私が竹花貴騎氏騒動から思いおこす16年前の”ある企業”の話(1)
竹花貴騎氏?そもそも誰なの?
今更ながら最近になって竹花貴騎氏のYoutube動画を見始めている。
YouTubeでも経営、経済に関する動画も閲覧してるし何人かはチャンネル登録してる経済系ユーチューバーも居るが、竹花貴騎氏という名前とMUPカレッジという会社を知ったのはデイリー新潮のWEB記事で竹花貴騎氏の経歴詐称騒動に関する記事を読んでからだった。
YouTubeで40万人近くのフォロワーの存在、多い時には一回の動画で60万の再生回数、日本最大級のオンラインサロン運営、海外の豪邸やプライベートジェット機所有といった華々しい経歴は持ってる方を何故知らないのか?って思われるだろうが、しがない自営業の私としては同じ立場の目で配信してくれる経済系ユーチューバーには共感は持っても、動画を見ている途中で広告に出てくるアフィリエイトの見せびらかし系に辟易したせいか、悪く言えばゴージャスさ前面に出している竹花貴騎氏のような方には興味すらなかった。
MUPカレッジの動画の感想
幾つかのチャンネルを見させてもらった。演出や構成もしっかりしていて人気チャンネルに成長したのも頷ける。
竹花貴騎氏と元お笑い芸人の司会者とのやりとりをしながら分かりやすい言葉で経済用語について説明しているが、両方とも年齢の若さなのか結構タメ口な言い方だけは違和感がある。他にも説明の際に言い間違いを気づいて慌てて言い直す場面があるが、これだけ動画編集ができるんだったら最初から撮り直せばいいのにって突っ込みたくなった。それでも若い方の視聴者が多いんであればその視点に合わせた方がいいと思った。古い考えなのか揚げ足取りを指摘していたらキリがないから(笑)
公式動画と公式HPとの矛盾
これらの動画を見て竹花貴騎氏の事業に興味を持ち公式HPまで閲覧して行ったのだが、ここからが公式動画と公式HPの矛盾さに気が付いてしまった。先ず思ったのは公式HPには全然力を入れてない印象だった。
ここの会社の看板になる”売り=商品”は何?
竹花貴騎氏はなんの事業を行ってここまで成長したの?
企業情報、IR(Investor Relations)は無いの?
財務諸表は?動画で説明してるのに貴方の会社は無いの?
『竹花財団』って所在地が香港?日本に無いの?日本だったらどこに所在地があるの?
といった企業であれば一般常識である『会社そのものの履歴書』が見当たらないのだ。
そんな当たり前の企業情報が見えにくい会社が過去に存在したことを思い出した。かつてIP電話事業をメインにした通信会社『近未來通信』だ。のちに投資詐欺ということが判明し摘発された後に消滅したが元経営者が海外に逃亡し国際手配されたまま未だに捕まっていない。