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スワイプ世代への警鐘:学連が目指すコミュニティの方向性
暑い日が続いていますね。皆さま体調管理にお気をつけください。
さて、今回は若者を中心に取り巻く社会的な風潮から私たちのコミュニティが目指す方向性を書いてみたいと思います。
現実
以前書いた記事で掲げた夢は大きいですが、現実はまだまだうまくいっていません。
入会してくれる方もいれば退会していく方もいます。日々コミュニティのあり方を考えさせられています。
学連に入会してくれた方たちに
コミュニティに所属することの魅力
誰かの心を動かす存在になれることの喜び(与えることの喜び)
をいかに伝えていくか。これが私たちの課題であり、使命だと感じています。
システムに依存する私たち
ここで少し、現代社会の傾向について触れたいと思います。
テクノロジーの発達により、私たちの生活は非常に便利になりました。しかし、その便利さの中で、人間関係までもシステム的に捉え、交換可能なものとして扱う風潮が強まっているように感じます。
(例えばマッチングアプリでは自分の好みに合う人にたどり着くまで画面をスワイプしていきます。低コストで出会いと別れを繰り返すことに抵抗がない状態が一般化してきています。)
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自分にとって損か得か、タイムパフォーマンスが良いか、などという観点だけで物事を判断し、合わないと感じたらすぐに別のものに乗り換える。そういった考え方が若い世代を中心に広がっているように感じています。
一見、これは個人にとって合理的な選択のように思えるかもしれません。しかし、社会全体で見たとき、この傾向は危険をはらんでいると思います。なぜなら、自分自身もまた他者にとって「交換可能な存在」になってしまうからです。さらに言えば、システムに守られた快適な環境でしか生きられなくなってしまうのではないでしょうか。
こういった状況下では、自分の外側である中長期的な社会課題に目を向けることは難しくなります。例えば、地球環境問題や人権問題といった、私たち一人一人が真剣に向き合うべき課題にも、関心が向きにくくなってしまうと思います。
また、災害発生時に、物流や水道など社会のインフラシステムが機能しなくなったときに、人間同士で衣食住を支え合うコミュニティの力が失われてしまうことをとても危惧しています。
コミュニティに向きあう大切さ
私は、テクノロジーがもたらすシステムの利便性を否定しているわけではありません。学連では、システムをうまく活用しながらも他者への貢献やコミュニティへの関心を忘れないことを第一にしていきたいと考えています。
学連メンバーには、「生涯の仲間をつくる」というキーワードを常に伝えています。
交換可能で自分本位なコミュニティ選びではなく、社会への接点として大切に所属してほしいのです。
コミュニティには、良い所どりはありません。時に困難や葛藤も伴います。しかし、仲間たちと積極的に関わることこそが、何よりも人間の生存戦略につながると信じています。絆を育むにはエネルギーが必要です。だからこそ、簡単には手に入らない価値があると信じています。
私たちはこのような考え方を伝搬させていき、日本全国の水辺から地域活性化を担っていける人材を育てていきたいと考えています。そのために、これからも努力を重ねていく所存です。
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皆さまには、引き続き私たちの活動を見守り、応援していただければ幸いです。一人でも多くの学生が、SUPを通じて自己実現と社会貢献の喜びを味わえるよう、全力で取り組んでまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。素敵な夏の日々をお過ごしください。
(P.S. 現役の学連メンバーの皆さんへ
もしSUPを続けるか迷っている人がいたら、ぜひ一度相談してください。学連コミュニティには、皆さんが想像以上に成長できる可能性が詰まっています。学連と共に成長できる選択肢を一緒に考えていきましょう。)
(今回の記事は以下の本の影響をつよく受けています。ご興味ある方はぜひ読んでみてください♪)(Amazonアソシエイトリンクです)