ADHDとナルコプレシー
ナルコプレシーという病気あります。
睡眠障害の一種で、夜に十分睡眠をとっていても日中に突然眠気に襲われる症状です。
ナルコプレシーの原因は
脳の中のヒポクレチン(オレキシン)を作り出す神経細胞(ヒポクレチン・ニューロンあるいはオレキシン・ニューロンといいます)が働かなくなることによって起こることがわかりました。
(厚生労働省HPより)
遺伝的な要素があるとも言われています。
ナルコプレシーはADHDと関連があります。
2020年、浜松医科大学の研究でナルコプレシーとADHDの関連があることが認められました。
ナルコレプシーと呼ばれる睡眠障害と注意欠如多動症(ADHD)に見
られる多動性・衝動性と不注意症状が遺伝的に関連していること
①ナルコレプシーの発症に関連する遺伝子の変化は ADHD 特性に影響する
②ナルコレプシーと ADHD 特性には共通して関与する遺伝子がある
これらがこの研究で判明しました。
今回の研究では生後99か月の子供を対象としたものの範囲ではありますが、ADHDとの関連が認められたようです。
ADHDの薬のメチルフェニデート(総称コンサータ)は、ナルコプレシーの治療薬にも入っています。
実際コンサータを飲むと、日中の眠気はかなり抑えられます。
というのも自分自身、夜しっかり寝ていても日中の突然の眠気に襲われることがありました。
高校の時も居眠りにより廊下に立たされたことも度々あったので、「もしかしたらナルコプレシー?」と疑ったことがありました。
研究結果を知り、自分だけではなかったことに、納得と安心がありました。
ただ、ADHDの方でナルコプレシーの診断を受けようとしている方に伝えたい情報があります。
ADHDの方がナルコプレシーを疑って診断を受ける前に。
ADHDとナルコプレシーの関係が研究の結果(限定した範囲ではありますが)、認められました。
ADHDの方で、ナルコプレシーの診断を受ける前に注意することが1点あります。
それは、生命保険に関することです。
ADHDの診断後ある程度年数が経っていたり、ご加入時の年齢が高かったりすると、「無条件で加入できる生命保険や医療保険」はあります。
(※各保険会社の取扱いによりますが)
ASDも同じくです。
ただ、ナルコプレシーの診断を受けることで無条件での加入が不可能になるケースがあります。
睡眠導入剤を飲んでいる場合も無条件での加入が困難になります。
無条件でいけるかなと思って問い合わせたところ、これらの症状と薬剤の服用のために緩和型をご案内したケースもあります。
ADHDとナルコプレシーの関連があることがは研究で認められましたが、生命保険の査定上は別々の判断をされます。
ADHDの方の眠気問題の解決は実際の業務にも影響が出るので、必要だと思います。
ただもし診断を受けることを検討しているのであれば、その前に生命保険が整っているかの確認をおススメします!
ポジショントークっぽくなっていますが、事実ですのでガンガン伝えていきます!!!
ご参考になれば幸いです!
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