面接の結果が来ない!理由は?対処法は?
お疲れ様です。もなきです。転職エージェントをしたり、スタートアップ企業の採用のお手伝いをしたり、採用動画のプロデュースをしたり、YouTube(名もなき転職チャンネル)をしたりしています。
YouTubeで話している内容を文字でもお伝えしている「名もなき転職マガジン」。今回は「面接結果がなかなか来ない理由と対処法」について書きたいと思います。
面接を受けた後、結果の連絡がなかなか来ないと落ち着かないですよね。落ちたって分かれば追加の応募もしたいけど、結果が内定であれば追加応募した企業をすぐに辞退することになって失礼にあたってしまうんじゃないか。。真面目な人ほど、そんな風に考えてしまうのではないかと思います。
そこで、今回のnoteでは
・面接を受けたものの結果が中々もらえていなくて悩んでいる
・面接結果を早めに確認する方法を知りたい
そんな方へ向けて、元人事で面接の結果連絡をする側だった僕の経験を踏まえてお伝えしたいと思いますので、是非最後までご覧ください。
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面接の結果連絡が遅い理由6選
まず、面接の結果連絡が遅くなってしまう理由について、可能性のあるものを洗い出してみます。主には以下のうちのどれかです。
①他の候補者と足並みを揃えている
②補欠枠である
③選考結果に難航している
④人事が多忙で連絡が漏れている
⑤社内手続きに時間がかかっている
⑥不合格者への連絡は後回しになっている
順を追って解説しますね。
①他の候補者と足並みを揃えている
これは結構ありまして、面接を受けた方がそのポジションの採用活動の「初期の応募者」だった場合、且つ、採用人数が1人みたいな場合です。例えば、経理マネージャーの後任1名採用、みたいなパターンですね。
「面接が通過であればその人をどんどん選考ステップ進めていけばいいじゃないか」って思うのですが、採用する側の心理としては「比較検討して決めたい」って思っちゃうのですね。
なので、仮に30名の応募者がいて、書類選考通過が10名くらいいるとしたら、できれば10名の面接をした上で、2次面接や最終面接に進める人を決めたい、と思っちゃうのです。なので、この場合は下手すると2週間とか3週間とか待たされる、なんてこともありえます。
②補欠枠である
次に、補欠枠であるケースです。これもわりと多いです。
特に1名採用の重要なポジションの場合、企業側は最終面接を終えた後で候補者の優先順位をつけていることが多いんですね。その際は、当然優先順位が高い人の方から内定を出していきます。内定を出す人とのオファー面談の実施までに1週間、オファーの承諾期限で1週間、合計で2週間くらい待たされることもあります。
これは、補欠枠の人としては正直気持ち良いものではないことは企業側も分かってはいるので、その理由を隠されることも多いですね。恋愛だと「キープくん」なんて言葉があったりしますが、自分が「キープくん」だったらイヤじゃないですか。笑
③選考結果に難航している
そもそも選考結果出しに難航している、ということもあります。面接官ごとの評価が割れてしまっているケースなどがこれにあたります。
基本的には、1次面接や2次面接は「迷ったら通す」最終面接は「迷ったら落とす」というジャッジをしている企業が多いです。同じタイミングで面接官が複数名いてその面接官たちの評価が割れてしまっている場合は、その話し合いがおこなわれたり、そこから派生して「そもそもこのポジションてどんな人を求めるんだっけ?」の議論が改めておこなわれるなど、時間を要することがあります。
④人事が多忙で連絡が漏れている
これはちょっと論外ではありますが、単純に人事が忙しすぎて連絡漏れということもあります。
ただ、人事の方も仕事の優先順位をつけながらやっているので、連絡が漏れてしまっているパターンは残念ながら「不合格」であることが多いですね。通過の場合は、仕事の優先順位が上がるからです。
⑤社内手続きに時間がかかっている
基本的には面接の合否は直後に決まっているものだと思うのですが、古い会社だと、面接は合格の上で、役員の承認を経てからじゃないと合否を伝えられない、みたいなところもあります。
役員の承認は、毎週●曜日の役員会でのみ行われる、みたいな「いつの時代の話だよ!」みたいな会社も世の中にはまだまだあるのが事実です。
⑥不合格者への連絡は後回しになっている
面接が合格の場合は翌日までに連絡、不合格の場合は1週間後に連絡、みたいな業務フローにしている会社もあります。その会社なりの気遣いなのでしょうが「翌日にすぐNGを伝えてしまうのは候補者に悪い」「かわいそう」みたいな考えからくるものです。
まあ、はっきり言って「NGなら早く伝えてくれ」「その方が親切だろ」って思いますが。。
以上の6つが、面接の結果連絡が遅れてしまう主な理由です。
面接結果が遅い時の対処方法
では、面接結果が遅い場合、どのように対処すればいいでしょうか。そもそも、どれくらいを「結果が遅い」と判断すればいいかのラインとしては「1週間を超えたら」と考えて良いと思います。
リクナビNEXTが以前に人事担当に行ったアンケート調査によると、選考結果にかかる期間としては、3日以内が24.0%、7日以内が56.7%だったので、合計すると8割の企業が1週間以内に選考結果を連絡していることになります。
参照:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/12999/
では、1週間を待っても面接結果が来なかった場合どのように対処すればいいでしょうか?
結論としては「メールで謙虚に問い合わせる」ということです。
まず、電話ではなく「メールの方がよい」のは、(ホリエモンみたいなことを言っちゃいますが)電話は相手の都合を無視して時間を奪うことになっちゃうからですね。
昨今だと、テレワークで社員がオフィスにいないまたはいても少数で対応しているので社内連携の手間をかけてしまうことになるので、メールで聞く方が相手への配慮が見えて良いと思います。もしくは、求人媒体のツールを使ってこれまでやりとりをしていたら、そのツールの連絡手段を使って聞くのがよいです。
次にポイントなのが「謙虚に」ということですね。
「いつまでに連絡って言ってたのに来てませんよ!漏れてるんじゃないですか!怒」
「こちとら他の企業の選考も受けていておたくが遅れることですっげぇやりづらくなっちゃってるんですけど!怒」
みたいなことを言いたい気持ちは、そっと置いておいて、謙虚な姿勢でメールを送る方が無難ですよ、ということですね。参考までに、こんな感じの文面でしょうか。
【件名】
〇月〇日の面接の結果につきまして(<あなたのお名前>)
【本文】
〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。
〇月〇日に、貴社の<ポジション名>の面接を受けました<あなたのお名前>です。
その節は大変貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
(必要であれば、面接の感想や意欲などを簡単に記載)
本日は、選考結果のご連絡について確認させていただきたく、メールをお送りしました。お忙しいところ恐れ入りますが、おおよその目安で結構ですので、ご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
<あなたの名前>
連絡先電話番号
メールアドレス
このメール送ると、多くの場合1日以内には連絡がかえってくるかと思います。返ってこなかったらすいません。。丁寧な会社さんであれば「なぜ遅れているのか」の理由も記載いただけると思うので、一度試してみると良いかと思います。
ちなみに、転職エージェント経由で受けている場合は、面接結果については転職エージェントの方がPUSHしてくれるので「〇〇社の面接結果って出てますか?まだであれば、いつ頃でそうでしょうか?」と聞いてみましょう。
転職活動は「悲観シナリオ」も大切
いかがでしたでしょうか。
本日は「面接結果がなかなか来ない理由と対処法」をお伝えしました。
本当は、面接の結果がいつくるか分からずに候補者を悶々とさせちゃうのではなく、面接の場面で「いつ頃の結果連絡になりそうか」「遅くなるとしたらどんな背景がありそうか」を面接官側から候補者に伝えておく方が本当は親切ですよね。もし、このnoteを見てくださった方が採用の面接官や人事の方であれば、そのようなご配慮をいただけるととてもありがたいです。
ちなみに、個人的には「面接の結果が3営業日経っても来なかったら、落ちる前提で次の手を打っておいた方がよい」と考えています。
次の手とは、具体的には
・次の面接へ進むかどうかを保留にしている企業の選考を進める
・新たな応募先を探す
などです。自分自身の転職決定までの進捗を整えておくことですね。
営業をされている方は、イメージしやすいかと思うのですが、目標達成に向けて、受注確度が高い会社、中くらいの会社、低いけど中長期的に見込みがある会社、などに分けて案件管理をしているかと思います。
受注確度が高い会社に依存したポートフォリオを組んでおくのは万全とは言えないので、チューニングしておくと良いです。途中でのご辞退が発生してしまう会社が出たら迷惑をかけちゃうかも、っていう心配もあるかもですが、企業も一定のご辞退が発生するのは織り込み済みです。それを気にしすぎては、転職活動も長期化してしまうので、気にしすぎることなく進めていきましょう。
転職活動自体は楽観的に、ポジティブな気持ちでいた方がよいかと思いますが、転職活動の進捗管理については冷静に、悲観シナリオを持ちながら順当に進めていくことを意識しましょう。
本日の話が、何かの参考になれば幸いです。
今後も、このnote(名もなき転職マガジン)では、転職やキャリアにまつわる話を発信していきたいと思います。ぜひnoteやマガジンをフォローください。尚、今回の内容は以下の動画でも見ることができますので、よろしければぜひ高評価とチャンネル登録お願いしますm(_ _)m
▼今回のnoteの内容について話した動画
それでは、今日もよい1日を。
もなき