奥山村物語ー50
「そうだ、毎日毎日拾い続けたんじゃよ。腰は痛くなるしな…それにな、土がやせていて、たい肥を入れたり、鶏糞と言って、鶏の糞を発酵させたものを入れたりしてな…やっとここまで来たんじゃ。まともに米がとれるようになった時には、こっちはこんなジジイになっちまった。ハハハ」
あかりちゃんはうんうんとうなずいています。
つむろく君はその話を、おにぎりを見つめながら聞いていました。
そのあと、つむろく君が、いたずらで、石などを田んぼに投げ入れることはなくなりました。
ここから先は
962字
¥ 150
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
是非、応援のためのサポートをお願いします。 集まったお金は、自然学校の厳しい生活に追い込まれている若い人たちのために使わせていただきます。