240826 8月の講談・朗読 終演記録
8月の本番が終わったので。せっかくなので。
記事にまとめておきます。
こういった単発のものを含めての出演続き、今月でひとまず休憩です〜。
や〜、がんばったし、全部全部楽しかった!
次は11月。今は水面下での準備期間です。わくわく!
今月は、読む系(っていう表現でいいのか?)の出演が2つありました。
【1】8/10 講談会
去年、あまりに演劇が出来なくて苦肉の策で「この間に何か一人で練習できる良い手段が無いか」と、朗読や落語のワークショップ・教室などを探していた時に、家の割と近所で講談塾があることを知り。
朗読Barで講談を読む人も居るし、YouTubeで時々見てる伯山さん面白いし、これなら!とノコノコ通い始めた講談塾。
そこの、いわば生徒発表の場なので、アマチュアの会ですが。
ベテラン塾生さんに混じって出演してきました。
演目は「耳なし芳一」
夏なので怪談。登場人物のセリフや、おどろおどろしい描写が多かったので、動かないけど一人芝居してるみたいな感覚で楽しかった。
いつか一人芝居もできたらいいなと思っているから、良い修行!
見にきてくれた友人知人は身内贔屓とはいえ、楽しかった、良かったと言ってくれたので嬉しい。頑張ろう。
ベテラン塾生の先輩方は、プロではないけど10年以上続けてらっしゃるので円熟味というか、語り口のこなれ感・抜け感がすごく良くて、こういう肩の力の抜けつつ惹きつける語りが出来たらカッコいいな〜と思う。
【2】8/21 朗読Bar 「金魚の夢」
こちらは色々自由に表現させて頂ける場なので、また違った挑戦がしたくて、自作の物語を読みました。
「熱帯林の夜に」と題した戦争(南方作戦)の物語。
時期柄もあったのか、なぜか強烈に形にしたくなった、子供の頃に聞いた祖父のエピソードを盛り込んでみました。
なんだろう。お盆も近かったし、亡祖父がそうさせたのかもと思いたい。
南方戦線のエピソードで、本当に子供だったので悔しいことに断片的にしか覚えておらず、実際の作戦を調べたり、同じ南方でも他の国に行った人の記録などを参考に創作も交えて、一人の青年兵が体験した話、という形にしました。
しかし、記録を調べれば調べるほど、過酷な戦場で、半数以上が亡くなってて、どうやって生き残ってどうやって帰ってきたんだジイちゃん……そこんとこ詳しく!!!という気持ちになりました。
祖父は私が19歳の時に病気で亡くなっており、生前の、さらに闘病前の元気な頃だと高校生だった私には、改めて戦争のことを教えてというのも気恥ずかしいような、申し訳ないような、またいつでも聞けるような気がして聞けなかった。でも、聞いておかなければいけなかったよな…と悔やまれます。
父方祖父も母方祖父も趣味人で、結構悠々自適に老後を楽しんでいる印象の人で、積極的に戦争の話などしなかったので、思い出したくもないようなことだったんだろうと思うけれど。
もはや聞く術はない。悲しい。
およそ80年前の出来事というと遠い気がするけど、こうして今生きている自分が、生身で交流していた人が実際に体験したことだ、と思うと、地続きだし、簡単に風化させてはいけない気がするのです。
物語づくりは拙いけれど、どうにか形にできて良かったなぁと思います。
機会があればまた改稿して聞いてもらいたい。
noteにも投稿しておきたいとも思っている。
ちなみに、祖母は岡山県で学生の勤労奉仕をしていて、朝、出勤の時に遠くに原爆の光を見たと言っていました。
ひょうきん&お茶目でちょっと話を盛る人やったから、ほんまかな、と若干思いますが……実際どのくらい強い閃光やったかは分からないので、さもありなん、かな。