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「転職理由」と「転職のきっかけ」どう答えますか?

お疲れ様です。もなきです。
転職エージェントをしたり、スタートアップ企業の採用のお手伝いをしたり、採用動画のプロデュースをしたり、YouTubeをしたりしています。

今日は「転職を考えるきっかけと、転職理由は違う」という話について書こうと思います。

過去に転職活動をしたことがある人は、

「転職のきっかけは何ですか?」
「今回の転職理由は何ですか?」

どちらの質問も、されたこと、あるかと思います。

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これ、どっちも同じだろうって思っている人がけっこういるのですが、違うんです。

転職の「きっかけ」は、言葉通り「きっかけ」なので、転職を考えるようになったタイミングでの動機や、具体的に何が起こったかを聞いているんですよ。

一方で「転職理由」は、今の会社を辞めるという選択肢を持つ理由を聞かれています。

分かりづらいと思うので、今から合計で5つ、具体例を上げてみます。

問題
「転職のきっかけは何ですか?」という質問に対して、回答ができているのは①~⑤の中でどれでしょうか?(複数回答可)

①今いる不動産業界の将来性に不安を感じたからです
②お客様に感謝される仕事に就きたいと思うようになったからです
③自分の専門性が磨かれる仕事に就いてみたいと思ったからです
④部署異動でマーケティング部門から営業に異動することになったからです
⑤今度結婚することが決まり、土日休みの仕事に就きたいと思うようになったからです

考える人


分かったでしょうか?

正解は、④と⑤ですね。

ポイントは何かというと「きっかけ」なので「何か起点となる事実がおこったかどうか」です。

自分が「そう思うようになった」「そう感じている」というのは、きっかけではなくて、自分が思っているだけなのです。転職という言葉を意識し始めたのはなぜだったのだろうか、ということで、シンプルに考えてみてください。

では一方で「転職理由」とは何でしょうか。

これは、今の会社を辞めるという選択肢を持つ理由です。言い換えると、今の会社だと実現しないことは何か、を明らかにすることです。

先ほどの「きっかけ」はあくまで「きっかけ」でしかなくて、その後に自分の今後のキャリアについてや、働き方について考えていった先に、自分の理想像というものができてきます。その上で、今の環境と照らし合わせて、何が理想に対してGAPがあるのだろうか、そのGAPを解決するためには何が課題なんだろうか、ということで導き出されるのが転職理由です。

例えば、

・今の会社だと顧客層が特定の業界に限られてしまうので、幅広い業種に対して提案できる力を身につけたい
・1つの会社だけで働くのではなく、複数の事業に関わりながら経験値を上げていきたいので副業が可能な会社で働きたい
・仕組みが整った大手ではなく、これから構築していくベンチャーで自分自身が仕組みを作っていきたい

みたいな話が転職理由です。

転職のきっかけ
転職理由
この2つの違いなんとなく分かったでしょうか?

最後に、僕が一番伝えたかったことを書きます。それは

転職のきっかけは大事にした方がいいけど
その勢いで転職をしてはいけない

ということです。

繰り返しになりますが「きっかけ」はあくまで「きっかけ」に過ぎません。

自分のキャリア、将来像を考えることの1つのタイミングです。「きっかけ」は日々働いていく中で、定期的にあってもいいと思います。それこそ、テレビ番組で「この会社の人、かっこいいなぁ」と思うのもきっかけの一つです。

でも、その「きっかけ」の度に転職活動をしてしまうと、多くの人が準備不足で玉砕します。

とりあえず登録した転職エージェント経由で、考えがまとまりきっていない状態で面接へ放り出され、今後何をやりたいのかが不明確なのでお見送り、なんていうことはよくあります。しっかりと準備していたら受かったかもしれないのに…。

なので、転職を考える「きっかけ」のタイミングで、改めて自分が何を理想としたいのか、それは今の環境とどんなGAPがあるのかを整理して考え、転職することでそのGAPが埋められるかどうかが腹落ちしてから、「転職理由」を言語化して、チャレンジするようにしましょう。

今後もこのnote(名もなき転職マガジン)では、転職やキャリアにまつわる話を発信していきたいと思います。尚、今回の内容は動画でも見ることができますので、よろしければぜひ高評価とチャンネル登録お願いしますm(_ _)m

▼今回のnoteの内容について話した動画

それでは、お疲れ様でした!


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もなき(森尚樹) / カナダ🇨🇦暮らしの転職&留学エージェント
サポート金を元手にその方とランチに行きたいです(都内のみ)つまり、500円が1,000円のランチに化けます。