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CFP金融が12点あがった理由を自分なりに分析してみた①現在価値、理論価格

CFP2日目を受験された皆様、お疲れ様でした!

Twitterのタイムラインを見ていると、全体を通しても金融が難しかったとの感想が多かったように思います。

自分も、実際3度目の受験でやっと合格した科目です。

過去二回はどちらも20点半ばでしたが、今回は38点でした。
文章問題よりも、計算問題の方が正解率が高かったです。

過去二回とは、大きく取り組み方を変えて点数があがったので、もしかしたらこれから受験される方の役に立てるかと思って記録として残します。

1度目の受験は、高校数学からのスタートでした。
まず、√(ルート)が分からない。二乗する意味が分からない。分散が分からない。
分からない尽くしからのスタートでした。
それでも解法を丸暗記して挑み、応用できずに撃沈しました。

2度目は自己採点では合格していたのですが、なぜか結果は不合格。
同じく解法を暗記して挑みましたが、撃沈しました。

そして、3回目。38点。恐らく合格(しててくれよ)。
過去二回との大きな違いは、理解度が大きく進んだことでした。解法丸暗記から卒業しました。

中でも、理論価格、ポートフォリオ理論(βやシャープレシオ、標準偏差)、オプション取引についてはかなり理解が進みました。

今回は、どんな風に理解したかを書いていきます。

1、前提

まず、前提として高校数学は必須でした。当たり前のことすぎるかもしれませんが。笑

僕は、数学が超苦手でした。

ADHD由来のためか、とにかく計算のケアレスミスが多くて、いつもいいところまでいって答えが合わない。本来の理解よりも計算ミスに引っ張られ、本筋の理解が合っているかも分からない。
そんなことが続いて、数学から距離を置いてしまいました。
幸い暗記は得意だったので、計算ミスがなれけば公式暗記で思考停止で解ける問題を解いてた、みたいな感じでした。
分散や、標準偏差、√などの概念の理解を諦めていました。

度々書いていますが、センター試験の数学は200点満点中90点台。

でも、仕事でやるんだから言い訳できない&電卓あるから計算ミスは極限まで減らせる、ということで、今年の春にnote書きながら一から覚え直しました。

これが本当に大きかったです。

2、理論価格と現在価値

債券の計算で、最初につまずいたところが理論価格。

理論価格とは、

将来に○○円の利益が得られるとしたら、現在はこの価格であることが適正だよね

という価格のこと。将来得られる利益に対して、現在価値を表す価格です。

現在の100万円と3年後の100万円の価値を比べると、現在の100万円の方が価値が高い。
なぜなら、お金には時間的な価値があるからです。

例えば、現在手元の100万円を年利10%で3年間複利運用したとします。
すると3年後、100万円はいくらになっているか。

100万円×(1.10)=110万円
110万円×(1.10)=121万円
121万円×(1.10)=133.1万円
【上記の3つの式は100万円×(1.10)³の式でも表せます】

3年後には133.1万円になっています。
ここまでは理解しやすいと思います。

逆に、3年後の133.1万円は今の価値でいくらになるかを計算します。

133.1万円÷(1.10)³=100万円

133.1万円を1.10(1+10%)の3乗で割ると出てきます。
応用して3年後の100万円の現在価値も計算してみます。

100万円÷(1.10)³=751,315円

現在の75万円と3年後の100万円は年率10%で運用される場合は、同じ価値と言えます。

この現在価値の概念が非常に最初難しかったです。
特に、なぜ乗で割るのかが全くわかりませんでした。

一つ一つ計算することで、理解できるようになります。

この現在価値の概念はディスカウントキャッシューと呼ばれ、企業価値や不動産の現在価値の計算にも不可欠な概念となってきます。

CFPの金融で最初に躓きがちな、でも非常に大切な概念です。

この将来この金額になるのであれば、今現在はいくらが適正かを計算した結果が理論価格であり、現在価値になります。


少し長くなりそうなので、ポートフォリオ理論は明日以降にまとめていきます。

CFPのおかげで成長できました。

2日目の日程でテストの方、本当にお疲れ様でした!

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岩切 健一郎 発達障害専門FP
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