【ヨシタケシンスケ展かもしれない】~また行きたいかもしれない~
ずっと行きたかった【ヨシタケシンスケ展かもしれない】に行ってきた。
2024年7月23日~9月2日まで、横浜そごう6階 そごう美術館で開催されている。
以前、東京で開催されたときには行けず悔しい思いをしていたのだが、今回横浜で開催されると知って、必ず行こう!!!とむすこと誓い合った経緯がある。
ヨシタケシンスケ展かもしれないには、むすこ・むすめ・夫・私の四人でいくことができた。
むすこは、ヨシタケさんの絵本が大好きで、誕生日にもらったクオカードでヨシタケシンスケさんの絵本を大人買いするほど、ヨシタケさんにハマっていた。
おそらく、絵本は全部持っているのではないだろうか。
そして、そんなむすことむすめに読み聞かせをするうちに、すっかり親の私もヨシタケさんに魅了されてしまったのだ。
ヨシタケさんのユーモアあふれるイラストと文章、そして、大人のこころにも突き刺さる哲学。
真面目であることが正義
人に迷惑をかけてはいけない
等、完璧主義な傾向があり、自分で自分をがんじがらめにしてしまう私にとって、ヨシタケさんの優しくておもしろい言葉とイラストが、時に背中を押してくれる。
ヨシタケシンスケさんを好きになった出来事
実は、ヨシタケさんが描く絵本を読んで、むすこの価値観が大きく変化する出来事があった。
むすこが、幼稚園年中の5歳ころ
「人は死んだらどうなるのか」
「おじさん、おじいさんになりたくない」
「死ぬのが怖い」と泣き出すことがあった。
急にこんなことを言い出して驚いたのと同時に、こんなに小さな子が、【死】を想像して恐怖を感じていることがかわいそうでならなかった。
この漠然とした不安を解消してあげたかったけど、私自身も死んだらどうなるかなんて、よくわからない。
人は死んだら
・天国に行って、先に天国に行っている人と会えるらしい
・また生まれ変われるらしい
なんて言ってみたけど、納得するはずもなく。
最後は骨になるなんて現実的なことを話してしまったときは、これまで以上に怖がらせてしまって、間違えたことを教えてしまった。むすこが知りたいのはこんな答えではない!と反省・後悔する日々だった。
そんなときに、ヨシタケシンスケさんの【このあとどうしちゃおう】という絵本に出会った。
この本は、亡くなったおじいちゃんの部屋からおじいちゃんが書いた「このあとどうしちゃおうノート」を見つけた男の子のはなし。
このノートには、自分が死んでしまったらどうしたいのか、どうなりたいのかがいっぱい書いてあった。
おじいちゃんのユーモアがあふれる死後の世界。ノートには
このあとのよてい
きっとてんごくってこんなところ
みんなをみまもっていくほうほう
いじわるなあいつはきっとこんなじごくにいく
とかが書いてあり、それをみた男の子は、天国に行くのが楽しみになっていく。
そして、おじいちゃんは天国に行くのが楽しみだったのかなと思うけど、
でも、もしかしたら本当はおじいちゃんも死ぬのが怖かったのかな…と考える男の子。。。
この絵本に出会って、むすこは死に対する漠然とした恐怖が、すこーしだけ和らいでいった。
この絵本があったから、むすこは自分で考えて、感じて、【死】という得体のしれない怖いものが、怖いだけではなくなった様子。
怖い事には変わりないけれど、今を大切にしたいという気持ちも湧いてきたみたいだった。
わからないから怖い。
知らないから怖い。
だから、知りたい。
そういう気持ちを大切にしていってほしいと思った。
ヨシタケシンスケさんの絵本には、人の考え方を楽にしてくれるようなフシギな力があると私は思う。
そして、この本に出会えたことにめちゃくちゃ感謝している。
この本に出会ったあとに、ヨシタケシンスケさんの代表作ともいえる【りんごかもしれない】を読んだ親子であった。笑
読めば読むほど沼る絵本。
そんな作家さんの展覧会、とっても楽しかった~!
ヨシタケシンスケ展かもしれない
ヨシタケシンスケ展かもしれないには、老若男女問わずたくさんの方が来ていた。
こどもが楽しめるような工夫がたくさんあり、写真撮影もOK!
最初から最後まで、わくわくしながら親子で楽しむことができた。
ヨシタケシンスケさんが書いたスケッチ。
圧巻の一言。
絵本のアイデアスケッチは、シャーペンで薄ーく書いてあるものが多く、それを見たむすこが、「ヨシタケさんも字が薄いね。ぼくと一緒だ。」と話す。
むすこは、筆圧が弱くてへにゃへにゃな字を書く。わたしは、それを注意しているのだが、ヨシタケさんと一緒だと嬉しそうに話していたのをみて、複雑な気持ちにはなったけど。笑
5さいのむすめもとても楽しそうだった。
顔はめパネルがあると、すぐ顔をいれるタイプのむすめだが今回もそうだった。
【つまんないつまんない】の顔はめパネル。
笑わないでー!の掛け声に、つまんない顔をしてくれるむすめが愛おしい。
欲を言えば、もっと人が少ない時に、こども連れではなく、ゆっくり一枚一枚のスケッチを堪能したかったという思いはあるけれど、今回はこどもと一緒に行ったからこその楽しさがあった!!
ヨシタケシンスケ展かもしれない
また行きたいかもしれない。
気になる方はぜひ。
おとなもこどもも楽しめますよ。