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米国株・世界株・日本株どれが良いのか?

こんにちは!今回は50代の皆さんにどの株価指数が増えそうかを解説します。
次の図を見てください。1993年から2023年までの株価のグラフです。
米国株(S&P500)が圧倒しています。
一方、日本株は、ほんとど増えてませんね(-_-;)

世界株には米国株・日本株の他に先進国株(イギリス・フランス・カナダetc.)・新興国株(中国・台湾・韓国etc)・グローバルサウス株(インド・ブラジル・メキシコ・インドネシアetc.)が含まれます。しかし、60%は米国株が占めていているので、米国の成長に掛かっています。


米国株の総収益(円)は30年で19倍超となってきた
※出所:楽天証券作成



次の図は米国株への積立投資でどれくらい資産が増えたかを表しています。1993年から2023年まで毎月の積立投資を366回(30年6ヶ月)行った結果、累計の投資元本1,098万円(=3万円×366回)は「複利運用」の効果で約6.87倍の約7,538万円に増えました


※出所:楽天証券



米国株が強いとされる理由は複数あります。

  1. 経済の大きさと成長性:

    • 米国は世界最大の経済を有し、多くの大手企業やイノベーションが集まっています。経済の大きさと成長性が、多くの投資機会を提供し、それによって米国株の価値が上昇する要因となっています。

  2. テクノロジーとイノベーション:

    • 米国は世界的なテクノロジーとイノベーションの中心地であり、多くのテクノロジー企業やスタートアップが存在します。これにより、米国株市場には成長性の高い企業が多く取り扱われています。

  3. 資本市場の深さ:

    • 米国の資本市場は非常に深く、投資家が様々な資産クラスにアクセスできる環境が整備されています。株式市場、債券市場、不動産市場などが多岐にわたります。

  4. 企業の透明性と規制:

    • 米国の企業は一般的に透明性が高く、規制も厳格です。これにより、企業の財務状況や業績などが比較的正確に把握でき、投資家は情報に基づいて意思決定できます。

    • 一方、新興国・グローバルサウスにはカントリーリスクがあるので公正な株式市場が成り立たない場合があります。

  1. 世界的な通貨としてのドル:

    • 米ドルは国際的な通貨としての地位が高く、多くの国で取引や投資に使用されています。これが国際的な投資資金を引き寄せ、米国株に対する需要を高めています。

  2. 政府の経済政策:

    • 米国政府は経済をサポートするための様々な政策手段を有しており、景気後退時には迅速かつ大規模な対策を講じることができます。これが市場に安定感を与える要因の一つです。


ただし、これらの要因が必ずしも将来も継続することを意味するわけではありません。投資には様々なリスクが伴うため、投資家は慎重かつリスク管理を考慮した上で投資判断を行う必要があります。


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