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今朝の夢日記、現実との不思議なシンクロ現象。

長い夢を見ていたけれど、後半の最後の部分しか思い出せない。

息子がどこかの岩場の前で、一心不乱に土を掘り返していた。なぜそうなったのか、夢の中の記憶は思い出せないけれど、私は、ただその後ろでそれを眺めていた。

岩には苔がたくさんついていて、岩肌は黒く湿って艶々していた。まわりは鬱蒼とした木々で暗かった。

だんだん「あな」が出てきた。息子はまだとり憑かれたように無我夢中で、素手で土をせっせと両サイドに放り出していく。現実では考えられないスピードで。

人がかがんで入れるぐらいの横穴が出現した。

それと同時に無数の蛍のような黄緑色の発光した光が現れた。

「ママ!みて!!やっぱり!すごいでしょ!」と声を張り上げた。

驚いて中を覗くと、黄緑色の光は中へ吸い込まれるように移動していた。私のまわりもどこからともなく集まってきた黄緑色の光の粒があなの中へ吸い込まれる形で横切っていく。

息子があなにじりじり近寄っていくのがわかった。

私は、咄嗟に息子の腕を掴んだ。

「この中は、いま、時間が逆行しているから入ってはいけない!還ってこられなくなるから!」と叫んだ。

振り返る息子の顔は満面の笑みで、私の話をまるで聞いていないようだった。

「○○ちゃん(息子の名前)、お願いだからママの話を聞いて。このあなは入ってはいけないの。蛍さんだけのおうちだから。人間はダメなの。わかるよね?ここで見るだけにしよう。○○ちゃんが頑張ってくれたから蛍さんはおうちに帰れるね、あなを掘ってくれてありがとうね。」

息子は納得したようで、じゃあ仕方ないかと立ち上がった。いきなりあなに飛び込まないように繋いだ手に力が入っていた。
苦し紛れの無理やりの説明で納得してくれたことにホッと安心した。

黄緑色の光たちは絶えることなくあなのまわりで現れては、中へ吸い込まれていく。

還っていく。還っていく。元の世界へ。時間が戻る。逆さまのあな、再生、還る、かえる、かえる、かえる……。

あなを見つめながらそんな言葉たちが頭のなかに流れていた。

全身泥だらけで、私は息子の体をはたきながら帰ってシャワーと、洗濯は別で回さないとなーとぼんやり思っていた。

◆◆◆◆
目が醒めた。

まだぼんやり夢の中にいた。息子が呼んだ。

「ママ!見て」

なに?と寝返りをうって息子をみたら、枕元で座っていた。

「毛布が洞くつになった!すごくない?」

見ると自分の寝ていた毛布がさっきのあなのようにそこに存在していて、夢の気持ちがまた戻ってきて、一瞬気分が悪くなった。でももうあれは夢、こっちは現実と気持ちを殺した。

「すごいね。ほんとに毛布の洞くつだね。」

息子は満足したのか、ぴょんと洞くつを飛び越えて、そのままお手洗いに行った。

今朝の記録おわり(^^)/

#夢 #記録 #日記 #洞くつ #光 #こども

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