映画「アンフレンデッド」短評
2015年公開、83分、アメリカのホラー映画。
※※以下ネタバレありの感想です。※※
①感想
YouTubeで岡田斗司夫さんがオススメしていたので見てみた。
「Search/サーチ」のホラー版のようなPC画面で展開していく趣きの映画だが、「Search/サーチ」より、こちらが先らしい。
PCを使っていて、色々なアプリケーションが閉じれなくなる恐怖感は、ウイルス感染によく似ている。
ビデオチャット画面による恐怖映像は、今のご時世では違和感なく受け入れられるし、YouTubeに暴露映像をアップされるのも、今や日本人にもリアリティがでてきた。
2015年では早すぎたかもしれないが、時代が追いついたようだ。
主人公以外が最初からいかにも脇役顔で、いつ死ぬのかハラハラなのだが、やはり死ぬ。
展開も予想はつくが、決して退屈はしないし、怒涛の暴露合戦で仲間同士の信頼が揺らぎに揺らぐのは、修羅場を超えた地獄模様で、迫力があった。
②監督
この映画を見る直前に、監督はどんな人なのかな、と調べた。
レベン・カブリアーゼという方で、フィルモグラフィーを紐解くと、本作と、前の監督作品「エターナル」(未見)と、ソ連SF映画屈指の傑作「不思議惑星キンザザ」の3作品だけが出てきた。私からすると、「え? あのキンザザ?」という感じだ。
調べるになんとこの監督、キンザザの主人公の相棒である学生デゲバン役の成れの果て?というから驚いた!
「不思議惑星キンザザ」は、私にとって特別な1本なので、また別の機会にたくさん語りたい。
キンザザファンならこれは見なくては、と思い、この作品をすぐに見たが、あくまで監督なので別に出演するわけでもなく、別にキンザザの影響が見られるわけでもなく、当然まったく関係ないのだが、なぜか感慨もひとしおだった。
キンザザファンなら。(★★★☆☆)
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