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アラノンの罪の意識(feelings of guilt)

(私が悪いのだ)と執拗に自分をなじる自責の念。これはアルコホリズムがもたらす「恐らく最も深刻なダメージ」であると、アラノンの基本テキストHow Al-Anon Worksは述べています。アルコホーリクの飲酒の原因は自分にある。アルコホーリクが不機嫌なのは自分のせいだ。私たちがそのように感じやすいことについては、以下の記事でも取り上げました。

罪の意識(feelings of guilt)とは、自分が(倫理的、道徳的、法的に)何か悪いことをしてしまったときに生まれる不快な感情です。How Al-Anon Worksによれば、ここで言及している罪の意識には「何かをしてしまったとき」だけでなく「何かをしなかったとき」に生じる感情も含まれます。つまり(私が悪いのだ)の中には、自分にはできない、自分は欠けているといった感情が隠されていると考えることができます。

私の夫が再び飲むようになると、夫と私の間に分厚い壁が立ちました。壁の向こうでアルコールは寵愛を受け、何よりも優先されます。夫のニーズの充足を邪魔するものは何であれ、その壁によって弾き飛ばされるようでした。アルコホーリクの高い要求に沿うことができず、日常の必要性、切実な訴え、ささやかな願いさえも聞かれないのであれば、自分はそのような存在なんだと考えるようになります。夫に応える意志がなかったわけではありません。そこに意志があるからこそ、それを実行できないアルコホーリクもまた、同じように罪の意識を感じています。こうして、私たちとアルコホーリクはお互いに「自分は相手が必要としているものを与えることができない」「自分が必要としているものを相手は与えてくれない」という二重の苦しみを抱えます。人は誰かの役に立ちたい、自分も認められたいと願うものです。家庭という最も親密な場所においてそれが叶わず、私は外の世界ではうまく立ち回り、まったく違う顔を見せました。この長い長い二重生活が、私の魂を奪ったものの正体であると思っています。

さて、これまでアルコホリズムが私たちに与える影響の一つ一つに目を向け、思いを巡らせてきました。ここに書いたことは、私自身やこれまで出会った仲間の経験、そして世界中の仲間の経験が詰まったアラノンの文献のほんの一部に過ぎません。あまりピンとこない、なんてこともあろうかと思います。これらの症状は当てはまらないに越したことはないのですよね。もし私のように否認がそうさせているのだとしても、プログラムを続けていれば、然るべき時に必要な気づきが与えられる。これもまた、アラノンが証明している私たちの経験であるのです。

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