満身創痍の鎌ヶ岳から入道ヶ岳
GW1日目。
鎌ヶ岳から入道ヶ岳までの登山を楽しみました。
と、
言いたいところですが
後半、睡眠不足と熱中症が重なりダウン。
そんなバテバテ登山ですが、お付き合いいただければ、
励みになります。
鎌ヶ岳
鈴鹿セブンマウンテンの一つでもある鎌ヶ岳は
三重県と滋賀県の境目にある標高1161mのお山。
特徴的なのは、ゴツゴツとした鋭い岩肌と遠くからでも
鎌ヶ岳だぁ~とわかるシルエットではないでしょうか。
近くで見るとこんな感じ↓↓↓
初見では左側をガシガシ登っていくんだと思い、震えたんですけど
実際は黄色の矢印の谷部分を登っていきます。
ただ、ザレザレなので、下りは気が抜けませんが、とても楽しいです。
鎌ヶ岳山頂
やっぱり人気なお山だけに人が賑わっております。
四方八方 景観最高です。
山頂では御在所岳が見えます。
去年のG・Wで行った御在所岳。
そういえば、あの時ゴツゴツした岩肌の鎌ヶ岳を見て
「あんな山、登れる気がしない!」と言ってました。
去年の自分に
「登ったよ」
ってささやきたい。
御在所岳
鎌ヶ岳山頂から見える御在所岳。
鈴鹿セブンマウンテンの一つ。
とっても楽しいお山。
私の中では遊園地系のお山。
道中様々な映えスポットがあります。
その中の一つがこれ↓↓↓
地蔵岩。
一体全体どうなってんの?
こんな岩がそこかしこに存在するのだ。
もう、神さまの遊びにしか見えん。
そして必ず御在所岳に行ったならば写真に収めるであろうスポットが、
こ れ だ ↓↓↓
巨大構造物恐怖症の私には震え上がるフォルム。
ただ写真越しに見ると可愛い。
鎌尾根からイワクラ尾根
話は御在所に脱線してしまいましたが、
鎌ヶ岳山頂では白山もうっすらと姿を現してくれました。
景色を十分に見たので、入道ヶ岳へ向け出発です。
おわかりになりますでしょうか?
この急坂と足場の悪さ。
こんな傾斜をザレ場で下るのですよ。
滑った方が絶対早いけど、二度と家に帰れなくなる。
慎重に降ります。
が!
下るはいいけど、どこまでる下るの??
ってぐらいに、下りが続く。
せっかく1,161mも登ったのに。
そう、下るということは、
登り返しがあるということ。
だって、山だもん。
キノコ岩
ここも結構な急登です。
そして相変わらずのザレ場。
ここを登っていく兵に脱帽です。
私は右にある巻道を選択。
なにが巻道ってぐらい、その巻道もしんどかったです。
体力がどんどん消費していってます。
イワクラ尾根
熱中症により、体力が30%を切ったときに現れたイワクラ尾根。
とにかく長い!
長い、下る、登る、登る、長い
いつまで続くね−ん!!!
それも、疲れてるもんだから
入道ヶ岳がさっきから同じサイズに見えだし、近付いている気がしない!
そこへきてのこの看板の数字。
3
4
5
6
・
・
・
ゴールの数字、教えて!
見るたびにイライラが。
もう帰りたい!
でも帰るには登るしかない。
心が折れる。
仏岩
体力が15%になったとき、突如出現する仏岩。
いや、前からあるのだけど
いかんせん前を向いて歩く気力はなく、ずーと足元を見ていた。
そこで旦那様の
「あ!ほら!有名な岩やでー」
の声で顔を上げると、
デーンと現れた。
仏岩。。。
なんて、神々しい。
と、
言う思いも体力消耗により
感動が沸かない。
ただ、スマホを取り出し
無気力なまま写真を2.3枚撮り
、また足元に顔を降ろした。
元気になった今、これを見てみると不思議な岩だなぁと関心する。
ちゃんと盛塩もしてあったし
一盛りに塩500グラム以上使ってると思う。
誰があの盛塩を置くんだろう。
雨の日なんかは、盛塩崩れて流されるんやろな。
その度に塩を持って盛塩しに登る人がおるんやろな。
盛塩って、当番制なんやろか?
盛塩に8割関心する。
入道ヶ岳
体力残量8%
ちらっと顔をあげると
捉えた!
鳥居だ。
鳥居が見えた。
あと、少し。
と、
思いたいのだが
体力消耗により
遠っ!
まだあそこまで歩かんとあかんの?
帰りたい。
でも登らないと帰れない。
さっきから、この思考がぐるぐると、行ったり来たり。
重い足を小さく踏み込み
なんとか歩き続ける。
と、鳥居から声が聞こえた。
多分それは斜め上の私の声。
ぐすん。
ここからは、旦那様がせっせっと昼の用意から片付けまでしてくれて、その間は体育座りでうなだれた。
山頂
山頂で充分な休息をし、体力が40%まで回復。
下山は1時間半ぐらい。
ほぼほぼ急坂、ザレ場で
なんとか下り切りました。
写真を撮る余裕もないくらいの急坂です。
また、2回渡渉。
2回ともくるぶし上まで浸かるほどの渡渉。
そして無事下山。
今回出会ったお花たち
駐車場
今回、宮妻狭駐車場に停めさせていただきました。
朝の5:30頃に着いたのですが
車は4台ほど。
6:30に登山出発した時点でもまだ余裕がありました。
最後に
体力・気力とも崩壊し
後半は苛立ち、感情の起伏も激しい登山となりました。
熱中症対策にと塩タブレットをひたすら口に入れていたのですが
それでも前日の睡眠不足も手伝って、いい登山とはなりませんでした。
時間も過去最高の9時間越え。
予定時間を大幅に超えての下山。
反省だらけでした。
あと、鈴鹿山脈ですがヤマビルが多いので有名なお山です。
必ずヒル対策も万全に!
ちなみ今回 3匹と遭遇。
内、1匹はパンパンでした。