死んでゆく爪
子どもが寝てから、自分の時間が来ると、
残った家事をしたり、やりたいことをしたり、
やらなきゃいけないことをしたりする。
今の時期は、末端が冷えやすいから、手足がキンキンになってくると、ハロゲンにしばらくあたって、血流をよくする。
それで、ふと、はげたネイルを見ては、
あー爪が死んでる。
と思うのだけど、
わたしは、昔から、はげてもすぐに塗りなおさない。
本当に10代の頃は、はげる前に落としては新しいカラーにしたくて、何度も何度もそこに時間を費やしていた。
着けるタイプのネイル作成をするのも趣味で、実際に着けないのに、もうアートの領域で黙々と創り続けたりしていた。
そんな人間でも、置かれる環境が激変すると、それに伴い、あらゆる事が変化し、心情もまた移ろい変わる。
わたしは、そのはげ始めた指先の死んでゆく爪を眺めながら、
まるで使い古した武器や工具の錆のようだなぁと思った。
はげたネイルを「美しくない」と決めるのは、誰かなぁ?
そこに、美学を持ち込むのは、それが私が私に出来る唯一の「生きた結果」として、それをそこに感じたいからかもしれない。
頑張って、たくさんの仕事をしてくれているこの指先と、死んでゆく爪に愛おしさとありがとうをたくさん感じて。
それでも、やっぱり、自分も他人も、創造された最高傑作を纏うのを見たいから、
また、塗り直したりするんだね。
まぁ、また、あした。
みんな、お疲れ様ね。
(^^)
いつもありがとうございます(о´∀`о)💕これからもよろしくお願いします🌈✨🙏