オタクにならなくてもいっか
2020年も終わる今日このごろ。
なんとなく来年の目標でも立てたろうかなって時に、まず第1に浮かんだのが、伸びしろのあるオタクになりたいなぁってことでした。
オタクって言葉が近年になって色んなジャンルで使われるような感覚ありませんか?昔はオタクっていえば、2次のきゃわゆい美少女キャラクターを愛し、ニコ動に弾幕を張り、秋葉原に居を構えるおもにチェックシャツをきた、メガネの男(…ってこの、『ステレオタイプ』一体どこで私たちの頭に定着したのか…本当にいたの?彼らは…いやでも、見たことはあるしなぁ…)ってところでした。
が、しかし、最近ではアニメオタク、漫画オタク、洋画オタク、2.5次元オタク…とまあ、色々とオタクを修飾する単語も増え、あげくサブカル出来なものに留まらず、とにかくその分野に特化した自分のことを〇〇オタクと自称することが多くなった気がします。
そうしてるうちに、オタクとなのる人口も自然増え、チェックシャツの率がガクッと下がった結果、市民権を得たというか、オタクという言葉に負の意味合いが薄れたような気がします。オタクとは今や、好きな趣味をしっかり持っている人のことを指すと言っても過言ではないかも…
かくいう私も、むかーしむかしは、所謂漫画オタク、もしくはビーンズ文庫あたりを読み漁ってたライトノベルオタク?(とでも言うのか)、その辺に生息してましたが、洋画や2.5次元に触れ、オタクというほどの深みはまだありませんが、各地を飛び交う愛好家くらいにはなりました。
ただこの、洋画に関しては数年前位からですし、2.5次元に関しては、まだまだヒヨコ…いや、ヒヨコの足が殻から出た程度…
ただ、頑固になるにはまだ若いですが、新たなジャンルに飛び出すのは、なかなか気力が必要で、その気力体力は年々失われていくことも事実
しかし、世の中には沢山のオタクたちが、素晴らしき、愛すべき沼に浸って、こっちにおいでと手招いてるわけです。なんて、楽しそう!!!それから、羨ましい!好きな物に没頭できる能力がうらやましい!!
だからこそ伸びしろが欲しいなって。
オタクになれる才能が欲しいなって。
刀剣乱舞の舞台を見た時に、特撮沼にいた時の自分の道筋はどうだったかと思い出したところ、まず俳優さんたちの名前を覚える。それぞれのアメブロにいき、過去の記事を読む。仲の良い俳優さんもチェックする。お目当ての舞台以外も簡単にチェックする。そこまでして、なんとか、沼に入る準備ができたとする…嘘でしょしんどい。私特撮にハマってた頃そんなことしてたの???
それを今できるかと言われると、なにせ体力がない。仕事から帰って家事して、YouTubeでナポリの男たちを見て、寝る。その繰り返しの中に、無理やりなんとか時間を作って、新たな沼の開拓時間とする…にはあまりに体力なさずき…絶望…せっかくすすめてもらったのに…こんなに楽しいのに!!オタクになりきれない!!
そのくせにですよ。ようやく、諸々落ち着いて、手元には資金があって、もともと色んなものに手を出したくなるくせはしっかりと残ってて。
登山がしてみたいんです。高くなくていい、そこそこの山を、「ああなんかいいなぁ」って思いながら登って頂上でコーヒーが飲みたいです。
海釣りがしたい。昔昔、親に朝めちゃくちゃ早く起こされて連れてかれ、寒い夜明け前の海でひたすら小アジを釣ったの、今になってまたやりたい。
キャンプがしたい。キャンプっていうか、火をくべたい。ひたすら火がみたい。ばんばん木を燃やしたい。
エヴァ公開ですって。また全部見返さなきゃじゃん。
ジョジョ完走したい。多分無理だけど。
溜まった、映画のDVD消化しなきゃ。
ちょっと手の込んだ料理したい。
そんなのと思ってるうちに、ふと気がついたんですよ。オタクになれなくていいやって。ただちょっとあなたの沼見せて欲しいんです。そんでちょっとだけ、手先だけ入れみたいんです。
なんかちょっとやってみよう…これが2021の目標です。
生きるぞ自分、愛すべきもののために
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?