わかっているだろうをやめる

コミュニケーションを、とるうえで、気をつけないといけないことがある。

それは、相手が、じぶんのことを、わかっているという思い込みを、やめること。

相手は、じぶんのことをわかっている、理解している。

だから、つたえなくても、つたわっている。

けれど、相手が、すべて、わかっている、理解しているとは、かぎらない。

それなのに、なんで、わからないんだ、と腹をたててしまうかたもいる。

それは、いかがなものか。

ただ、１から１０まで、すべて、話さなければいけないのか、ということではない。

すべてを説明しなくてもいいけれど、わかっている、という前提で、つたえないのは、やめたほうがいい。

コミュニケーションを、円滑にしたいのなら、わかっているだろうをやめること。

つたえることは、つたえること。

つたえても、つたわっていないこともある。

それくらい、相手に、なにかをつたえるのは、むずかしい。

つたえたつもりでいても、相手はすこしも理解していないことだってある。

そして、わかっているだろうをやめると、腹がたつことが激減する。

なんで、わかっていないんだ。

あるいは、なんで、わかっていてくれないの。

思い込みや、思い違いが、なくなるからだ。

あなたも、経験はないだろうか。

わざわざ、つたえなくても、相手は、わかってくれている。

そう思っているのに、相手はわかっていない。

それで、口論になってしまう。

あるいは、夫婦や恋人。

想いをつたえること。

感謝をつたえること。

そんなこと、言わなくてもわかっている。

いつも、態度で、示しているのだから、相手にはつたわっている、と。

けれど、相手は、不安をいだいて、さみしい思いをしている。

このように、わかっている、という前提で、つたえることを、おろそかにしてしまうと、うまくコミュニケーションがとれない。

だからこそ、ささいなことでも、じぶんの気持ちをつたえること。

もちろん、言葉じゃなくても、つたわる想いもある。

ただ、やはり、言葉のほうが、つたわりやすい。

もっと言えば、言葉と行動。

このふたつで、つたえることが、大切なのだ。

ぼくも、わかっているだろうをやめてから、相手に悪態をつくことがなくなった。

そして、相手に、不快な思いをさせることが、すくなくなった。

どんなに親しい相手でも、つたえることは、大切だな、とつくづく思う。

あなたは、相手に、つたえたいことを、つたえているだろうか。

わかっているだろう。

そんなことを、思って、接していないだろうか。

わかっているだろうをやめて、じぶんの想いを、相手につたえてみては、どうだろうか。

ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。