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卵子凍結ep.2|東京都の卵子凍結助成説明会に参加しました

お疲れ様です、もんぬです。

内面磨きと外見磨きの自分軸を言語化し100日間伴走する『私戦略会議』を提供したり、コーチングをしたり、時短で会社員をしていたりする、酒と猫と書くことが好きなアラサーです。

2025年の自分に課した『毎日noteチャレンジ』Day60の今日は、東京都の卵子凍結説明会に参加したのでそのレポです。改めて妊娠とは?卵子凍結とは?の全体像が掴めたので頭の整理のための記録、そしてこの後の流れについても書いていきます。(東京都の助成、導線がややこしくて憤慨してしまったので愚痴っぽく見えたらすみません笑)

▼ちなみに連載です



説明会まで

まずは東京都福祉局の卵子凍結助成事業の概要ページから、説明会を予約します。
予約にはこのLoGoフォームへの登録が必要です。

参加できる説明会のスロットを探して申請。

事前にメールで届くPDFを見て、Zoomでの説明会参加方法を確認しておきます。Zoomでは名前を参加者IDに変更する必要があるので、事前に参加者IDだけでもチェックしておけると当日焦らずに済みます。(私は事前に確認するのを忘れていて当日ワタワタしました😩笑)

ちなみにちょっと愚痴:
ZoomのリンクはLoGoフォーム内のマイページ内のPDFにしか記載がないのですが、個人的にはメールにZoomのリンクとか貼っておいてくれてもいいじゃないか…せめてLoGoフォーム内のマイページにでも書いておいてくれたら…とか思いました。

説明会の様子

私は朝10時からのスロットで申し込んでいたのですが、なんと寝坊。10:06に目が覚め、やばい!!!!!とZoomを開きました。
15分以上の遅刻は出席にカウントされないとのことでギリギリ間に合いました…(二度寝しちゃったんですよね…ほんとダメな子だわ反省)

Zoomでは名前を参加者IDに変更する必要があるのでワタワタ変更。
あとカメラオンの指示があります。寝起きでヨボヨボだったけど、事務局にしか見えないそうなのでまぁいいや…笑

説明会は一方的に話を聞く感じで、Q&Aがあるわけではないです。
ちなみに所要時間は10:00-12:00とありましたが、1時間ちょっとで終わりました。

後から振り返れるように議事録をとったので載せておきます。
しばらく議事録パートとなるので、説明会後の流れが知りたい方はすっ飛ばしてください。

〜〜〜ここから議事録〜〜〜

【説明会議事録】

この説明会は、第1パートで医師による卵子凍結の医学的側面の説明、第2パートで東京都福祉局の担当者による助成制度の説明という構成で行われました。

第1パート:卵子凍結の医学的側面について

【卵子凍結の概要と目的】

医師:「卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、卵子を体外に取り出して、凍結保存しておくことです。不妊治療の受精卵凍結とは異なり、精子と受精する前の未受精の状態の卵子を凍結することを指します。」

卵子凍結が求められる背景として:

  1. がんなど病気の治療により卵巣機能が影響を受け、将来妊娠しにくくなることが懸念される場合(医学的適用による卵子凍結、がん生殖医療)

  2. 病気の種類によっては卵巣機能が通常より早く低下することが知られている場合

  3. 健康な女性が加齢により妊娠しにくくなることを懸念して行う卵子凍結

東京都が支援するのは、主に2番目と3番目のケースによる卵子凍結です。

【妊娠出産の仕組み】

妊娠の成立プロセス:
卵巣で卵子が育ち、排卵し、卵管で精子と出会い受精が起こり、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮に到達し着床するというプロセスです。
「通常では生理周期1周期あたり、右あるいは左の卵巣から通常1個の卵子が排卵します。しかし、この1回の排卵のために複数の卵子が成熟過程に入り、淘汰を受けて最終的に1個が排卵します。排卵誘発剤を使用した卵巣刺激では、この淘汰される卵子たちのある部分もともに成熟させて回収することを目指します。」

【加齢と卵子について】

  • 女性の卵子は生まれる前の胎児期に作られ終わり、以後新たに作られることがなく、減少し続ける

  • 時間経過に伴う減少現象は、30歳代後半から加速

  • 卵子の減少は、毎月の排卵で消費されるものと、年月の経過に伴う減少の双方による(ピルで卵子の減少を食い止められると言われることがあるが、それは毎月の排卵で消費される卵子の話で、年月の経過に伴う減少の方は止められない)

  • 加齢した細胞では、細胞分裂で染色体の分離異常が生じる機会が増加

  • 加齢により、卵子の数の減少と質の低下が生じる

【卵子凍結の実際】

卵子凍結の医療プロセスについて:

  • 不妊治療の体外受精と同じ医療の途中までを受ける

  • 複数の卵子を育てるために、排卵誘発剤を利用して卵巣刺激を実施

  • 卵巣刺激には内服薬と注射薬があり、種類も複数ある

  • 通院期間は一般的に約2週間程度、通院回数は4から6回程度

  • 卵巣刺激方法や卵子の発育の様子により通院期間や回数は異なる

【卵子凍結の成功率】

卵子凍結の成功率について(海外のデータが基):

  • 卵巣刺激をして採卵術で卵子が回収できる確率:89〜97%

  • 凍結した卵子が変性することなく解凍できる確率:86〜97%

  • パートナーの精子と受精させて受精する確率:71〜79%

  • 受精卵を子宮に移植できて着床に至る確率:17〜41%

  • 出産に至る確率:凍結卵子1個あたり4.5〜12%

「逆算すると、1人の子が生まれるためには8個から23個程度の卵子が必要ということになります。また別の報告では、1人の子が生まれるためには10から15個の卵子が必要であるとも言われます。」

【卵子凍結の利用状況】

  • 卵子凍結を行った女性の80%以上は35歳以上

  • 平均年齢は36〜38歳と報告されているものが多い

  • 卵子凍結を選択した背景の第1は「パートナーがいないこと」

  • 卵子凍結をした女性の妊娠出産率は約20%

  • 凍結した卵子の利用率は5.2〜7%程度

  • 妊娠した女性の半数は凍結卵子を利用せずに妊娠出産に至っている

  • 凍結した卵子の90%以上が未使用

【卵子凍結のメリットとデメリット】

メリット:

  • 卵巣年齢の時間を止めることができる

  • 年齢を気にせず、実際に出産したい時期に妊娠を計画できる

  • 高年齢になっても妊娠の可能性を残すことができる

デメリ​​ット:

  • 卵巣刺激をしても目指す数の卵胞が育たない可能性がある

  • 育った卵胞の数と実際の採卵数が同じであるとは限らない

  • 卵巣過剰刺激症候群や採卵に伴う骨盤内感染症、骨盤内出血などの合併症リスク

  • 目指す数の卵子が凍結できても将来の妊娠出産が保障されるものではない

  • 高年齢での妊娠出産では母体のリスクが上昇する

最後に医師からメッセージ:
「卵子凍結は選択肢の一つです。この技術は非常に注目を今浴びており、中にはとりあえず卵子凍結、安心のための卵子凍結という発信のされ方もあるようです。しかし、世の中の流行や周囲の方の価値観に流されることなく、今現在のご自身にとって、これが必要な医療なのかどうかを考えてみてください。ご自身が思い描く人生を送るために必要なことは何なのか。この説明会が皆さんの選択決定のお役に立つことを願っています。」

第2パート:東京都の助成制度について

東京都福祉局の担当者から、卵子凍結にかかる費用の助成制度について詳細な説明がありました。

【事業の概要】

担当者:「令和5年度から卵子凍結にかかる費用と、凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成を開始いたしました。これらは、子供を望む方への支援の充実を図るという観点から開始するものです。」

事業は二つあります:

  1. 卵子を凍結するときの助成金:対象となる医療行為は、卵巣刺激から採卵、卵子凍結まで

  2. 既に凍結した卵子を持ちの方がそれを使って生殖補助医療を受けるときの助成金:対象となる医療行為は卵子の解凍から受精、培養、胚凍結、胚移植、妊娠の確認まで

【助成額】

  • 卵子凍結実施年度:20万円を上限に助成

  • 次年度以降:アンケート調査回答時に年2万円(令和10年度まで継続)

  • 1人当たり最大:合計28万円

【対象者と要件】

「この事業の対象者は東京都に住む18歳から39歳の女性です。年齢は採卵日の年齢となりますのでご注意ください。」
助成を受けるための要件(以下の9つすべてを満たす必要あり):

  1. 説明会に参加し、調査事業への協力申請を行い、協力承認決定を受けること

  2. 説明会の参加を申し込んだ日から1年以内に卵子凍結に係る医療行為を開始すること

  3. 説明会に参加してから未受精卵の凍結が完了して助成金の申請を提出する日までの間、継続して東京都の区域内に住民登録をしていること

  4. 説明会に参加した日よりも後に登録医療機関で医療行為を開始すること

  5. 採卵を実施した日における対象者の年齢が18歳以上40歳未満であること

  6. 凍結した卵子の売買、譲渡、その他第三者への提供を行わないこと、また海外への移送は行わないこと

  7. 凍結した卵子を用いて生殖補助医療を実施する場合は、新しい夫(リスクも含む)の精子を使用すること

  8. 卵子凍結後等を実施する調査に対し、継続的に回答すること(調査は令和10年度まで実施)

  9. 調査協力助成を受けようとする医療行為について、他の法令等の規定により国または地方公共団体の負担による医療に関する給付の対象とならないこと

【手続きの流れ】

  1. 説明会に参加

  2. 調査事業への協力申請

  3. 登録医療機関での受診

  4. アンケート調査への回答と調査協力助成の申請(上限20万円)

  5. 次年度以降のアンケート調査と調査協力助成の申請(年2万円)

「助成金の申請期限は令和7年3月31日まで厳守です。ただし、来年の1月から3月に医療行為が終了した方については、特例として6月30日までお待ちいたします。」
担当者は、助成金申請にはマイナンバーカード認証が必要であることを強調し、マイナンバーカードを持っていない方向けの代替手続き方法も説明しました。

【注意事項】

  • 卵子凍結は自由診療のため、医療機関ごとに金額が異なる

  • 助成金を受給しても、20万円を超える額は自己負担

  • 文書料、入院費用、食事療養費など直接関係のない費用は助成対象外

  • 医療機関の登録状況に関する問い合わせには回答できない

  • 既に通院している医療機関が登録医療機関になるかどうかの問い合わせは控える

【次年度以降について】

  • 卵子凍結実施日から最大4年間(令和10年度まで)、毎年アンケート調査への回答と助成申請が必要

  • 凍結実施日から3ヶ月以内に申請

  • アンケート回答時に1年ごと一律2万円を助成

  • 住所や連絡先に変更があった場合は速やかに東京都に届け出る

〜〜〜議事録終わり〜〜〜

説明会の後にすること

説明会を受けたら、何もしないとただただ時が過ぎていきます。
説明会参加後のメールとか来るのかな?と、ぼーっとしていてはいけません!メールとか来ませんので!自分でその後の手続きを進めていく必要があります。

説明会を受けたらこちらの「卵子凍結への支援に向けた調査事業協力申請フォーム」を提出します。

【事業への参加申請】卵子凍結への支援に向けた調査事業協力申請フォーム

フォームの冒頭

またちょっと愚痴っぽくなりますが、必要書類の「誓約書」を別途、福祉局ホームページから探してこなきゃいけないの不親切すぎない!?普通ここに誓約書へのリンク貼るよね!?
…ということでここに貼っておきます。

▼誓約書(令和7年3月1日時点のもの)

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/R6_seiyakusyo

住民票の写しも必要なので、私はこれからコンビニへ行き、マイナンバーカードを使って住民票の写しを入手してきます。

住民票の写しと誓約書を用意して先の申請フォームを無事提出したら、協力承認決定の連絡が来るのを待ちます。(←これが結構時間かかることもあるらしい。卵子凍結の申し込みが増えているからとのこと)

どのくらいかかるんだろうな。具体的な待ち期間には言及してなかったけど。それもまたnoteに記録として書いていきます。
次は多分、協力承認決定の連絡が来て、いよいよ医療機関を受診!卵子凍結の日取りが決まる!みたいな話になると思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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