ルギアデオキシスの優位性、一撃軸との比較
1.ご挨拶
1-1 前書き
お世話になっております。「もなか」と申します。先日初めて投稿したnoteから予想以上の反響をいただき、大変ありがとうございます。私自身、たくさんの方々にご精読いただき感動しております。
今回の内容は、皆さまから注目いただいているルギアについて、「何故デオキシスなのか?」にフォーカスした記事となっております。デオキシスの強さやいちげきカードを多数採用した構築にしない理由を中心に説明いたします。「ルギアを使いたいけど、デオキシス入りにした方がいいの?」「いちげきの方が統一されてて強そう」など、疑問に思う点を言語化いたしました。本記事も最後までお付き合いいただけますと幸いです。
1-2 御連絡
本noteでは略語として以下の言葉を使用します。予めご了承ください。
・V系:V、VMAX、V-UNION、VSTAR
・非エク:サイドを1枚しか取られないポケモン
・一撃:いちげきエネルギー
・フュージョン:フュージョンエネルギー
・ロスト系統:キュワワーとアクロマの実験を
複数枚採用しているデッキのこと
今回比較をする「いちげきカード」を多く採用した構築については、「一撃軸」と呼称します。具体的には、イベルタル、イシヘンジン、バンギラスV、インパクトエネルギー、あくの塔などのいちげきカードを複数枚採用した構築を指します。
また、本記事は一撃軸と比較した際のルギアデオキシスの強みを述べております。決して一撃軸など他の構築やプランを貶したり、否定したり、するつもりはございませんので、ご承知おき下さい。
1-3 宣伝
今回の記事が初めましての方も多くおられると思います。ルギアデオキシスの特徴、戦い方、カードの採用理由を記載した別記事を以前に投稿しておりますので、この機会に是非ご精読下さい!
https://t.co/69PGZ8FLOM
また、Twitterも投稿しているので、併せてフォローのほど、お願いいたします!
@monaka_hoimin
2.ルギア構築の選定
2-1 私が考えるルギアの強さ
前環境でルギアVSTARのデッキは猛威を振るい、様々なデッキの構築に影響を与えました。ルギアの強さについては各々感じる部分があると思います。私個人としては、①毎ターンデッキから最大4枚までエネルギーを付けることができること。②サブアタッカーが豊富で、多数の組み合わせが出来ること。この2つが大きいと感じます。特に通常のデッキでは使い勝手が悪かったパフォーマンスの高いアタッカーを複数使用できるのは、ルギアならではの魅力です。
2-2. ルギアと「V系」
至極当然の話をします。ポケモンカードはサイドの取り合いで勝負を決めるため、純粋な殴り合いでは先に攻撃をしたプレイヤーが勝ちます。そのため、後手に回っているプレイヤーは何かしら工夫をすることが求められます。例えば1度の攻撃でサイドを複数枚取ったり、相手からの攻撃を耐えたりすることです。他にも色々あると思いますが、私は「非エクでV系を取ること」が最も強い攻め方と考えます。
前環境のルギアで例えると、アメイジングポケモンやかがやくリザードンが最たる例です。イベルタルやリザードンで相手のV系を取って、ゲームを優位に進めた方、逆にやられた方は沢山いると思います。
私が今季のルギアデッキを考えた時、「非エクを強く使える構築にしたい!」と強く思いました。
ファンの方に対して申し訳ないのですが、この時点でV系と組ませることは候補から外しました。理由としては、「非エク1体〜2体の消費でV系を処理できる」と感じたからです。V系の強みは勿論ありますが、サイドレースを逆転できる要素に成り得ないと感じたことも理由の1つです。
2-3 ルギアと「非エク」
現環境はロスト系統が60%近いシェア率を誇っております。その中で強く戦える非エクを探すために、2つの条件を求めました。
① ウッウの「おとぼけスピット」やヤミラミの「ロストマイン」を重く受けすぎないHPであること。
② ウッウやかがやくゲッコウガを1度の攻撃で倒せること。
ロスト系統と渡り歩くためには必須条件です。
結果として、以下のポケモンに辿り着きました。
・デオキシス HP120
・イベルタル HP130
・イシヘンジン HP130
この時点で、新しいルギアVSTARはデオキシスか一撃軸と組ませることとしました。
3.デオキシスと一撃軸の比較
本項ではデオキシスと一撃軸の比較を中心に説明いたします。HPと技の打点は満たしている両者を甲乙付ける内容となります。
3-1 対ロストバレットとの比較
対ロストバレットを意識すると、最低限ウッウを倒せる打点は用意する必要があります。デオキシスと一撃軸、それぞれウッウを倒せるアタッカーを並べました。
◎デオキシスの場合
1体目:一撃×2+フュージョン の200打点
2体目:一撃×2+フュージョン の200打点
3体目:フュージョン+ダブルターボ の140打点
4体目:フュージョン+ダブルターボ の140打点
加えて、ルギアVSTARを準備することで、5体のアタッカー、サイド6枚分を押し付けることが可能です。見て分かるように、活力の壺を用意せずとも採用するエネルギーだけでアタッカーの準備が可能です。
◎一撃軸の場合
イベルタル :一撃+インパクト×2 の130打点
イベルタル :一撃+インパクト×2 の130打点
イシヘンジン:一撃×2+ダブルターボ の140打点
3体目のアタッカーを準備した時点で一撃とインパクトのリソースが切れてしまいます。4体目の擁立に活力の壺が必要不可欠となり、デオキシスと比較してエネルギー効率で劣っていることが見て取れます。
◎まとめ
ダブルターボに対応していることで、デオキシスは一撃軸よりリソースを温存して戦うことが可能です。同時に、「手貼りに左右されず、アーケオス1回分でアタッカーの準備が可能」というメリットもあります。アーケオス1体を倒された場合や、1体展開でゲームが進んだ場合に活かすことが可能です。
一方、活力の壺やアーケオス2体目の依存度が高い一撃軸は、アタッカーを用意し続ける要求値がデオキシスより高くなっております。サイド落ちや泣く泣くトラッシュしたことを考えると、終盤に息切れするリスクが高いと感じました。
私個人としては、「対ロストバレットを考えた場合、デオキシスの方が安定して戦うことができる」と感じました。
3-2 対V系との比較
◎デオキシスの場合
・一撃×2+フュージョン の200打点
HP200以下のV系は最速先攻2ターン目に倒すことができるため、序盤からサイドレースを優位に進められます。具体的に倒せるポケモンは以下の通りです。
・HP200:レジエレキV、ライチュウV
・HP190:ゲノセクトV
・HP180:ミュウV
・HP170:ネオラントV
・一撃×3+フュージョン の220打点
通常より一撃を1つ多くつけることで、220打点まで見ることができます。ギラティナVを筆頭に、アルセウスV、パルキアV、ダークライVなどほとんどのVポケモンを倒すことが可能です。
また、ミラー戦において相手のルギアVを倒すこともできるため、一方的なゲームメイクも狙えます。
・フュージョン+ダブルターボ の140打点
先攻2ターン目に相手のVへ攻撃後、後攻2ターン目にデオキシスが生き残った際は、例えVSTARに進化していても先攻3ターン目の攻撃で累計280ダメージを与えて倒すことができます。
ウッウやかがやくゲッコウガを倒せる打点だけではなく、「2回の攻撃でVSTARを倒せる」数値がとても優秀です。エネルギー要求も2枚なため、手札にあればアーケオスに頼らず手貼りのみで狙えます。
◎一撃軸の場合
・イベルタル 一撃×3 の170打点
・イシヘンジン 一撃×3 の180打点
デオキシスと比較した場合に、ミュウVやネオラントVくらいしか倒すことができません。一撃×4を用いてもイシヘンジンで200打点止まりなので、基本的に最速先攻2ターン目にVを倒すことは難しいです。
また、一度に使用する一撃の枚数が多いため、活力の壺の複数回使用が求められます。
◎まとめ
デオキシスはV系にも強く出られる一方、一撃軸
打点の低さとリソース管理を同時に求められるため、デオキシスより強く出られないと感じます。
私個人としては、「対V系を考えた場合も、デオキシスの方が安定して戦うことができる」と感じます。
4.スタジアムの採用について
4-1 あくの塔?
一撃軸には専用のスタジアムであるあくの塔があります。デオキシスよりいちげきカードを多く採用している関係上、一撃軸にはあくの塔を強く使えるメリットがあります。
とは全く思いません。一撃軸だからあくの塔を採用することは選択肢として上げられますが、強く使える点は考える余地があると思います。
4-2.ルギアにとっての脅威
私個人が感じるルギアデッキのスタジアム採用理由は、「頂への雪道に対する解答のみ」です。
このカードをVSTAR使用前にプレイされると、ルギアデッキは長所を活かせずジリジリと負けてしまいます。「ストームダイブ」を打ってトラッシュすれば良いと感じる方もいると思いますが、都合よくダブルターボを2度も手貼りし、攻撃するところまで辿り着きません。
ロスト系統、アルセウス系統、ミュウの一部で頂への雪道が多く採用されているため、無視出来ないカードとなっております。
プレイされた次のターンに、スタジアムを張り替える or ロストスイーパーを使用する等をして、状況を打破する必要があります。従って、頂への雪道に対する回答を早期に使用したり、トラッシュしたりすることは命取りになり得ます。
4-3 あくの塔の弱さ
あくの塔には手札を入れ替える効果があります。しかしよく考えると、直ぐにハンドアドバンテージを得ることはできません。
・先攻1ターン目
あくの塔をプレイし、手札から一撃カードをトラッシュして2枚ドローします。この時点で、手札を2枚使用し2枚ドローするため、ハンドアドバンテージは得られません。
・先攻2ターン目
前のターンに引き続き、手札から一撃カードをトラッシュして2枚ドローします。ここで初めて1:2交換が成立し、あくの塔を用いてハンドアドバンテージを得られます。
つまり、あくの塔は2ターン連続で使用することで初めてハンドアドバンテージが得られるカードになるということです。
ここで1つ疑問があります。「2ターン連続で使用した場合、コストとして何をトラッシュするのか?」です。リソース管理が求められるエネルギーをトラッシュすると、中盤以降に息切れしてしまいます。活力の壺はエネルギー2枚分なのでトラッシュするには惜しいカードです。この時点で候補として上げられるカードは、余っているポケモンと2枚目以降のあくの塔になります。
重要なのは、2枚目以降のあくの塔です。
「4-2 ルギアにとっての脅威」にて記載した通り、頂への雪道の回答としてVSTAR使用前までは手札に温存する必要があります。
しかし、ハンドアドバンテージを得るためにあくの塔を先にプレイする必要がありますが、コストとしてあくの塔をトラッシュできない縛りが生じます。
ここで、「あくの塔でハンドアドバンテージをえること」と「頂への雪道を対策すること」に矛盾が発生します。私が考えるあくの塔の弱さはここにあり、一撃軸が使用して強いと言い切れない所以でもあります。
更に、あくの塔を強く使いつつ、頂への雪道の対策を同時に行うためには、3〜4枚の採用が必要になります。貴重な枠をここに使って良いのか疑問と感じた私は、一撃軸だから強く使える訳ではないと結論付けました。
5.一撃軸の評価
①対ロストバレット、②対V系、③あくの塔との噛み合いの悪さ、以上3点からルギアと組ませる場合はデオキシスの方が優位性があると判断しました。勿論、私の知らない一撃軸の強さはあると思います。今回述べた内容がひっくり返るほどの強みや新規一撃カードの登場が無い限りは、デオキシスと組ませ続けた方が良いと感じました。
6.終わりに
本記事も長々とお付き合いいただきありがとうございます。「ルギアを組む際に何と合わせたら良いか?」について、少しでも参考となれば幸いです。
本記事について意見、感想、質問がございましたら、是非コメント下さい。Twitterのリプライ、DMも受け付けております!
今後は各対面毎に意識する記事を作成したいと考えております。ジムバトルの結果や最新構築についてもTwitterにてアナウンスいたしますので、ご参照ください。
7.番外編
本noteは投げ銭式となっております。私にアイス代をプレゼントいただいた方々へ、お礼としてポケカとは異なる有益?な情報をご案内します。
題して、筆者オススメのラーメン二郎3選!
日本全国に展開するラーメン二郎。新店舗がオープンするたびにタイムラインで話題となるくらい根強い人気があります。私もラーメン二郎が好きで、複数の店舗に足を運んでいただきました。今回はその中から特に美味しいと感じた店舗を3つ紹介いたします。
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