日仏子育て価値観の違いとは?
留学・ワーキングホリデーで1年以上フランスに滞在
独身時代の経験が、現在の子育ての基盤になっています。
当時はベビーシッターをしながら
「私も将来、フランス女性のようにいつまでも優雅なおしゃれママなろう」と決意!
しかし現実は…
2児の母となり
子育てしにくい日本社会を痛感。
時代は流れつつも
忍耐・我慢が根強い日本文化
育児にも現れていることに気がつきました。
フランス女性はママになっても余裕があり優雅である理由
余裕のない育児の原因は
一人で抱えてしまうママの気質!
日本では 育児=ママ が当たりまえ
フランスでは育児 = 夫婦分担
ベビーシッターも一般的!
フランス女性はママになっても余裕があり優雅である理由
それは
自分の時間をしっかりと確保しているからです。
子どもを預けて出掛けるなんて罪悪感…
子育ては我慢や忍耐も必要と
感じていませんか?!
心の中では
子供を預けてリフレッシュしたい。
美容院へ行きたい…
しかし
次に頭に浮かぶことは
『自分の贅沢のために子どもを預けるなんて悪い』
『自分の親ならまだしも義母へは言いにくい』など
結局は預けることができない状況。
フランスでは子育ての価値観も異なります!
私が働いていたように、資格もない学生が
ベビーシッターのアルバイトができます。
子どもを預けることは特別なことではないし
預けやすい環境が身近にあるのです。
文化の違いは仕方ないけど
【育児とはこうあるべきである】というように
固執せず柔軟に捉えられると
自分らしい育児ができると感じます。
コミュニケーションのとれない幼児と24時間過ごせば
疲れるのは当たり前
疲労がたまり、イライラしないで過ごすほうが難しい!
それならば、無理をせず人の手を借りたほうが
数時間でもリフレッシュでき、子どもに優しく向き合えます。
お世話になった家庭のマダムも
夫婦の時間・大人の時間・一人の時間と
メリハリを持っている印象がありました!
上手に子供を預けて自分の時間をつくることは
子どもの親離れも早くなり、自立を促します。
そして私たちも
母親であること以外に、自分の人生をもっと楽しむことができるのです。
自分の母親世代(65歳ぐらい)からは
「子どもを預けて出掛けるなんて!」とお叱りの声もありそうですが…
時代は変化しています!
子どもを預けるという選択肢も視野にいれて
子育てをしていきましょう。
夫婦の時間も大切に
映画のワンシーン:「ママたちが帰ってくるまでいい子にしているのよ!」と言い残し
ベビーシッターにお願いして夫婦で夜のコンサートへ出掛けて行く…
フランスでは
まさにこんなことが日常で起こっていました。
当時は
週末になると主人とマダムは
3人の子どもたちを置いて出掛けていました。
子どもたちとのお留守番が私の仕事です。
いつまでもラブラブで仲のいいご夫妻に憧れをもっていました。
日本では、休日を家族で過ごすことが一般的!
子どもを預けて
わざわざ夫婦の時間をつくる家庭は
少ないのではないでしょうか?
あくまでも子どもが家庭の中心ではなく
自分達(夫婦)や一個人としての軸が中心
子どもが生まれた途端、女性の関心は子どもへ…
夫婦中が冷めてしまうということを
耳にすることがありますが
それもそのはず
子ども中心の生活となれば
子育てをする習慣のない日本男性は相変わらず仕事に追われ
女性は一人で育児に励み
「子育てに協力してくれない…」と男性への不満が溜まり
家事・育児、または仕事にも追われます。
夫婦のコミュニケーション不足にもなりますし
お互いの気持ちが冷めてしまうことも目に見えます。
夫婦の時間
いかにもフランスらしい…
私たち日本人にはちょっと真似できない。
そう思われる方もいると思いますが
私は《夫婦の時間をつくる》ことは
とてもいい習慣だなと思いました。
仮に育児が辛く、旦那さんへの気持ちが
冷めていたとします。
そんなときに旦那さんから
「いつもありがとう!たまには二人で出掛けない?」
なんて誘ってきたら
惚れ直しちゃいますよねっw
(口下手な日本男児が、そんなこと言ってくれるわけないか~)
夢物語は置いておき、、、
まずは子どもを預けて一人の時間をつくってみよう
心の変化はどうですか?
数時間、子どもを距離を置くだけでリフレッシュできますよ。
我が家では、記念日に子どもを預けて夫婦で出掛けることもあります。
または、旦那さんへ子どもたちを預け
羽を伸ばしにお友だちとランチへ出掛けることも。
子育てについて話し合ったり、お互いの近況を話し合う何気ない時間の
お陰でケンカも、すれ違いもなくなりました!
ママ1年目は本当に手探りで、余裕なんてありませんでしたが
ベビーシッターの経験のおかげで
子育てとは
子育ては一人でするものではなく
まわりに助けてもらいながら成長していくものであること。
自分の軸を大切に、子どもに振り回されずに
バランスを取ることでいい方向に進んで行くこと。
一人で育児の悩みを抱えている方のお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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