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眠れない壁際~後編
前を読んでないかたは↑からどうぞ。
◇ ◇ ◇
2日続けての寝不足。
しかも、得体の知れないイメージと金縛り。
正直、しんどい。。
これはどうにかしなければ、と思いつつ、どうしたらいいのか、何がいけないのか、そもそも
何なのか。
翌日も考えながら仕事をこなし、その日は保険屋さんと会う予定があったのでさっさと家に帰りました。
その保険屋さん、同じ団地に住む方で、保険屋さんには珍しく「いらない保障はカットしましょう!」とズバズバ言ってくれる方。安く上げたい要望も聞いてくれます(笑)。
何かあると相談出来る、気さくな人。
なんて良いタイミングなんだ!
保険の内容の話もそこそこに、私はこの二日間の夜の出来事を細かく話しました。
謎のイメージも、全て。
すると、こんな答えが返ってきたのです。
やっぱりぃ?
と。
え、え、、どゆこと??( 。゚Д゚。)
私は驚きと興味とで、食い気味に聞き返しました。
何かあるんですか、ここ?いわく付きでした?(何かあったらどうしよう、、この部屋、、((( ;゚Д゚))))
すると、
予想外の言葉が返ってきました。
ここがどうとかじゃないんだけどね。
そういう能力ある人に言わせると、ここ(の建物)がどうも、
(人外の)"通り道"に当たるらしいのよねぇ。
( 。゚Д゚。)
その後、詳しく聞いたところによりますと。
ベランダ側のちょっと先、南に小さな墓地がありまして。そのお墓と、反対側のどこかにあるお寺を一直線に結んだ線上にちょうどこの棟が当たるらしく、
その中でも棟の向こう側(西)の階段あたりが"まさにその"場所、
「人外の通り道(霊道)」
らしいんですね。しかもドンピシャは2階辺り??
その方はそちら側に住んでいて、以前、能力があるらしいお客様にそのように言われたそうなんです。
私と同じようなこと言う、普通の人もいたらしいですし。。
模様替えで私が右(西)の壁に寄せた行為は、
その"通り道に近くなる行為"だった、ということです。しかも部屋の角が真南に当たるので、寝た時に頭がそこにあるのは、部屋の中では一番ダメな場所だった。
とにかく、この棟がその道のど真ん中に当たっているのは紛れもない事実だそう。
私はそんな事全くもって知りませんでした。
地元でもなければ、越してきて数年ですからね。知らなくても当たり前なんですが。
そうじゃなくてもこの団地、いろんな意味で
訳有りばかりですからねぇ。
(住むと不幸になる!??)
思いもよらない話を聞きまして、保険屋さんが返と帰った同時に模様替え始めましたよね。
布団、向きを変え真ん中に戻しましたよね。
模様替え最中に仕事から帰ってきた旦那はん、開口一番
また、何やってんの?( 。゚Д゚。)
結局戻してんの???( 。゚Д゚。)
と、だいぶ呆れてましたが、前日と前々日の夜の話はしていましたし、それを裏付けるような話を、旦那はんも信頼しているその保険屋さんから聞いたと言うと、
一転して
早くもとに戻せ!(壁から)離せ!!
と。
念のため言っておきますが。
普段の旦那はんは、そういった"霊的な話"を含め、御先祖様しか信じない、神様もいんのかよ?思考の怖いものは感じない
こんな見た目な人なので、
自分にそれが起こっても気にしなかったかもしれません。
ただ、私はしょっちゅううなされているらしく(覚えはない)、それをよく見ているので、若干心配している様です(^_^;)
それから数年経った現在。
少し前に、私はまた大がかりな模様替えをしました。机が置きたくて置きたくて。
その時に私の方は「もう大丈夫なんじゃない?」と思って布団を右壁際に敷こうかという案もありましたが、旦那はんの方が気にしていて、
壁際に布団は敷くなよ。
と、念をおされました。
そっか、そうだったなと思い、布団はまたしても真ん中辺りになっているのですが。
その数日後。団地の草取り作業中に。
保険屋さんとは別な人が
また"その霊道の話"をしていた
と、草取りから帰ってきた旦那はんがさらっと言っておりました。
ー下の◯◯さんが、あの通り道がどうのって話してたよー
詳細は聞いていませんが、何の前触れもなく、旦那はんの方から振ったわけでもなく、またこの話が出てきたと言うのです。こうなると、
やっぱり本当なのかもしれない
または、誰かにまた、何かあったのかもしれない
そう思うしかないのでした。
いやー、
引っ越したいなぁ(´・ω・`)
おしまい。
ーーー後日談ーーー
実は、これを書き上げたのは8/4、ちょうど満月の日。
その日の夕方までの数日間、私は、毎日酷い眠気と頭痛に悩まされていました。
どんなに早めに寝たとしても、翌日の午前10時過ぎには、眠気で倒れるんじゃないかというくらいの睡魔に襲われ、何をしても覚めきらないまま仕事時間が終わり、家に帰ると、夕飯前後に一眠りしないといられない程でした。とにかく眠く、鈍い頭痛がしていました。ナルコレプシーなのか、と思う程に。
その日に関しては、頭痛薬がほぼ効かない状態で、4時間を待たずしてまた薬を飲んだのです。(ほんとはダメです)
正直、会社が嫌すぎてそのせいだと思っていたのですが。
ずっと気になっていたこの話を、寝るのが遅くなりながらも書ききったこの翌日から、
眠くならなかったんです。
頭痛は少ししていましたが、あれ程どうしようもなかった睡魔が、ほとんど来ませんでした。
何の前触もなくこの話が出てきたり、書き上げた途端に異常な睡魔から解放されたり。
そしてそれらは、すべて夏。
関係あったのか、無かったのか。
ー 完 ー
※フィクション、ではありません。
何だかんだと長くなってしまったお話に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました(。-人-。)
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