅 の鉄道旅です。

AIRPORT MOHAMMED V 駅11:00 発 

乗客は電車にわらわらと乗り込みます。
私は2等席、チケットは43dh(ディルハム。大体500円くらい) 乗車は30分ほどです。

この列車の2等席は日本の特急列車のような雰囲気です。
キャリーを持っている人はドアの扉付近に並べて置いていきます。
私もそうしたのですが、荷物の近くを離れるのが不安だったのでドアの近くでしばらく立っていました。みんな座り、ひとりで立っていることへも少し不安じ感じ始めた頃、通りすがりの清掃のおばちゃんらしきモロッコのご婦人が心配そうな表情で「座ったら?」(らしき)と言葉とジェスチャーを送ってくれたので、私も客席の端の席に座りました。それでもキャリーからは目を離せず

ここでは、隣の席に座っていたモロッコのご婦人が小さなプリッツェルのお菓子を食べ始め、「あなたも食べて」と少し分けてくれました。

モロッコのご婦人、優しいです。

さて、CASA VOYAGEURS 駅に到着です。


ここから目的のマラケシュへ向かう列車は1日に9便。 
次の電車まで1時間半ほど時間があったのでカフェで休憩して昼食を取ることに。

改札を出て駅の外に出てみると、そこはタクシーロータリー。
呼び込みがすごい!そりゃそうよね、キャリーを引いてでっかいバックパックを背負ったアジア人が駅からでてきたら、普通はタクシーだよね。
でも今回はただの電車の待ち時間。

あまり時間はないけれど、近くのお店もわからない・・・。

そんな時、
「タクシー!タクシー!ヘイ、どこまで行くの?」
と話しかけてきた1人のタクシー運転手さんに
「お昼ご飯が食べたいんだけど、近くにカフェはある?」
と聞いてみた。

すると彼はすぐ隣の廃墟みたいな壁を指さしてウインク。
ただの朽ちた壁だと思っていたものは正面からみると立派な駅のカフェ!
運転手さんにお礼を言い、
私はそのカフェで一休みすることに。

記念すべきモロッコでも一食目は、駅レストラン。
チキンのパニーニとポテトフライの味は世界共通の普通さ。
22dh(700円弱)。
空腹も満たされ、知った味に少し緊張もほぐれ、ちょうど良い時間になったので駅に戻りました。

フライト後の長距離電車移動はあまりしないけど、今回は体調もいいし時差ぼけもないし、今のところかなり順調です♪


(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?