見出し画像

17歳の一人旅。ドーハでの27時間が最高だった話 【ハマド空港とドーハメトロ】

ロンドンから東京へ向かう途中、ドーハで27時間のトランジットをしました。正確にはストップオーバーになるのかな。その時、カタールの首都ドーハを一日観光して、大好きになった話です。ちなみに旅行者は17歳女子高生の私、一人です。
長くなりそうなので、まず、ドーハの市内へ出るところまで。

ハマド国際空港

カタール入国

初のカタール航空で、ロンドンのヒースロー空港を夜7時45分に出発し、ドーハのハマド空港には朝4時半に到着した。日の出の少し前の薄暗い時間で、砂漠がうっすら見えた。空から見ると、ドーハが本当に砂漠の中にあるのがわかり、少し嬉しくなった。

飛行機から降りると、ほとんどの人が乗り継ぎの方向に向かっていたのが印象的だった。やはり、乗り継ぎで利用する人が多い様子。入国の方向には本当に少しの人しか進んでおらず、私も職員の方に乗り継ぎ方面へ誘導されかけた。

入国審査のところへ行くと、拍子抜けするほどあっさりと入国スタンプを押してもらえた。特に見せる書類などもなく。だいたいどこの国にもパスポートだけで行ける、日本のパスポートには大感謝だ。

チェックイン?

そしてこの後一悶着が。次の羽田空港行きの飛行機のチェックインと荷物預けのためにチェックインカウンターに行ったところ、12時間前にならないと荷物は預けられないと言われた。これは一応想定内だったので事前に荷物預け場所として調べていた Radical Storage を30カタールリヤル(約1200円)で予約した。

Radical Storageが開くのは9時だったためそれまでどうやって時間を潰そうかと思い、出国エリアをうろうろしていると、カタール航空のスタッフに大丈夫?と声をかけられた。優しい。私は割と童顔なので、大きな荷物を持って一人でいる姿は相当心もとなく見えたのだろう。
荷物を預けられない旨を伝えると、「どうにかできるかもしれないからちょっと待って」と言われ、言われるがままに5分ほど待っていると、なんと特別に預かってくれることになった。搭乗券も発券してくれ、このおかげで私はチェックインの心配をせずに1日ドーハを楽しむことができたのだった。

Radical Storageは少し外れた場所にあり、タクシーを使うしかなさそうだったので、本当にありがたかった。ロンドンでの対応が良かったのもあり、単純だがカタール航空がとても好きになった。まあ、Radical Storage の1200円は返金不可で、無駄に払ってしまったのだが。。

空港にはカタールの国獣、オリックスが沢山いる

ドーハ市内へ

ドーハメトロ

ということで、空港内のATMで100リヤルの現金を引き出し、朝食の場所を少し調べてから、8時にドーハメトロで市内に向かった。

駅に向かう途中、一瞬外に出る場所があった。まだ8時なのにも関わらずムワッとした熱い空気を感じて、ようやく中東の国にやってきたという実感が湧いた。同時にとてもワクワクして一人で小走りになるほどだった。どこでも、いざ行動を開始すると胸が高鳴る。

ドーハメトロのレッドラインの路線図

ドーハメトロは一日乗り放題パスがたった6リヤル(約240円)で、さすがお金持ち国は違うなーと感心した。
ちなみに、Goldという一等車のようなものもあって、そちらは一日パスが5倍の30リヤル。普通車からちらっとGold車も見たが、座席が広くて手すりなどがついており、豪華な感じ!ただ、普通車でも座れるし、正直5倍の差があるかと言われると微妙だと思った。

後で知ったが、ドーハのメトロは日本の企業が製造を担っており、さらに無人運転らしい。すごい。
あと、下の写真のように子供用なのか、背が低く足元に台のある座席があり、なんか優しいなぁと思った。

ドーハメトロの車内
朝なので人もまばら。近代的

イスラム教の国なので、駅の中にも祈りを捧げる場所があった。こういう小さいことにも、この場所の特別感が感じられて嬉しくなる。知識として頭の中にあったものを実際見た時の喜びというか。
ピクトグラムが可愛くて気に入ったが、私は最初どちらが女性でどちらが男性なのかわからなかった。

可愛いピクトグラム

まずは朝ごはんを食べに、有名なスーク・ワキーフへ。スークはアラビア語で市場という意味。空港からは乗り換え一回で行ける。ドーハメトロは今のところRed/Gold/Greenの3路線しかなく、とてもわかりやすかった。

----------

スーク・ワキーフの話はまた別に。とても魅力的で面白い場所で、私はすごく気に入りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?