恋と音楽の職務経歴書
私にとって音楽は、大切な恋に悩んだときの道標のようなものだった。
悩んでる最中に出会えた音楽もあれば、悩んでいたことを懐かしく想い出すようになってから、出会った音楽もある。
だから、#音楽の履歴書 というハッシュタグを使ってなにを書こうか悩んだときも、書きたいと思ったのは、恋に悩んでいたあの頃の私に届けたいプレイリストだった。
彼との出会いは、高校生のとき。
彼は私の友達が好きで、私にも他に好きな人がいた。彼の相談に乗るうちに、友達のままでいることが辛くなるなんて、よくあることなのかもしれない。
DREAMS COME TRUEの「サンキュ.」
なにが辛いとか、そんなこと言葉にしなくても分かりあえてる気がしてた。
ただ当たり前にいつも隣にいるのが彼だった。
back numberの「ハッピーエンド」
叶わない想いを抱えたまま過ごした高校時代。
友達以上恋人未満なんて、彼に対して、そんな風におもえなかった。
いつか、自分の恋が終わるように何度も願ってた。
aikoの「星物語」
この曲に出会って、この恋から卒業できない自分を、初めて認めてあげることができた。
だって、私からこの恋をとったら、私の人生じゃないから。
初めて会ったときから、私の人生の物語には彼が必要だった。
JUJUの「この夜を止めてよ」
止まらない想いを、私たちはうまく消化できなかった。「好き」とか「愛してる」とか、言葉にできたら、きっと少しは楽になれたのかもしれない。
だからあの一言をくれたとき、私は彼との夜の時間を止めたいと切に願った。
Uruの「あなたがいることで」
あなたが言ってくれた言葉で、「愛してる」という一言より大切にしまっておきたい言葉があった。
「お前が好きでいてくれたから、俺はずっと頑張ってこれた。自分に自信が持てた」
大切な大切な恋の記憶は、これからもきっと時折私の胸を悪戯にかき乱すと思う。
そんなとき、今まで出会えた音楽と、これから出会える音楽が、私の気持ちを守ってくれる気がする。
ささいな笹さんのこちらのnoteを参考に、忘れられない恋のプレイリストを作ってみました。
2020.11.5