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Photo by
take_kuroki
購入後のことも考えよう
現在の生活において、「よさそう!」「面白そう!」と思った商品は、
クリック一つで自宅に届きます。
しかし、買うのはとても簡単でも、処分は結構大変です。
昨年、大量のモノを処分しましたが、時間と手間がかかりました。
モノを減らすためには、気力も体力も必要です。
残置物込みで購入した家のリフォーム動画を見たことがあります。
残されたモノの量に圧倒されてしまいました。
かつて高価だったであろうカセットテープの名曲全集や
百科事典などが、ほぼ新品のまま残されていました。
購入時は、何か目的があったのでしょうが、
ほとんど使われることなく、不要品になっていました。
選択肢が無限にあり、簡単に購入できる現代だからこそ、
モノの購入においては慎重に考える必要があります。
「自分がいなくなった後、自分の持ち物を見た人は
どう思うだろう?」
と想像してみることで、冷静な判断ができるでしょう。
今を楽しむことはもちろん大切ですが、
同時に人生全体を俯瞰する視点も必要です。
モノとの付き合いにおいても、
短期・長期の二つの視点を持つことが重要です。
今、買おうとしているモノは、どのくらいの期間、使えますか?
処分するのは簡単ですか?
手間とお金がかかるなら、それはどのくらいですか?
博物館や記念館などで、漫画家や作家などの仕事部屋を再現したり、
愛用品を展示するといった企画があります。
「仮に、そういうことをやったとしても、
私は全く問題ない」
と胸を張って言える状態であるなら、
モノとの付き合い方は、超上級者レベルと言えるでしょう。