廃墟の女王・摩耶観光ホテルの本当の歴史が知りたいなら読んでおくべき1本
廃墟の女王・摩耶観光ホテル。
兵庫県神戸市の摩耶山中に建設され、今日までに90年以上も経過している。
にもかかわらず、実はホテルとしての機能はたった20年程度しかなかったことをご存知だろうか。
また、建設当初は「摩耶観光ホテル」という名称ではなかったこともご存知だろうか。
多くの廃墟ファンの応援で登録有形文化財となった通称マヤカン。美しい。
そんな歴史を丁寧かつシンプルにまとめた1本の文献がこちら。
インターネットの普及とともに廃墟マニアが増え、誰でも廃墟の情報を集められるようになったものの、「事実かどうか疑わしい」として、歴史を検証している。
生まれ、栄え、一時閉鎖。そして蘇り、また閉鎖したマヤカン。
インターネット上には、本当かどうかわからない情報ばかりに溢れている。
マヤカンのことを知りたい人がいたら、これだけ読んでおけば十分だろう。
歴史だけではなく、巷に溢れる廃墟本の分類分けがあったのも興味深い。
①廃墟の写真撮影を目的とするもの、②廃墟への侵入自体を目的とするもの、③廃墟を舞台に戦争ゲームの観光を目的とするもの等に大きく分類される
この文献は2005年にできたもの。
時代とともに廃墟本の種類も増えていくだろうから、改めて分類分けしてみることで、また改めて廃墟ブームの変遷がわかるかもしれないと思うと胸が躍る。
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