Google Apps Script(GAS)をclasp&GitHub ActionsでCI管理する
このページについて
管理に何かと困りがちなGoogle Apps Script(GAS)をGoogle謹製の管理フレームワーク「clasp」とGitHub謹製のCI「GitHub Actions」でコード管理をするための記事です。
Money Forward CorporateIT Advent Calendar 2019 の25日目(最終日)の記事でもあります。
GASをコード管理すると何が良いのか
GASは基本的には、コード管理という概念が無く(厳密にはバージョン管理できますが使い勝手が良くないので無視)、下記のようなことに頭を悩ませるコーポレートエンジニアの方は多いと思っています。
・GASが知らない間に更新されて動かなくなった&差分箇所もわからないから直せない。
・GASを管理するためにGsuiteの共用ユーザを作って、ID/PASSを共用するしかない。
そんなコーポレートエンジニアの方向けに解決案としてこのページを用意しました。
実際の構築手順は長くなるので、下記URLにまとめました。
興味を持って頂けた方は参照頂ければと思います。
https://undersooon.hatenablog.com/entry/2019/12/25/200636
最後に
コード管理をすることで、
・Webアプリとして公開しているGASの認証情報をGAS編集者に知らせないで運用できる。
とか
・秘匿性の高いスプレッドシート(人事情報とか)の閲覧可能者をGitHubで管理する(OwnerはGAS管理用のユーザを作成し、それに割当、実際の閲覧権限付与はGASで行う等)
といった、GAS標準機能ではできなかったことができるようになると思いますので、ぜひGASをお使いのコーポレートエンジニアの方はお試しくださいませ。
Advent Calendar 締めの言葉
MoneyForward CorporateIT AdventCalendarいかがだったでしょうか。少しでも誰かのお役に立てたなら幸いです。今後も色々な取り組みを公開して行きたいと思います。皆さんも是非IT活用を!