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自分のストーリーを、もっと面白いものにしていきたい

35歳の誕生日を迎えました

1983年10月16日から数えて、丸35年を迎えたタイミングで、初のnoteを書いてみている。
人生100年時代とも言うものの、僕の祖父母が亡くなった平均年齢が70歳ちょっとなので、気付けば人生の折り返し地点に立ったのかと思うと、恐ろしくなる。

自分(もなき)は何者なのか

・人材紹介のコンサルタントを両面でやっている人
・企業の採用コンサルや人事をやっている人
・「後任さん」のメディア事業をやっている人

など色々あるが、どれもピンとこない。
僕の中では全てひっくるめて

人や企業のストーリーを引き出し、言語化し、伝える仕事をしている人

が自分だと思っている。その意味合いにおいては、著名人の書籍を担当する編集者に近い(むしろそのレベルを目指したい)。

人材紹介で言えば、単純に求職者の希望条件や経験をヒアリングして、案件を機械的に紹介して、成約まで結びつけるというマッチングにはあまり面白みを感じられない。
※それでも成約はするし、利潤を生むのもわかってはいる。

それよりも、手間はかかったとしても、企業や人のストーリーを細かにヒアリングをして引き出していって、互いが出会うことによって生じるポジティブな変化を予想しながら、ストーリーを言語化して伝えていき新しい出会いを生むことに、価値とやりがいを感じている。

それは、人を採用するにつなげるということに限らず、第三者のストーリーを知ることによって、その人や企業を
「応援したくなる」
「商品やサービスを利用してみたくなる」
「アドバイスをしてあげたくなる」
という変化をもたらすことでも、同様に価値があると思っている。

きちんとストーリーを伝えていくことで、面白い人や企業にもっとスポットを当てていきたい。

モノや情報が溢れる今の時代、人は何をもって行動に移すかというと、ストーリーだと本気で思っている。

自分という人間は面白い対象だろうか

後任さん」や人材紹介、企業向けのコンサルなど、色々な人のストーリーをヒアリングしていく中で、

自分(もなき)は第三者からインタビューを受けて面白いストーリーを伝えらえる存在だろうか

というのをここ1年強く考えるようになってきた。

冒頭で伝えたように、35歳を迎え、人生の後半戦に入っていく。
70歳を過ぎて、人生のアディショナルタイムに入る頃、自分自身としても第三者から見ても、本当に面白味のあるストーリーとして振り返られるのだろうか。

仮に(現段階での)自分のストーリーで本を出し、10個の章の各サマリがあったとすると何か、を考えてみた。

①東京の多摩市で二人兄弟の長男として生まれる。父親が不動産系の起業家で、事業の浮き沈みも当然あり、この頃は色々と大変。我ながらグレずによくまじめな子に育った。笑
②中学校までいわゆる学級委員タイプで、基本なんでもこなせてしまう。誰かから嫌われることを避けたく、結果として個性が浮き出ない人。
③中学時代はバスケ弱小校(公式戦0勝)の中、偏差値で選んだ高校でバスケがわりと強く入社早々唖然。死にもの狂いで練習し最後はスタメンになり都ベスト16へ。
④バスケ部引退後、文化祭や恋愛にかまけ、全く勉強がはかどらず、大学受験で全敗。滑り止めで受けた日本大学も落ちて浪人生活へ。
⑤早慶上智どれかに入るためにはどうしたらいいかの研究に1ヶ月をあてた結果、75年分(英語)の過去問(赤本、複数学部を対象)をやりきる計画を実行。何となくだけど7割以上を正解する嗅覚を身につけ慶應に入る。
⑥慶應ではバスケサークルとバイトと遊びと旅行に明け暮れる。この頃に父親の会社がJASDAQに上場し、親の外車を乗り回す。周りからは「森は慶應幼稚舎上がり」と勘違いされる。
⑦就活を経て運良くリクルートエージェント(現リクルートキャリア)に新卒で拾ってもらう。営業企画、マーケ(集客)、RA(法人営業)など、多岐にわたる経験を約6年間させてもらう。
⑧RA時代のお客さんの1社であったエムスリーキャリアで初の事業部直轄人事の募集があり、ターゲット的に「僕みたいな人がぴったりですねw」と冗談をかましていたら、気付いたら入社することになる。
⑨自社の採用、医師人材紹介事業のマネジメント、新規事業の立ち上げなどのとても恵まれた経験をさせてもらったが、規則正しいサラリーマン生活というものがそろそろ自分と合わなくなり、(子供3人いてマンションも購入してたけど)卒業。
⑩人事のフリーランスとして、複数社の人事の仕事を個人の業務委託で受けつつ、juice upで人材紹介や「後任さん」のメディア立ち上げに携わる。

ですよね。そうなんです。
自分で言うのもなんですが、そんなに面白くない。
普通と言えば普通。まあ、たまにいるよね、というストーリーなんです。
これは、結構コンプレックスだったりする。

ストーリーを発信する人としては、自分自身も負けないくらい面白いストーリーを持っている人でいたいじゃないですか。。。

◆今の自分のストーリーに、何が足りないのか

正直、直近の人事フリーランスで、特定の組織に属さず、好きな会社や好きな人と仕事をして、自由なワークスタイルを持つことは、とても楽しかったし、収入的にもよかったし、家族との時間も沢山取れたし、イイコトの方が多い。

でも、この状態に安住していると、繰り返しになりますが自分のストーリーそれ自体が、面白くなくなるような危機感も感じている毎日。

じゃあ何が足りないのかを考えてみると

・血のにじむような苦労
・リスクを背負ったチャレンジ
・超絶な成功体験

あたりかなと思っています(他にももちろんあるけど)

ホリエモンも、SHOWROOMの前田さんも、破天荒フェニックスの田中さんも、弁護士ドットコムの元榮さんも、サイバーの藤田さんだって、数多くの苦労や失敗や衝突を経て成功にいたったストーリーがあるからこそ、面白い。

これらの3つを得ることを考えると、
フリーランスではなく起業して、自分自身の会社や事業を持ち、苦労を含めたリアルを経験し、世の中への価値提供を追求していき、自分のストーリーをより面白く、味のあるモノにしていきたい、と考えるようになった。

そして、登記したのが2018年6月。
まだまだ、駆け出しの状態ですが、とりあえず既に良い意味で苦労を感じ始めている。。。良い意味で。
※わりとまだ時間工数の余裕はあるので、誰か仕事くださいw(ボソッ)

自分のストーリーはまだ半分しか終わっていない

長くなりましたが。

結論として、35歳を迎え、これからおそらく人生の後半戦に突入していきます。起承転結でいうと、大きな「転」がおこります。この「転」を、後々振り返るととても面白いストーリーとして語れる状態を創るべく、僕は起業して、苦労するであろう方の道を選ぶことを決めた。

多分、しんどくて
「サラリーマンの頃よかったなぁ」
と思うことも一杯あるし
「フリーランスの方が全然儲かるじゃん、、、会社って何でこんなにお金かかるんだ」
と思うこともある(既に思う)。

でも、それでよい。そのこと自体が、また一つ自分自身のストーリーを面白くしていってくれることにつながるから。

人のストーリーにもっと触れたい

自分の誕生日にかこつけて、自分自身のストーリーについて書いたが、基本的には僕が好きなのは「人のストーリーに触れる」方。

なので、面白いビジネスパーソンと会って色々な話をしている時間が、何よりも楽しい。大体、自分が喋る割合は2割で、相手が8割話していることになるんだけど(僕が質問を沢山するので)それで十分心地よい。

自分なんか、面白いストーリーを持っていないと思っている人も、きっとその人にしか語れない独自の魅力的なストーリーを持っているはず。

僕はそれを引き出して、言語化していきたい。
そんな35歳を迎えた夜でした。

#ストーリー好き

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