少年院 №9 入院
「もうじき、着くぞ!!」
鑑別所の所員は、気だるさと眠気を吹き飛ばすべく、気持ちを引き締め偉そうに言った。
長い長い急な山道を登ると、塀に囲まれたいかにも怪しい建物が、俺を睨むように仁王立ちしていた・・・。俺は、引き裂かれた麻美との約束を胸に刻み、不安や恐怖を落ち着かせるのに必死だった・・・。
少年院に到着した・・・。俺はもうしばらく戻ることのないであろうシャバの空気を吸い込んだ。新たな気を引き締め俺は少年院に第一歩を踏み込んだ。薄暗い部屋に到着すると、鑑別所から、少年院への引渡しの手続きみたいなものをして、手錠が外され、俺はパンツ一枚にされた。留置場に入る時、鑑別所に入る時と同様に、所持品の確認をして、保管。その後、身体の傷(手術痕・根性焼き・刺青)などの位置など細かくCHECKされ、最後にケツの穴を見せる・・・。性病や変な病気を持っていないかのCHECKらしいが、これだけはかなりの屈辱を受ける・・・。仮性包茎の皮かぶりは自分で剥いて亀頭も挨拶しなければならない。俺はズル剥けだったのでいつも自信ありげにパンツを下ろしたていた。その為、
「立派なもんもってんなぁ!!」
とか、
ろくでもないおっさんですが障害のある息子のために使わせていただきます。