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240325 彗星ギフト「アルバート、はなして」のこと

2024年3月20日(水)
彗星マジックプロデュース公演“ギフト”
「アルバート、はなして」出演させていただいておりました。

一言で言うと
めっっっっっっっちゃくちゃ充実してた!!!!

2年くらい放置していたnote書こうってなるくらいのパワーがあった。
本当に思い切って参加してよかった。

はじめ、Twitter(X)で募集を見たときにめちゃくちゃ心惹かれて、でも、ものすごく応募するの迷ってました。ほぼ〆切直前まで。

2年前に通勤に1時間半かかる地獄の転勤を命じられてから、お芝居をほぼ諦めて過ごしていたから。

でもいい加減、お芝居諦めて生きていくのが無理になって。
ひとりで出来る事にも煮詰まってきてて。
仲間が、共演者さんがいる場で、お芝居がしたい!!感情のやりとりがしたい!!!マジ無理、死んじゃう!死ぬ気になれば何でもできる!知らんけど!!と、無謀は承知で「エイッ!!!!」と応募した。

芝居をしないから、新しい出会いもご縁も広がらない毎日。
オーディションでずっと気になっていた彗星マジックの方々や、今まで知らなかった人に会えるだけでもいい。そんな気持ちでした。
オーディションまともに受かったことないから、絶対落ちると思ってたし(笑)。

結果、奇跡みたいなありがたいご縁をいただいて、台本初見で読んだ時からやりたい!と思った役をいただけて。
職場でメール見た時震えが止まんなくて。しばらく人のいないところに逃げた(笑)。

(嬉しいのと、毎月法定ギリギリまで残業してるのにどうすんねん、の気持ちで。)

しかし奇跡は重なり、稽古開始とほぼ同時に唐突に仕事が閑散期に入ってどうにか稽古はほぼ参加できました。
ありがとうカミサマ!!!!!!!!!
世界はなんて魅力的なんだろう!!!

●作品のこと

めちゃくちゃ好き(語彙力…)。
素敵な作品に出会えて嬉しいです。
楽し可愛いファンタジー的なシーンもあれば、時代の空気や、エンタメに終始せず人間の色んな感情やドラマもしっかり描かれている。「人間」がしっかり描かれているのが特に好き。

だから苦しいシーンもあるけど、ラストがとにかく優しくて。
エンディング、裏チームの稽古見ただけでべちゃべちゃに泣いた。
登場人物たちの何十年もの人生が報われていく感じが優しくて優しくて。
本当に世界がこんなふうにやさしく報われたらいいのにと願わざるを得ないなぁ…。

すごく素敵な作品に関われたし、おかげで今も素敵な言葉や感情たちがたくさん私の中に残っています。
宝物です。
本当に関わらせてもらえてありがたいです。

●お芝居のこと

いただいた役柄は精神的になかなかしんどい役だったけれど、ひさしぶりに、感情の出力をMAXでできたのが嬉しかった。
演出の勝山さんが最初の方の抜き稽古で「君はもっと出せると思う」と何気なく仰って下さったことで、少しはこれまでのMAX以上にはなれたような気がする。ありがたい…。

これまで「感情出さないで」というオーダーだったり、狂言回しっぽかったり、相手役的な存在がいなくて感情のお芝居があまりできない役回りが多かったので、最近見ていただいている方には珍しい感情大爆発っぷりだったかもしれない。どうでしたしょうか。

演劇を始めた学校や劇団に居たときはゴリゴリに感情で闘うお芝居で、私のベースにはそれがあって。
色々あってその環境は離れたものの感情バチバチ芝居が好きで続けていたので、ほんと、その時以来ぶりくらいに共演者さんと全力でバチバチできたのが、、もう、、本当に、、語彙力失うくらい楽しかったし幸せやったし、ありがたかった。
これまで関わった作品全て有意義だったけど、今、特に私がやりたい演劇だった。

シーンは少ないけど夫役ということで、関係性を色々作ってくださった劇団員の小沼くん。稽古序盤からこう見せたい、というプランを提示してくれて、お若いのにさすが劇団員だな、、と勉強になりました!
(年齢差17歳もある妻役で心底恐れ多いと思いつつw)
稽古もたくさん付き合っていただいたおかげでより深く役に向き合えたと思います。感謝です。

もう一人劇団員の米山さんにも役柄上バチバチに(自●するまで)追い込んで頂けて、もう、そのエネルギー、プレッシャーたるや半端なくて、細胞がざわざわして、もうとにかくありがとうございます!!と最早気持ちの悪いオタクみたいな言葉にしかできないほどありがたかったです!!
別の舞台で拝見していて素敵な方だなと憧れていたけど、改めてこんなカッコいい俳優になりたいと思いました。

あと特筆したいのはダブルキャストで同じ役を演じた鎌田さん。難しい役だったので、上手い人が裏で良かったなと本気で思いました…。役のプランは違ったけどめちゃめちゃ理解できるし、理知的なクララが追い込まれていく姿が圧巻でした。段取りの共有や立ち位置の取り方など、たくさん教えてくれたこともとても感謝です…!!

演出の勝山さん、演助のユラリさんの言葉ひとつひとつからも学びになったし、西出さんのハイセンスなお衣装着せて頂けたのも嬉しかったし、全員のこと何か書きたいけど、字数が大変なことになるので、このくらいで。


私は年齢の割に経験値もセンスも色んな能力も技術もなくて、未熟で出来ないことばかりだけど、今回、確実にものすごい経験値になったし、
今後こういうところ直していこう、という自分なりの課題も設定できた。

周りが上手すぎて
「なんで私ココに居させてもらえてるんやろう、、」
「私はちゃんと作品における役割を果たせてるんやろうか」
と病み散らかして心の友に半泣きで電話した夜もあったけど(笑)。

演劇、続けていきたいから、もっとお客さんに楽しんでもらえるように上手くなりたい。

この一年半ほど、自ユニット以外はほぼ活動お休みしてたけど
「2024は演劇・表現活動をたくさんする!」と年始に決めて、応募して、最高の起爆になった。

色々新しい人とも知り合えて、お芝居に取り組む姿からたくさん学べて本当に得難い、ありがたい経験だったなーと思う。

ああ、なんだかもっともっと言葉にしておきたいことがたくさんあるような気もする。

本当に、彗星マジックの皆様、タブルキャスト含めた共演者の皆様、スタッフさま、お客さま、来れなかったけど応援してくれた友達、本番日に応援のラインくれた人、関わっていただいた全ての皆様に、ありがとうございました!!

2チームキャスト全員!ありがとうございました!

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