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毎週、初対面の人と5時間話して見つけた「相手がどんどん自分の話をしてくれる聴き方」
お疲れ様です、もんぬです。
内面磨きと外見磨きの自分軸を言語化し100日間伴走する『私戦略会議』を提供したり、コーチングをしたり、時短で会社員をしていたりする、酒と猫と書くことが好きなアラサーです。
2025年の自分に課した『毎日noteチャレンジ』Day58の今日は、毎週ほぼ初対面の人と5時間近く一対一で話す中で気付いた、「相手がどんどん自分の話をしてくれる聴き方」的なものについて書きます。
怖いか?
毎週ほぼ初対面の人と5時間近く話し込む私が。
(笑)
まずなんでこんなことになっているのかというと、私はプロコーチであり、提供するサービスの中でそういう機会に恵まれているのです。
具体的には、「私戦略会議」のメインセッションと、無限ぬトーク。
「私戦略会議」のメインセッションは下のサービス早見表だと3〜4時間と記載していますが、結構な割合で5時間近くになっているのが実情です。
無限ぬトークはそもそもの建て付けがこんな感じ↓なので、なんなら6時間話す人もいます。
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▼コーチングや無限ぬトークに関して詳しく知りたい方はこちら
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さてここから本題。
「相手がどんどん自分の話をしてくれる聴き方」について。
もちろん、前提としてコーチである私には「守秘義務」があるので、私にどれだけ自分のあんな話やこんな話をしたところで許可なく他の人に話したりSNSに書いたりされないという保証による安心感はあるだろう。(友達や同僚との会話では「内緒にしておいてね」と言っても…な部分あるよね、相手によるけど)
また、クライアント(お客様)にとって私は日常生活の登場人物ではない。
私に嫌われようが引かれようがどう思われようが、日常生活には支障がない。
そういう意味で、リスクなしに自己開示ができる環境が整っていると言えると思う。
時間の長さという「慣れ」も一定あると思う。
とはいえ、口外される可能性がなくて万が一ミスっても日常に支障はないとしても、どこまで自分の話ができるかは個人差がある気がしている。
そもそも自分の話を口に出して人に話すのが苦手という人もいるだろうし、日常は変わらないとしても私にどう思われるかが気になってしまう人もいると思う。一応人間だし。
そこで4つ、無意識にやっていることではあったけどふと考えてみたら人に伝えられそうと思ったことを書いておきます。
❶妨げない
これは当たり前と思う人もいるかもしれないが、案外テクニックが要るかも?と思うのであえて書いてみる。
というのも、「ただ黙っていればいい」という話でもないから。
相槌がうるさいのは言語道断。
時々、リアクションを一生懸命しようとするあまり「うんうんうんうんうん」と前のめりに相槌しまくる人がいるけど、あれは話し手にとってはかえって話す気が失せてしまうこともあるので要注意だと思う。
とにかく相手と音声を被せないのが大事。リモート時に限らず。
でも、サイレント一辺倒も気まずくなる。「聞いてる?」って思わせてしまう可能性がある。
そして、コーチング中だったらやるけどコーチングセッション以外の場ではやらない方がいいのが「カットイン質問」。
話を聞いていて気になる話が出てきたら「え、それって**ってこと?」「それどうやるの?」「**ってなに?」などなど質問したくなってしまうと思うけど、その質問によって話の流れが変わってしまったり、最悪「何を話したかったんだっけ?」と本人も本来目指していた着地点を見失ってしまうことがある。
ゆるい雑談ならそれでも良いのかもしれないが、「こういう話がしたかったのに(できなかった)」という後味のスッキリしない感じはできれば避けたいところ。
ちなみにこのカットイン質問、コーチングではむしろガンガンやるように教えられる。コーチたちは「ここ掘ったら良いことが起きそう」というセンサーを働かせながらクライアントの話を聞いているので、掘りどころを見つけたら容赦なく掘っていくのだ。
❷おもしろがる
自分の話をするのを躊躇うとしたらそれはなんでか?と考えたら、何かしらネガティブな反応をされるのを恐れてだろうから、そこを徹底的に排除する意味で「面白がる」のが良い。
少しでもおっかなびっくり出てきた自己開示には特に、明確に「おもしろい!」と言っている。
もちろん、バカにするような言い方ではない。
funではなく、interestingの方。
「興味深い」の意味の「おもしろい」。
自分の話を興味を持って話を聞いてもらえること、自分は人を面白がらせることができる人間だと思えることはほぼ誰にとっても嬉しいことであり、大抵の人が「自分の話なんか面白くない」と思っている節があるので、「うわぁおもしろ!」「それでそれで」とキャッキャ聞く。
実際おもしろいしね!人の人生の話を聞くのは。
時にドラマよりドラマチックで、先が読めなくて、理屈じゃない。滅多に人に話さないこと、こういう場でしか出てこない話ほど人間臭がして、本当に好き。
それをしっかり体現して相手に伝わるようにすればいいだけの話ではある。
❸ジャッジしない
これは❷にも通ずる話だけど、何を言われても「良い・悪い」「正しい・間違ってる」「好き・嫌い」のジャッジをしないこと。
ジャッジを求められていないなら、する必要がない。
ただおもしろがって、続きやその奥を楽しみにすれば良い。
自己開示を妨げるのは「相手のジャッジが怖いから」という側面って多分にあると思っていて、求められていない以上本当に余計なので絶対に私のジャッジは入れない。と決めているし、もはや最近は意識しなくてもこれができるようになった気がする。
内心であってもジャッジしてしまうと、きっと相手にも伝わる。表情や声色や微妙なリアクションに滲み出るんだろう。それくらい、非言語から伝わるものは厚い。
❹リアクションは±1
プラスマイナスってなんやという話、これは聞く側のテンション調整のことを言う。
ポジティブな話のときは相手よりプラス1、ネガティブな(というか暗い話や深刻な)話のときは相手よりマイナス1のテンションで聞く。
楽しい話のときはよりワクワクできた方が良いしその方が次々と良い話ができがちだし、逆に悲しい話の時にはテンションを下げた方が自然な流れで言葉が出てきやすい。
要は、流れ・雰囲気を邪魔しない、止めない。
我に返らせない。冷静にならせない。
楽しい話のときは「楽しい空間」、深刻な話のときは「深刻な空間」をちゃんと創るとも言える。
共通:聞き顔を見る訓練
❶〜❹のレベルを上げることになる共通の訓練としては、自分が人の話を聞くときにどんな表情をしているのか、どのくらい相槌を入れているのかを把握することから始めることだと思う。
これは私はコーチングのクラスで初めてやったけど、自分が人と話しているところを動画に撮られ、見返して練習に活かすというのは正直めっちゃくちゃ恥ずかしかった…!
私の場合、思っていたよりリアクションが薄いし、口数が多くてうるさかった。わざとらしい感じもだるかった。自分の「聞き顔」があんなに固くて無表情に近いこともそこで初めて知った。
でもあの訓練のおかげで、初対面の人と5時間近く話し、「初めて人に話した話がいくつもありました」「自分の話をあんなにするのは初めてだったから疲れたけど超楽しかったです!」と言ってもらえるようになったのだと思う。
あと、リモートワークでのオンライン会議も、自分の聞き顔をチェックするチャンスだと思っている。(もちろんちゃんと会議の中身は聞きつつ笑)
普通は初対面の人と5時間も、しかも一方的に自分の話をしてもらうなんていうセッティングは滅多にないと思いますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
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