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基礎の大切さ

なにごとも、基礎が、大切だ。

ぼくは、いま、発音の、基礎をやっている。


地味だけれど、とても、大切なこと。

基礎という土台がないと、いつまで、たっても、聴き心地のいい声には、ならない。


音声という世界に、足を踏み入れたのなら、じぶんの声のクオリティを、あげたい。

そのかたのじかんを、つかって聴いてくれるなら、聴き心地のいいものを、提供したい。


ぼくは、滑舌が悪い。

以前は、それでもいい、と思っていた。

発信することが、大切で、基礎練習は、じかんの無駄、だと思っていた。


けれど。

ちがった。


どんなに、内容がいいものであっても、聴き心地が、良くなければ、聴いてもらえない。

聴いてもらえないのなら、収録しても、意味がない。


だからこそ、基礎をやって、じぶんの声の底上げをする。


基礎をやると、いままで、きにならなかった、発音だったり、発声だったり。

それが、わかってくる。

しっかりと、発音できないのだ。


はじめは、嫌だった。

だって、できないことを、見たくなかったから。


けれど、見ないことには、成長しない。

ぼくは、じぶんと、向き合って、発音で、苦手な行を、洗い出した。

ほぼ、全部だった。


それから、特に、苦手な箇所を、スキマじかんを、つかって練習した。

ぼくが、特に、苦手なのは、ま行と、ら行。

それを、お風呂場で、練習する。


最初は、もたついて、発音できない。

すこしずつ、やっていくうちに、スムーズに、発音できるようになってきた。

まだまだ、改善するところは、多いけれど、じぶんの、ペースで、やっていこう、と思う。


不思議なことに、嫌だった基礎練習も、いまでは、たのしいじかんになった。

すこしずつ、成果や手応えを感じると、うれしくなってくる。

しみじみと、基礎って、大切だな、と思う。


ひとは、地味な基礎よりも、テクニックに、惹かれる。

地道な基礎よりも、一足飛びに成果の出る、テクニックを、やりたがる。


けれど、基礎が、できていないのに、応用できるだろうか。

小手先のテクニックが、どこまで、通用するだろうか。


基礎は、一見すると、遠回りに感じることが、ある。

テクニックのほうが、早く、すすんでいるように、感じる。


だが、基礎をやっていると、応用が、きく。

そして、どんなことにも、応用が、きくようになる。

臨機応変に、対応することができる。


テクニックは、ある課題にとっては、有効かもしれないけれど、べつの課題には、役に立たなかったりする。


だから、基礎は、遠回りではなく、近道なのだ。


これからも、ぼくは、コツコツと基礎を、やっていこう、と思う。

綺麗に、発音できるように。

綺麗に、発声できるように。

耳心地のいい声を、届けるために。


ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。



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もとひろ@絵本作家/エッセイスト
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