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「これ以上バズらないで」という経験
次々とポップアップされるTwitter通知の嵐。
妻と子ども達が寝静まった土曜の夜、
僕は生まれて初めて、Twitterの通知を完全に「オフ」にした。
◆「バズる」という希有な体験
Twitterを始めてから9ヶ月目にして、初めて「バズる」という経験をした。
きっかけは、先週の金曜夜のこのツイート。
会社員だけど年収3,000万位もらってる友人(35歳)がいて
— もなき(森尚樹)@動画×HRの人 (@monakix1016) April 12, 2019
「年収半分(1,500万)でいいからもっとストレス少なく家族とも時間の取れる仕事に転職したい…」
って嘆いていたんだけど、翌年の税金で約1,200万弱取られちゃうから、これが転職出来ない無限ループだなと同情してしまった。。
普段、僕のTwitterを見てくれている人は分かるかもだが、普段から仕事を通じて感じた「転職」「採用」「起業」に関連した発信をしている。
このツイートもその一環で、たまたま話を聞いた友人の、ちょっとした「ぼやき」を言語化し、何気なく発信したツイートだ。まさかその時は、このツイートがそこまで拡散されるとは予想だにしていなかった。
◆止まらないスマホ通知
普段のツイートは、平均すると10~20ファボ(いいね)で、2~3件RTされたらよい方だ。たまに拡散されても100ファボの20RTくらいなもの。フォロワー数考えると、平均的じゃないかと思う。マズローの欲求5段階よろしく、自身の発信が一定数共感をされることは承認欲求も満たされ悪い気はしない。
今回も、最初は常連のフォロワーの方々がファボしてくれていただけだった。が、何がトリガーになったのか、ある時からFF外(フォローもフォロワーでもない人)からのファボとRT、さらにはコメント付きの引用RTも連発されるようになり、多い時には1分間に10以上の通知が止まらなくなった。もはや通知内容を追い切れない量である。
最初のうちは正直
「なんかバズってるな~、俺もついにバズる域に達したか」
などと悠長に思っていた。
◆批判的な反応の波
当該のツイートから24時間を過ぎ、徐々に批判的なコメントや引用RTが増えてきた。一度批判的な内容がつくと、雪崩式に便乗する人も出てくる。
・そもそも税金の計算方法がおかしい
・てか、この話が事実かどうかも疑わしい
・もはや、釣りネタじゃないか
主にはこの辺り。
2つ目と3つ目の批判は、これは事実のネタなので批判される謂われはないが、1つ目の「税金の計算方法がおかしい」のあたりは、段々と気が気でなくなってきた。
「間違った情報を拡散させてしまったかもしれない」と。
結果的には、自分でも色々と調べて、下記のツイートをもって、「御礼」と「訂正」という形で収めた。
多くのご意見をいただきありがとうございます。
— もなき(森尚樹)@動画×HRの人 (@monakix1016) April 14, 2019
どうやら「翌年の税金1,200万」という所が、友人の誤認識だったようです(前年度年収が関わるのは住民税)。
まあ主旨は、年収一気に減った時の税金インパクトは馬鹿にはできない、という事、が伝わってくれればよかったです。
その後、批判的なコメントや引用RTは徐々に収束されていった。
この発信をしなかったら、もしかしたらもっと炎上していたかもしれない。
最終的には、
・ファボ(いいね):2,493
・リツイート:786
・インプレッション:264,363
(4/16 18:00時点)
おそらく自分の人生の中で、3日間でここまで多くの人に自分の発言が目にされたという経験はない。
(ちなみにフォロワーは60人位増えたが、インプレッション数考えると微増程度。これはTwitterあるあるだ)
◆誰もがメディアになれる時代だからこそ考えるべきこと
まずもって言いたいのは、僕は今回バズったことをポジティブには受け取れていない。週明けに「もなきさん、超バズってましたね」なんて言われたが、「頼む、その話題はこれ以上しないでくれ」という気分だった。
今や、TwitterやInstagram、YouTubeやTiktokなどを通じて、誰もが情報発信をし、メディアになれる時代である。日常のささいな発信が、何かをきっかけにバズり、多くの人の目にさらされる可能性を含んでいる。
そのバズりが、正しい情報で、多くの人に気付きや知識を与える内容であったり、娯楽を与える内容であるならまだよい。
ただ、今回の僕ではないが、誰しもが「間違った(誤解の)情報発信」や「誰かの批判を浴びる発信」をしてしまう可能性を持っている。
起業家や人事界隈では実名・顔出し・社名だしアカウントが増えてきたが、まだまだTwitter全体では「匿名アカウント」で運用している人が大半だ。
中には、誰かの揚げ足を取ったり、批判をしたり、誹謗中傷をしたりすることで、自身の存在価値を確かめているかのような人もいる。
もちろんそのような対象はブロックするかミュートすればいいだけなのだが、リアル知り合いの空間であるFacebookに慣れ親しんだ30代以降は、そのようなクソリプ攻撃に対して、思いの外ナーバスだ(僕だけか?)
◆懲りずに今後もTwitterは楽しみます
今回は、かろうじて「キャリア」についての発信だったので、一応自分の専門内の話がバズったわけだが、どうせなら自分の仕事にプラスになる話でバズりたかったなと思う。まあ、そんなプラスのバズりは、もう少し先に取っておきたいと思う。
僕がTwitterを使っている理由はあくまで、自分自身の考えの整理や言語化、どんな情報がニーズがあるのかの仮説検証、そして、ちょっとした気晴らしだ。
今回の件に懲りず、今後もTwitterを楽しんでいこうと思う。
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