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Avacus株式会社ってどんな会社?いったい何をしているの?まとめ

ビットコインなどの暗号資産を、Amazonのお買い物やクラウドソーシング、フリマ、ユーザー間送金などに幅広く活用できる「Avacus」は今月にローンチから3周年を迎える。
12月17日から3日間にわたりFUNDINNO経由で新株予約権による株式投資型クラウドファンディングの株主募集が行われた※。
これが大きな反響を呼んだことからいま暗号資産界隈外からもにわかに注目を集めている。
そこで、公開されたFUNDINNOプロジェクトページを参考に、Avacus株式会社とはどんな会社なのかをまとめ、現在の立ち位置とともに理解を深めていこうと思う。

※追記 クラウドファンディングは1時間以内に上限達成となり360人以上の投資家と200件近いキャンセル待ちを集めた。しかし、3営業日後である12月24日、監督省庁である監督官庁である東海財務局より業務改善命令を受け、Avacusは24日中に支援金の受取りを辞退、募集は急遽取り下げとなった。

▼詳しい経緯と考察についてはこちらの記事をお読みください
Avacus株式会社への業務改善命令に思うこと

自社サービス「Avacus.io」

Avacus株式会社といえば自社サービスであるAvacus(https://avacus.io/)が事業の大きな柱となっている。株式会社の設立は2019年だが、Avacusのローンチ自体は2017年であり、3年以上の運営実績を持つ。

Avacusユーザー数 (1)

Avacusは、Shopping(お買い物)・Ask(クラウドソーシング)・Pay(送金サービス)・Bazaar(フリーマーケット)の4サービスをメインに、「暗号資産を日本円など法定通貨に替えずに暗号資産のままで取引できる」のが特徴のCtoCマッチングサービス。
メールアドレス一つで無料ユーザー登録ができ、取引所で口座開設するような煩雑で時間と手間のかかる申請を必要とせず、今すぐに暗号資産取引をスタートすることができる

※現在、暗号資産交換業者登録申請中につき国内での新規ユーザー登録は一時的に停止中

サイトは日本語・英語・ベトナム語、ポルトガル語など多言語をサポート、世界のAmazonマーケット(日本・アメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ)対応済みと、国内だけでなく世界中のユーザーが利用する暗号資産のグローバルプラットフォームとして急成長。
現在、決済通貨として利用できる暗号資産はビットコインははじめ6通貨に対応しており、Avacusの独自トークン「VACUS」も取扱っている 。

メインサービスのコピー

■Avacus Shopping

Amazonのほしい物リスト機能を活用し、暗号資産を手軽に入手したい人と暗号資産でお買い物をしたい人をマッチングする匿名のマーケットプレイス
お買い物をする人は割引価格にてAmazon価格よりもお得にアイテムを購入できることも魅力のひとつ

Shoppingの仕組み

■Avacus Ask

簡単な頼み事から本格的なビジネスの業務発注まで、活用幅の広さが特徴のユニークなクラウドソーシング
仕事の対価を暗号資産で受け取りたい人と、暗号資産で仕事を依頼したい人をマッチング
今後は後述のマイクロタスク事業への発展に期待

Askの仕組み

■Avacus Pay

取引条件に応じて4つの送金手段から選択できる、送金機能つきSNS
◎ Trust Pay
1ステップで即時送金、投げ銭などにも活用されている
◎QRコード決済
決済ごとにQRコードが生成され、スマホで読み込むだけでクレジットカードと同等速度での支払いを実現
◎ Request Pay
特定の相手に特定の金額で暗号資産の請求を送ることができる
◎ Escrow Pay
条件を満たすまで仮払いの状態にし、両者の安全性をエスクローが担保


Payの仕組み

■Avacus Bazaar

出店料無料で誰でも簡単に出品でき自分のネットショップを持てるフリマサービス
取引はエスクローによる仮払いシステムによって安全におこなわれるため、悪質な詐欺にお金やアイテムを奪われるといったリスクがなく安心

Bazaarの仕組み

唯一無二のユニーク性

個々のサービスを切り取って見ると、国内外にも同等の他社サービスは存在するが、Avacusの特徴はこれらすべてのサービスを、1つのウォレットで利用できることだ。
ユーザーは、Shopping・Ask・Pay・Bazaar4つのサービスを複合的に組み合わせることで暗号資産を"通貨"として法定通貨へエクスチェンジする必要なくエコシステム内で獲得・消費できる

このユニークなモデルは全世界のブロックチェーンビジネス市場においても競合がほぼ存在しないため、Avacusの仕組みを開放し、開発済みのモジュールをOEMとして販売したり、業界に先駆けて暗号資産経済圏を構築してきた唯一無二のノウハウを活かしたビジネス展開に期待ができる。

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問題意識とビジョン

ブロックチェーン技術の特徴

本来、ビットコインをはじめとする暗号資産はインターネット上のデジタルな通貨として「マイクロペイメント」や「国際送金」といった領域において強烈なイノベーションを起こしうる画期的なシステムであり、法定通貨では解決不可能とされてきた問題(送金手数料の高さや煩雑な手続きなど)から人々を開放するポテンシャルを持ちうるものであるが、現状ではユーザーや事業者の多くは投機目的で暗号資産を取り扱っており、残念ながらその潜在性とはかけ離れた方向に一般化しつつある

Avacusは、投機以外でのユースケース創出を目的に「暗号資産ベースでモノやコトの価値を交換できるプラットフォーム」として開発された。投機商品として扱われることの多い暗号資産を「日常に”使える”もの」として取り入れた新しいライフスタイルを提案している。

暗号資産の特徴

暗号資産が本来の利便性を発揮するならば、人々のライフスタイルやビジネスに暗号資産という選択肢がもたらされることで、世界中の人が住んでいる国や自国の通貨といった既存の枠組みに囚われない経済活動の機会を得られるだろう。Avacusはひとつのソリューションであり、社会基盤という意味においての実証実験でもある。

AvacusOnchainと特許申請

Avacus Onchainは現在開発中のシステム。
ユーザーがこれまでのようにAvacusにデポジットを預け入れずに、自身のウォレットをAvacusと連携させて使用することで、Avacus独自のブロックチェーン上で完結する。このサービスにおいて、「未確定の相手に支払い能力を担保する仕組み」で特許出願中であることが発表されている。
>プレスリリース全文はこちらから

Avacusのこれから

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ブロックチェーン領域は日進月歩で、3ヶ月も経てばまるで景色が変わり、それを取り巻く法規制もまた変わっていきます。増して「Avacus」が行っていくことは、前例のない市場やユースケースを作り続けることですので、様々な想定外が起こることと予想されます。

「Avacus」のすることは2017年のサービス開始から一貫して、常に時勢を予測し、1の予測に対して10の準備をすることです。事実、現在もマイルストーンに書かれていないことの方が多いほどにたくさんの仕組みやプロダクトをいつでもリリースできるように備えております。
時勢の変化に合わせて形を変え続けながらも、常に暗号資産を活用する際の最良のプラットフォームであり続けることを目指します。

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マイルストーン:IPOは2024年を予定し、売上高約31億円を想定

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KPI:2024年までに月間トランザクション数3,400万件以上の獲得を計画

マイクロタスク事業

マイクロタスク (1)

今後、マイクロタスクを世界中のワーカーへ依頼できるシステムを「Avacus Ask」内に構築し、2021年中頃までに実証実験を行いながら、プラットフォーム上に随時マイクロタスクがある状態を構築して行くことを目指しています。ワーカーは既に「Avacus」に登録している外国人ワーカーが多数いるため、グローバル間での仕事依頼が可能になると考えています。
また、ワーカー登録を増やすインセンティブキャンペーンも予定しています。海外のマイクロタスク型クラウドソーシングの市場規模は約1,000億円になっており、この巨大な需要を取り込めることで「Avacus」の利用者数拡大も見込めます(WMR news調べ)。

マイクロタスク型クラウドソーシングの代表例としては、Amazon Mechanical Turkがそれである。
AIよりも人間のほうが効率的に処理できる作業(特定の物体を含む画像の選別、レーティング、文字起こしなど)が1タスクあたり3~5セントほどの対価で発注されており、ワーカーはアメリカ在住であればドルで報酬を受け取れるがそれ以外の場合は有効期限つきのAmazonギフト残高で支払われる。
現状ワーカー層はブラジルを中心とした発展途上国の若者が多く、Avacusの海外ユーザーの高い割合もこのMechanical Turkのワーカーが占めている。
彼らは稼いだギフト残高を現金化する目的で日常的にAvacusを利用している。
Shoppingのバイヤーをしてギフト残高で代理購入をし、その対価としてビットコインなどの暗号資産を受け取れるというわけだ。
日本人には想像しにくいかもしれないが、通貨不安が高まっている国や政府による預金封鎖や資金規制が発動する国では暗号資産取引が拡大している(ブラジル、トルコ、ベネズエラ、アルゼンチンなど)。最近では新型コロナウイルスにより経済の先行き不安が高まったアフリカ諸国でも暗号資産取引が拡大しているという。

Avacusは暗号資産とエスクローサービスの強みをもって、マイクロタスクのグローバル市場を創出したいと考えている。既存の商流では送金コストや作業指示の煩雑さあるいは契約不履行リスクなどからグローバルでの受発注は困難とされてきた問題であるが、実現すれば世界のどこに住んでいても同じ条件で仕事をする機会を平等に与えることができる。

地域や企業の独自トークン発行・流通サポート

地域通貨 (1)

地域通貨とは、自治体や商店街などある特定の小さな地域コミュニティでのみ使うことができる独自トークンを指す。
Avacusでは日本有数のリゾート地である沖縄の特色を活かした活用を提案し「OKINAWA COIN PROJECT」として実証実験に向けて取り組んでいる。
発行したトークンは取引所で誰でも購入できるほか、例えば「沖縄の海を綺麗にする活動に参加したお礼」などとしても獲得できる。インセンティブデザイン次第ではこのように感謝や共感を伝える活用も可能となる。
トークンは加盟店で法定通貨の代替紙幣として物販や飲食代金の支払いなどに利用でき、加盟店は決済システムとしてAvacusPayアプリをインストールするだけで別途専用端末などを配置することなく簡単に導入可能という点もコスト面での現実的なメリットだ。トークンエコノミーは自治体、小売店、住む人、働く人、そして観光客と関係人口を増やし、地域全体の経済を循環させる。

「地域を活性化させたい」「観光客を呼び込みたい」「環境活動を広く啓蒙したい」などの課題に対し独自トークンはソリューションの一つとなり得る可能性を秘めている。

「Avacus」のシステムを利用することで、地域や企業の独自トークンを発行し、地域内エコシステムを構築することができます。独自トークンを使ったビジネスを始めたら、そのトークンの流通手段として「Avacus」のシステムを利用してもらえば、トークンの価値も高まり、ビジネスもより拡がります。より気軽に独自トークンを発行することができ、暗号資産が通貨として活用される世界を実現することが我々の目標とするビジョンです。「Avacus」はそのための社会基盤となりたいと考えています。

最近はトークンによる経済圏=トークンエコノミーという言葉も耳にすることが増え、著名な企業やスポーツチームなどがビジネス目的でトークンを自社で発行したといったニュースも聞かれるようになってきている。
独自のトークンは、競合他社との差別化や新たなユーザー層の獲得などの効果が期待できるほか、ポイントシステムに慣れ親しむ顧客との関わりを強化したり、株式とは異なる軸からエンゲージメント向上をはかることができる。
「トークンを流通させエコシステムを構築する」目的でAvacusを活用すれば、金銭同等の価値を付与することが容易に可能となる。
独自トークンを報酬としたお客様アンケートを実施するなど、ユニークな活用も考えられよう。

チーム/創業経緯/株主構成など

弊社代表の松田は、ブロックチェーン・仮想通貨黎明期から当分野に対する支援や技術開発を行ってきました。
また、創業時から弊社に参画している高原が外部エンジニアチームを束ね「Avacus」の開発や、ブロックチェーン関連の受注などを行っています。
技術開発を行っている外部エンジニアチームは、ブロックチェーン専門のエンジニア約30人がいます。彼らは、Google Developer主催のハッカソンでの優勝経験もあります。

Avacusチーム

株主・メンターからの評価

株主・メンターの評価①

株主・メンターの評価②

株主構成

弊社は、事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています。
● 株式会社スマップル
● 株式会社プライオリティ
● 日本環境電設株式会社
● 株式会社Plus One
● 中部消防設備株式会社

メディア掲載・受賞歴

弊社は、様々なメディア掲載実績と受賞歴があります。
● HEDGE GUIDE
● マイナビニュース
● ASCIIデジタル
● 産経新聞
● ISCO Forum 2019 -1st Anniversary登壇

まとめ

Avacus株式会社とは、自社サービスであるAvacus(https://avacus.io/)の運営と、そこで培ったノウハウを提供した暗号資産発行サポートや新規ブロックチェーンビジネスのスキーム設計といったイノベーション創出、Google Developerが主催するハッカソンでの優勝経験もある開発チームによるブロックチェーン技術の研究開発やアプリケーション受託開発を主なビジネスドメインとしている会社であり、暗号資産の実用例を数多く生み出し暗号資産が通貨として活用される世界の実現を使命としています。

筆者はAvacusで暗号資産という選択肢を知り、暗号資産建てでの仕事をして暗号資産を稼ぎ、稼いだ暗号資産をつかってAvacusで生活に必要なものや食品などを購入するライフスタイルを実践しています。
長年使っているので、年々マッチングを待つ時間がどんどん短くなってユーザー数の急増を実感しています。
今ではビットコイン建てで20%割引のShoppingオファーを出してもすぐに成立するようになりました。

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「だれもが暗号資産本来の利便性を享受し、暗号資産がライフスタイルの一部になる」と言うと、はるかに未来の話をしているように聞こえるかもしれません。しかし、これはあてのない未来の話ではないのです。日常的にAvacusユーザーが体験している「Avacus生活」の話であり、私たちにとってはいたって普通の日常だけれど、Avacusを知らない人にとってはいささか突飛な印象を受けるようです。

暗号資産によって、あらゆる人が人種や国籍、性別、性格、学歴や立場にとらわれず対等に経済活動に参加する機会を与えられ、自立して安定した生活を送り、人生をさらに豊かにできる「暗号資産=インクルージョンの革命」を信じています、それはAvacusで私自身が現在進行形で体験していることだからです。
Avacusには、すでにそんな革新を起こすプラットフォームが揃っています。
これらが今後Avacusとしてなのか、あるいは少し形を擬態させながらなのか、世界に溶け込んでいき、これまでの人間のライフスタイルを変えていくでしょう。この3年間、Avacusの技術力と開発力、常にあらゆる準備を怠らないたゆまぬ努力を見てきたからこそ、今はっきりと確信しています。

リンク集

FAQ

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◇有志サイト

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