見出し画像

勉強と練習

お仕事として染色をやっていく、そう決めた時。何に気をつけていけばいいかな?
沢山の海外手染め毛糸を旦那さんに呆れられながら買い集めていた私は、近年日本国内でも染め作家さんが急激に増加しているのを意識していました。最近では大手の手芸屋さんや毛糸屋さんが、自社で手染め毛糸を販売し始めました。
私なんかが今さら参入して果たして利益を得られるのか。利益がでなければ染め続ける事ができません。楽しいワクワクを自分自身が感じ続けながら届けていこうというのですから、それなりに先の見通しも考えないと失敗、もしくは失速してしまいます。
そこで、とりあえず染色について勉強しようと、専門書を読み込むことから始めました。そして、1、2年前に遊びで染めた時にはよく観ていたyoutubeの染め方を紹介しているような動画を観ないようにしました。
遠回りかもしれませんが、技術を自分で考えて実践していくことで、技術を身に付けたかったのです。
動画で紹介されている海外の染め粉、生地糸、染色方法はとても魅力的でしたが、世界情勢や、続く円安に材料を輸入に頼ることに不安がありました。
国産の糸、国内で手に入る染料で、私のやりたいことはできるはず。いくつか購入し、試して、そして、『みやこ染め』桂屋さんにたどり着くことができました。私は生地糸も染料も手に入れる事ができたんです。

いいなと思ったら応援しよう!